2013年05月30日
塩素は肌の老化促進剤
温泉に関する法律というのは、今から65年も前に施行された「温泉法」というザル法が唯一あるだけで、このいい加減な法律が様々な問題を引き起こしています。
ザルだらけなので問題がありすぎて書ききれませんが、「循環温泉」に消毒目的で投入する塩素について。
塩素というのは家庭で使う漂白剤と一緒でプールの臭いでおなじみですが、強い消毒作用があり、お湯の中の雑菌やレジオネラなどの病原菌を殺菌するのに効果があります。
歯の治療でも、有機質溶解剤として歯の神経の穴を消毒殺菌するのに塩素を使うほど強い作用があります。
水道水にも塩素が投入されていますが、これは投入量がある程度管理されていますが(これもかなり問題あり)、温泉に投入する塩素については量の規定がありません。
この「循環温泉」では、1週間から1ヶ月も同じ湯船の「温泉」を換水しないで使い回して、人間の汗などの老廃物や下半身の汚れなども溶け込んだお湯に目分量で塩素を投入して消毒しているのです。
これはもう「温泉」と言えるどころか「汚泉」「塩素泉」と呼んだほうがいいと思える状態ですが、これでも「温泉法」では温泉なのです。
最近になってこの温泉法も改正されて、「温泉」の表示をもっと詳しく表示するように義務化されましたが、必ずしも守られているわけではありません。
循環風呂は何回も使い回しされているために人間の老廃物が取り込まれ、温泉の生命力を失っている「まがい物の温泉」です。
まあ施設によって、お湯の使い回しの頻度や塩素投入量などに程度の差はあるでしょうが、こんな「温泉」に入るくらいならば、塩素量が管理されている水道水の家庭のお風呂に入るほうが、まだ安全でしょう。
循環温泉に共通しているのは、入浴後の体があまり温まらないことと、浴場の天井で換気扇がブンブン回っていて湯気がこもらないこと(塩素ガスを逃がすため)。
塩素は毒ですから、人間の体はその毒をできるだけ全身に回らないようにしようと、生体の防御機能が働いて血流が良くならず、体が温まりにくいのです。
もしこんな温泉に入った時は、必ず最後はシャワーで体を流して上がりましょう。
塩素量が管理されている水道水のほうが、まだ安全ですので。
もちろんこんなお風呂に入ったら、肌はガサガサ老化します。
逆に循環風呂のお湯のほうがヌルヌルスベスベになるのは、塩素が人間の肌の細胞を壊したり(有機質溶解剤なので)、他人の老廃物がお湯に溶け込んでいるからなのです。
山の中の温泉の女将がスベスベ美肌なのは、毎日入っている温泉成分の影響というよりも、「塩素泉(温泉法にはこういう表示はありませんが)」に入っていないためなのかもしれません。
写真は乳頭温泉郷黒湯旅館の裏に自噴する、完熟の本物の温泉。
クリックしてど~ぞ!

[完熟温泉]
ザルだらけなので問題がありすぎて書ききれませんが、「循環温泉」に消毒目的で投入する塩素について。
塩素というのは家庭で使う漂白剤と一緒でプールの臭いでおなじみですが、強い消毒作用があり、お湯の中の雑菌やレジオネラなどの病原菌を殺菌するのに効果があります。
歯の治療でも、有機質溶解剤として歯の神経の穴を消毒殺菌するのに塩素を使うほど強い作用があります。
水道水にも塩素が投入されていますが、これは投入量がある程度管理されていますが(これもかなり問題あり)、温泉に投入する塩素については量の規定がありません。
この「循環温泉」では、1週間から1ヶ月も同じ湯船の「温泉」を換水しないで使い回して、人間の汗などの老廃物や下半身の汚れなども溶け込んだお湯に目分量で塩素を投入して消毒しているのです。
これはもう「温泉」と言えるどころか「汚泉」「塩素泉」と呼んだほうがいいと思える状態ですが、これでも「温泉法」では温泉なのです。
最近になってこの温泉法も改正されて、「温泉」の表示をもっと詳しく表示するように義務化されましたが、必ずしも守られているわけではありません。
循環風呂は何回も使い回しされているために人間の老廃物が取り込まれ、温泉の生命力を失っている「まがい物の温泉」です。
まあ施設によって、お湯の使い回しの頻度や塩素投入量などに程度の差はあるでしょうが、こんな「温泉」に入るくらいならば、塩素量が管理されている水道水の家庭のお風呂に入るほうが、まだ安全でしょう。
循環温泉に共通しているのは、入浴後の体があまり温まらないことと、浴場の天井で換気扇がブンブン回っていて湯気がこもらないこと(塩素ガスを逃がすため)。
塩素は毒ですから、人間の体はその毒をできるだけ全身に回らないようにしようと、生体の防御機能が働いて血流が良くならず、体が温まりにくいのです。
もしこんな温泉に入った時は、必ず最後はシャワーで体を流して上がりましょう。
塩素量が管理されている水道水のほうが、まだ安全ですので。
もちろんこんなお風呂に入ったら、肌はガサガサ老化します。
逆に循環風呂のお湯のほうがヌルヌルスベスベになるのは、塩素が人間の肌の細胞を壊したり(有機質溶解剤なので)、他人の老廃物がお湯に溶け込んでいるからなのです。
山の中の温泉の女将がスベスベ美肌なのは、毎日入っている温泉成分の影響というよりも、「塩素泉(温泉法にはこういう表示はありませんが)」に入っていないためなのかもしれません。
写真は乳頭温泉郷黒湯旅館の裏に自噴する、完熟の本物の温泉。
クリックしてど~ぞ!

