雨の日には雨の写真を(宮島へ)竹原ブラブラお散歩写真

2013年06月27日

ミツバチ大量死と農薬

一昨日、元養蜂家の県議のセンセイの話を聞くことができました。
最近、全世界的に大量死や大量失踪のためにミツバチの数が激減して、サクランボなどのミツバチを使っての受粉作業に大きな支障を生じていることが話題になっていますが、その原因は農薬のようです。
ネオニコチノイド系の農薬で、果樹や野菜の殺虫目的で近年多用されているのですが、この農薬の特徴は、神経毒性(汚染されたミツバチが痴呆状態になるので巣箱に戻れずに失踪)、浸透性(作物に吸収されるので洗っても落とせない)、残効性(地中に長期に残留する)ですが反面、農家にとっては使いやすい農薬のようです。

巣に戻ったミツバチは、仲間の蜂が体の汚れを舐めて落としてあげる習性があるために、汚染されたミツバチが巣に戻ると、他の蜂も汚染されてしまって、巣箱内のミツバチがほぼ全滅してしまうのだそうです。

EU諸国ではすでに、この農薬のミツバチの大量死をきっかけに、2000年頃からネオニコチノイド系農薬の使用禁止が広まり、今年末には全面禁止になるようです。
一方、日本ではまだ何の対策もとられていません。

「虫だけ駆除して人間には無害の農薬」など存在するわけもないので、農産物に吸収されたこれらの農薬が人体にとって有害であることは当たり前ことです。
虫が食べようともしない、見た目だけきれいな農産物を並べているスーパーなどの農産物の実態は、なかなか報道されません。
この農薬は空中散布もされていて、噴霧すると空中に滞留します。
遠くから見ると、この農薬の霧は風に乗って市街地の上まで飛んでいくのが見えるのだと、有機農業家の人が言っていました。
そしてその霧の下の住民の人の健康被害は・・・

きれいな空気を求めて都会から農村へ移住する人が、逆に健康を害してしまうこともありうるのかもしれません。
何を食べればいいのか、いろいろ勉強が必要です。
意識的に食べるのか、無意識に食べるのか・・

写真は2年前の写真ですが、月山のチングルマの花から花へ飛び回るミツバチくん。
クリックしてど~ぞ!
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 [花から花へ]



urutorahurosu at 04:22│Comments(4)今日このごろ 

この記事へのコメント

4. Posted by えびおう   2013年06月27日 12:21
情報展開、有難うございます。深刻ですね。
3. Posted by とき   2013年06月27日 14:45
怖い話ですよね。{汗}
ミツバチが減少しているという話は、
以前テレビでやっていましたが、
原因は農薬だったのですね。{YES}
2. Posted by キャロ   2013年06月28日 03:27
日本でも 早急な対策をお願いしたいですね。
ミツバチちゃんも可哀想ですね。
1. Posted by batasyan   2013年06月28日 07:23
おはようございます。
農薬屋さんの話だと、最近農家が使う農薬より家庭菜園などで使う農薬の方の需要が増えて来たと言ってました。
家も農家やってますが、農薬は高い経費です。そんなに無駄には出来ません。家庭菜園だと面積少ないのに必要以上散布してるような気がします。

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