2020年06月07日
越境して睡蓮
写真を撮影する時の苦労には2つのパターンがあります。
一つは感激するほどの場面に出会った時に、いかにその感動を写真にして伝えることができるかで苦労しますが、大抵は出会った時ほどの感動を写真にすることができません。
またもう一つは、期待したほどではなかったのですが、その条件で、いかにそこが素晴らしい場所であるかの如く、見る人にごまかして伝えるかで苦労するわけです。
なぜこういう話になったのかというと、今日行ってきた場所は、まさにその後者の方の苦労だったからであります。
つまりこういうことでした。
ネットの記事でこの場所の睡蓮の花が見ごろでとってもきれいだよ・・という記事に騙されて、県境を越境して高速で1時間15分の某所に行ってきたのでありました。
昨日のうちに、友人のS先生に電話で「睡蓮の花はハスみたいに朝早い方がいいの?」と聞いたら「睡蓮は字の如く睡眠するハス」と書くので、早朝は眠っていて太陽がある程度上がらないと花が開かないそうなんであります。
ついでに「あっ、PLフィルターは絶対持って行けよ」
という具合にちゃんと予習もして、我が家から高速入り口まで5分、高速道路を1時間走って、インターを降りて10分で到着です。
いや、高速に乗ってから知ったのですが、今月14日までは高速料金の休日割引きがないんだそうでありまして、これまたアチャ~となって、片道2380円×2プラス最近値上げしてきたガソリン代の経費がかかってしまいました。
それでも感激するような光景ならば全然いいのですが・・
いや、睡蓮というと自分はモネの絵を思い出して、きっとあの絵ような澄んだ水に大きな睡蓮の花が浮かんでいる、いやぁ~あそこまではいかなくともそこそこきれいな風景なんだろうと期待して行ったわけでありまして。
さて駐車場から歩いて行ってみると、確かにたくさんの小さな睡蓮の花と葉っぱが池の水面をほとんど覆っていまして、ちょっと汚い水と、一部はかなり干上がって泥になっている状態でありました。
帰ろうかと思ったのですが、せっかく経費もかけて来たのにそれもまた悔しいし、そこで後者の苦労をするわけであります。
かなり久しぶりに引っ張り出したペンタックスの思い大きな望遠レンズ+PLフィルターと三脚を担いで移動。
モデルになりそうな花をようやく見つけて、雲の切れ間から光が花に当たった瞬間をパチリパチリ。
[スポットライト]
またPLフィルターを効かせないで、水面に青空を反射させて撮ってみます。
[なつぞら]
今度はPLフィルターを目いっぱい効かせて水面の反射を取り除いて、水面を黒く落として、睡蓮の花だけを浮かび上がらせてみました。
ほら、なかなか素敵な撮影スポットみたいでしょ?
これが後者の苦労で、これはこれでうまくごまかせた場合はなかなか楽しいのであります。
全部クリックしてど~ぞ!
[睡蓮]
一つは感激するほどの場面に出会った時に、いかにその感動を写真にして伝えることができるかで苦労しますが、大抵は出会った時ほどの感動を写真にすることができません。
またもう一つは、期待したほどではなかったのですが、その条件で、いかにそこが素晴らしい場所であるかの如く、見る人にごまかして伝えるかで苦労するわけです。
なぜこういう話になったのかというと、今日行ってきた場所は、まさにその後者の方の苦労だったからであります。
つまりこういうことでした。
ネットの記事でこの場所の睡蓮の花が見ごろでとってもきれいだよ・・という記事に騙されて、県境を越境して高速で1時間15分の某所に行ってきたのでありました。
昨日のうちに、友人のS先生に電話で「睡蓮の花はハスみたいに朝早い方がいいの?」と聞いたら「睡蓮は字の如く睡眠するハス」と書くので、早朝は眠っていて太陽がある程度上がらないと花が開かないそうなんであります。
ついでに「あっ、PLフィルターは絶対持って行けよ」
という具合にちゃんと予習もして、我が家から高速入り口まで5分、高速道路を1時間走って、インターを降りて10分で到着です。
いや、高速に乗ってから知ったのですが、今月14日までは高速料金の休日割引きがないんだそうでありまして、これまたアチャ~となって、片道2380円×2プラス最近値上げしてきたガソリン代の経費がかかってしまいました。
それでも感激するような光景ならば全然いいのですが・・
いや、睡蓮というと自分はモネの絵を思い出して、きっとあの絵ような澄んだ水に大きな睡蓮の花が浮かんでいる、いやぁ~あそこまではいかなくともそこそこきれいな風景なんだろうと期待して行ったわけでありまして。
さて駐車場から歩いて行ってみると、確かにたくさんの小さな睡蓮の花と葉っぱが池の水面をほとんど覆っていまして、ちょっと汚い水と、一部はかなり干上がって泥になっている状態でありました。
帰ろうかと思ったのですが、せっかく経費もかけて来たのにそれもまた悔しいし、そこで後者の苦労をするわけであります。
かなり久しぶりに引っ張り出したペンタックスの思い大きな望遠レンズ+PLフィルターと三脚を担いで移動。
モデルになりそうな花をようやく見つけて、雲の切れ間から光が花に当たった瞬間をパチリパチリ。
[スポットライト]
またPLフィルターを効かせないで、水面に青空を反射させて撮ってみます。
[なつぞら]
今度はPLフィルターを目いっぱい効かせて水面の反射を取り除いて、水面を黒く落として、睡蓮の花だけを浮かび上がらせてみました。
ほら、なかなか素敵な撮影スポットみたいでしょ?
これが後者の苦労で、これはこれでうまくごまかせた場合はなかなか楽しいのであります。
全部クリックしてど~ぞ!
[睡蓮]
urutorahurosu at 16:43│Comments(3)│写真の話
この記事へのコメント
1. Posted by 0yazi 2020年06月08日 20:22
こんばんは
PL無しの睡蓮・・・自分は好きであります。
なんか、有名な西洋の画家の絵を思い浮かべました!!!
いずれの花も美人さんですね。
PL無しの睡蓮・・・自分は好きであります。
なんか、有名な西洋の画家の絵を思い浮かべました!!!
いずれの花も美人さんですね。
2. Posted by kusakabe-dc 2020年06月09日 08:13
oyaziさんへ
この場所は、oyaziさんの近くだと思いますよ。
ちょっぴり美人さんを何とか見つけられました。
昭和M公園ですよ。
この場所は、oyaziさんの近くだと思いますよ。
ちょっぴり美人さんを何とか見つけられました。
昭和M公園ですよ。
3. Posted by 知青 2020年06月12日 09:54
いずれも魅力的ですが
2枚目が一番好きです!
フィルターの効果がこんなに絶大ならば
わたくしにもかけてみたい、
かな(笑)
2枚目が一番好きです!
フィルターの効果がこんなに絶大ならば
わたくしにもかけてみたい、
かな(笑)