2013年07月10日
雪国人の知恵
弘南鉄道で黒石に行って、ぜひ見たかったのが「こみせ」と言われる雁木造りの道です。
上越市や弘前城の近くにも残っていますが、黒石の「こみせ通り」も重要伝統的建造物群保存地区に指定されていています。

[こけしとこみせ]
昔の雪国では重機による道路の除雪などはもちろんなかったので、悪天候時は商店街の買い物なども、道路を歩くのもままならなかったわけです。
そのために考えられたのが、「雁木造り」という各商店が軒を延長して柱で支えた、アーケードに類似した空間で、屋内でもなく屋外でもない中間領域的な歩行空間です。
ただ、アーケードと違うのは冬になると、「しとみ」という板を腰の高さくらいまで柱の間に落としこんで、吹き込む雪が通路に入るのを防いでいます。
おまけに夏の日照りの時には日陰になるので、涼しく買い物ができるという優れものです。
この日の風は爽やかながら日差しが強くて、「こみせ」のおかげで気持ちよく見学できました。
道路は車も走らないわけではないのですが、車のない瞬間を狙って撮りました。

[初夏]
風雪にさらされているので、保存がとても難しそうです。
こみせのベンチでバスを待つ老人。
全部クリックしてど~ぞ!

[老人]
上越市や弘前城の近くにも残っていますが、黒石の「こみせ通り」も重要伝統的建造物群保存地区に指定されていています。

[こけしとこみせ]
昔の雪国では重機による道路の除雪などはもちろんなかったので、悪天候時は商店街の買い物なども、道路を歩くのもままならなかったわけです。
そのために考えられたのが、「雁木造り」という各商店が軒を延長して柱で支えた、アーケードに類似した空間で、屋内でもなく屋外でもない中間領域的な歩行空間です。
ただ、アーケードと違うのは冬になると、「しとみ」という板を腰の高さくらいまで柱の間に落としこんで、吹き込む雪が通路に入るのを防いでいます。
おまけに夏の日照りの時には日陰になるので、涼しく買い物ができるという優れものです。
この日の風は爽やかながら日差しが強くて、「こみせ」のおかげで気持ちよく見学できました。
道路は車も走らないわけではないのですが、車のない瞬間を狙って撮りました。

[初夏]
風雪にさらされているので、保存がとても難しそうです。
こみせのベンチでバスを待つ老人。
全部クリックしてど~ぞ!

[老人]
urutorahurosu at 04:06│Comments(3)│ちょっといい旅・小さな旅
この記事へのコメント
3. Posted by ブルースカイ 2013年07月10日 08:56
昔、東北の夏祭りを楽しむドライブ旅で、青森から弘前に行った時、こみせ通りを見ました。今風で言うと商店街アーケードですね。雪国の知恵が生み出した傑作だと感心しました。イタリアでも、これに似た、通りが建物の一部になっている中世の文教都市がありましたね。どこへ行っても同じ没個性の町が増えていますが、私は古い町並みに心が惹かれます。
2. Posted by とき 2013年07月10日 14:46
小学校の社会の教科書にも載っていますね。
1. Posted by ママ 2013年07月13日 18:32
今晩は。はじめまして。~こみせ~っていうんですか、
小学生の社会の時間で知った様に思います。でも、名前はあったのかなあ?~覚えてないんです。こちらは瀬戸内海ですので、雪はすくないですし、私の住んでいる町はもっと降らないです。
東北は私の家からは遠すぎて、行く事は出来ないな、と思う場所です。
昔、おいらせに行こう、と思った時期がありましたが、季節によっては今1つ、とか聞いて行きませんでした。
雪は場所によっては、凶器にもなりますね、(今年の事故とか)
お金と時間があれば、東北3大祭り、とか行ってみたいです。
小学生の社会の時間で知った様に思います。でも、名前はあったのかなあ?~覚えてないんです。こちらは瀬戸内海ですので、雪はすくないですし、私の住んでいる町はもっと降らないです。
東北は私の家からは遠すぎて、行く事は出来ないな、と思う場所です。
昔、おいらせに行こう、と思った時期がありましたが、季節によっては今1つ、とか聞いて行きませんでした。
雪は場所によっては、凶器にもなりますね、(今年の事故とか)
お金と時間があれば、東北3大祭り、とか行ってみたいです。