我が家には天井裏がないのでデジタル機器は怖い 一瞬にして消滅

2019年05月30日

京大 学生街の青空と廃墟

今日は晴れで午後休みなので、夕方から散歩して5時から飲みでもしたい気分なのですが、残念ながら午後は会議とその後の飲み会があって自由になれません。

さて京都大学のある百万遍から銀閣寺方面の北白川・吉田山界隈は、ぶらりと散歩するには格好の場所なのですが、以前から見かけていたとても気になる古いビルがあります。

今回すぐ近くまで行ってみると、もう完全な廃墟状態、鉄塀に囲われて中には侵入できません。
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[廃墟]










後で調べてみたのですが、ここは戦前の京都帝国大学が借り上げた中国台湾留学生のための学生寮だったようです。
戦前モダニズム建築でとても雰囲気のある建物です。
築103年のあのボロボロの吉田寮に比べて、何と立派なことか、でもこちらはもう完全な廃墟状態で廃墟マニアにはたまらない場所なのでしょう。

10年近く前に無人になったようですが、これまでに台湾が買い上げたり裁判で中国の所有になったり、所謂二つの中国問題でいざこざがあり、壊すに壊せないでいるようです。
窓ガラスもほとんど割れて、内部はいったいどうなっているのでしょうか?
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 [光華寮]












壁面は蔦で覆われてきていて、雰囲気も最高。
青空に廃墟って美しいものですな。

モダニズム建築としての文化的価値もあるようなので、日本が買い取って、きれいにリフォームすれば人気スポットになるのではと思ってしまうのです。
京都市内にはそのようなビルがいくつもあるじゃありませんか。

そんなディープな場所を、クリックしてど~ぞ!
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[青空に廃墟]


urutorahurosu at 05:42│Comments(3)ディープな京都 

この記事へのコメント

3. Posted by 知青   2019年05月30日 09:55
>戦前の京都帝国大学が借り上げた
 中国台湾留学生のための学生寮
 日本って、そんな懐の広いことしていたのですか!!
 日本人ってステキです。
2. Posted by oanikki   2019年05月30日 10:12
京都に住んでいてその存在を知りませんでした。眺めに行ってこようと思います。
<AT>
1. Posted by kusakabe-dc   2019年05月31日 06:11
oanikkiさんへ
今出川通、京大農学部前のバス停と北白川バス停の中間あたり、吉田山の向かい側なのですぐわかりますよ。

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