[完熟温泉]
urutorahurosu at 06:01│Comments(6)│今日このごろ
この記事へのコメント
6. Posted by porcelarts_kei 2013年05月30日 07:29
塩素 そうでしたか・・・
近所に出来た大衆温泉 プールみたいなにおいがして 次の日は肌がすべすべにならないのです。
大きなお風呂に入る気持ちよさはあるのですが においで気持ち悪くなるので 露天風呂ばかり入っていました。
結局行かなくなりました。
写真の温泉 北海道のニセコにも 似た感じの温泉がありました。
泥風呂もありました。古くて余り綺麗な建物ではありませんが すべすべになりました。
乳頭温泉まで行けないから ニセコまでドライブ行きたくなりました。
近所に出来た大衆温泉 プールみたいなにおいがして 次の日は肌がすべすべにならないのです。
大きなお風呂に入る気持ちよさはあるのですが においで気持ち悪くなるので 露天風呂ばかり入っていました。
結局行かなくなりました。
写真の温泉 北海道のニセコにも 似た感じの温泉がありました。
泥風呂もありました。古くて余り綺麗な建物ではありませんが すべすべになりました。
乳頭温泉まで行けないから ニセコまでドライブ行きたくなりました。
5. Posted by kusakabe-dc 2013年05月30日 08:24
porcelarts_keiさんへ
二セコは素晴らしい温泉の宝庫ですね。
北海道へはどうしても撮影中心でのんびり温泉というわけにはいかないので、一度そんな旅行をしてみたいです。
古い昔からの建物の一軒宿の温泉旅館は、本物の温泉の確率が高いですね。
二セコは素晴らしい温泉の宝庫ですね。
北海道へはどうしても撮影中心でのんびり温泉というわけにはいかないので、一度そんな旅行をしてみたいです。
古い昔からの建物の一軒宿の温泉旅館は、本物の温泉の確率が高いですね。
4. Posted by ブルースカイ 2013年05月30日 10:05
来週、田沢湖へ行くので、乳頭頭温泉にも寄ってみたくなりました。汚泉でなく、天然温泉のかけ流しをこれから選ぶことにします。
役立つ情報を読ませていただきました。
役立つ情報を読ませていただきました。
3. Posted by coco-mama 2013年05月31日 07:09
おはようございます♪
初めてコメントさせていただきます。
私は、健康ランドや温泉が苦手です。
裸足で他の人が歩いた場所を歩くとか。。。
サウナとかお風呂とか。。。
想像するとイヤになります。
ひとりごとさんが書かれているのを読んで
そうだ!そうだ!と思いました。
っとか言っても 自宅が綺麗だとは限りませんが(笑)
とにかく ひとりごとさんがおっしゃるように
表示を詳しくすることと、それを守るということですねっ。
旅行へ行っても安心して入れる温泉にしていただきたいですね。
では お邪魔しました ( ̄^ ̄)ゞ
初めてコメントさせていただきます。
私は、健康ランドや温泉が苦手です。
裸足で他の人が歩いた場所を歩くとか。。。
サウナとかお風呂とか。。。
想像するとイヤになります。
ひとりごとさんが書かれているのを読んで
そうだ!そうだ!と思いました。
っとか言っても 自宅が綺麗だとは限りませんが(笑)
とにかく ひとりごとさんがおっしゃるように
表示を詳しくすることと、それを守るということですねっ。
旅行へ行っても安心して入れる温泉にしていただきたいですね。
では お邪魔しました ( ̄^ ̄)ゞ
2. Posted by ぴろこ 2013年05月31日 23:44
よく 岩盤欲つきのお風呂に行きます。
よく 調べてみようと思います。
これ以上 老化はしたくないないですから…{笑}
よく 調べてみようと思います。
これ以上 老化はしたくないないですから…{笑}
1. Posted by にくっこ 2013年06月08日 22:03
私、秋田出身なのに、
乳頭温泉どころか、どこにも行ったことが
ないんです。
先生の写真の腕の素晴らしさによるところが大きいのですが、
なんでこのような素晴らしいところに
行ったことがないんだろうと
くやしくなりますね…
乳頭温泉どころか、どこにも行ったことが
ないんです。
先生の写真の腕の素晴らしさによるところが大きいのですが、
なんでこのような素晴らしいところに
行ったことがないんだろうと
くやしくなりますね…