大道芸シーズン潜伏期

2009年05月08日

舟屋の里

「部屋にTVはありませんが・・」と言われて、たまにはそういう一夜もいいかなと思い予約した、丹後半島東端の伊根の民宿。
漁船のガレージともいえる「舟屋」を備えた家が湾に沿ってずらっと並んでいる伊根に、一度は行ってみたいと思っていてようやく実現しました。
伊根湾に沿った本当に狭い道を挟んで、海側には200件以上の舟屋が保存され、それを船からそして岸辺から撮影。
舟屋群の先は行き止まり。あちこちの家の前には老人たちが座っていて、通行人をものめずらしそうに見ています。まるで昔の、つげ義春の「ねじ式」の漫画の世界そのもので、地区の小学校の今春の新入生はたった一人と聞きました。
民宿の食事処は、舟屋群を正面に見る絶好のロケーション。夕食事には静かにジャズが流れていましたが、隣室とはふすま程度の薄い仕切りの部屋では大声も出せず、干満の差がほとんどない湾内は波もないので潮騒も聞こえず、ただただ静かに過ぎてゆき、酔いもあってか8時半頃には眠ってしまいました。
やはり夜中に一度目覚めて、隣室のイビキを聞きながら、また夜明けまで二度寝です。




[伊根のスケッチ]


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