目覚め秋祭りの週末(流鏑馬)

2013年09月14日

胃カメラ考

前回の胃カメラのブログには、たくさんのメッセージありがとうございました。
コメ返がマメにできなくてすみません。
そのメッセージの中で、ヤプミーのさくらさんの「もっと胃の中が簡単にわかるといいんですけど。。」のコメントを読んで、以前書いたブログを思い出しました。

そもそも人間の消化管の構造は、簡単に言えばおでんで食べる「ちくわ」のようなもので、口からお尻まで1本でつながっているわけですね。
なので、ストレスを感じたり暴飲暴食をしたりすると胃に炎症や潰瘍ができるように、口の中にも炎症や潰瘍ができたり歯周病が悪化したりします。
舌にもいろいろな症状が出るので、東洋医学では「舌診」という学問が確立されているほどです。

胃の中の不調は皆さんが経験しているように、決心して内視鏡を使って覗かなければ見ることができません。
例えればこんな感じですかね。
4185b861.jpg



[覗き見]










それに比べて口の中は直接肉眼で気軽に見ることができるので、例えればこんな感じでしょうか。
9128959c.jpg

 [絶景]












つまり、普段から定期的に口の中に気を配って観察やケアをするということは、そこから先の消化管の調子を整えたり、不調を予防することにもつながってくるというわけなのです。

最初の写真は鉄ちゃんには有名な鶴見線海芝浦駅。
キップがあっても東芝の社員証がないと改札を出られないという恐るべき駅の、ホームにある小公園の救命浮き輪から運河の船を覗きました。
次の写真は北海道美瑛の五稜の丘から十勝岳を望んでいます。
どちらが絶景かは言わずもがなです。

秋の気配が忍び寄り、朝晩は涼しくなりました。
そろそろおでんの竹輪が恋しくなる季節です。
もしおでんを食べる時には竹輪を見ながら、こんなことでも思い出してください。

今の時期の季節の変わり目は、親知らずが腫れたり歯周病で歯肉が腫れたりする患者さんが増える時期でもあります。
どうぞお口のケアを怠りなく、ご自愛くださりませ。
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urutorahurosu at 05:02│Comments(5)歯にまつわる話題 

この記事へのコメント

5. Posted by こんあいば   2013年09月14日 08:10
鶴見線って、ほぼ地元です。
川崎在住なので。
救護用の浮き輪をそうゆう風にたとえたのは、ユニークですね。
独身の頃、病棟の事務をしてたのでこの手の写真みてきました。
そんなイメージですよね。さすがです。
4. Posted by ブルースカイ   2013年09月14日 08:11
自分のことを言われているような気がしました。ある有名企業(Pの頭文字)に騙され、10年以上もストレスを受け、身体も心もボロボロ。
法を無視する企業体質があまりにもヒドイので、法廷で闘いましたが、企業べったりの裁判官、やむなく最高裁に上告しましたが、棄却。ものすごいストレスで、眠れない日が続き、歯が、ボロボロ。ついに抜歯。これからは口の健康に気をつけます。
3. Posted by アッシー   2013年09月14日 22:55
こんばんは!
とてもわかりやすい説明で、なるほど…と、熟読してしまいました(;^_^A
2. Posted by さくら   2013年09月15日 00:02
なるほど、ではやっぱり中にカメラを入れるほかないんですね。
最近カプセル型の胃カメラも開発されているとは聞きますが、胃はヒダがあるから空気を入れながらじゃないと難しい気もします。胃カメラって、空気を入れて膨らませるのも不快ですよね。
やっぱり麻酔で眠っておくのがイチバンということでしょうか☆
1. Posted by kusakabe-dc   2013年09月15日 07:43
こんあいばさんへ
JR鶴見線・・好きなんですよ。
枝線は週末だけ秘境駅の宝庫ですね。
国道駅なんて、もう最高ですね。
ブルースカイさんへ
年齢の「齢」は、歯に命と書きますから、しっかり噛めることが長寿につながると、昔から分かっていたんですね。
口の中は体の鏡ですから、大事にしてください。
アッシーさんへ
ありがとうございます。
たまにはこんな切り口の話もいいもんでしょ?
さくらさんへ
一時期、カプセル型の胃カメラが話題になったことがありましたが、最近は話題に上がりませんね。
カプセルといっても結構大きそうで、自分はとても飲む自信がありません。
やはり「ミルク」で眠るのが一番です。

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