2008年10月20日
杭を抜く
歯周病は、歯周病菌が出す毒素で歯を支えている歯槽骨という骨がとけてなくなってしまう病気ですが、さらに喰いしばりや歯ぎしりなどの力学的な要素が加わると、歯の寿命がすごく短くなってしまいます。
私たちが物を噛む時は、下アゴを前や左右に動かすのですが、その原理は地面に打ち込んだ杭を抜くときによく似ています。
地面に打ち込んだ杭を抜くときは、まっすぐ引っ張ってもなかなか抜けないので、杭を前後左右に揺さぶります。すると杭と周りの地面の間に隙間ができて、杭は少しずつ動いてきて抜けやすくなります。つまり杭が歯で、地面が歯槽骨と考えてもらえばいいわけです。
歯(杭)がコンクリートのようなものに固くしっかり固定されていれば、揺さぶられても歯は動かずに擦れるところが減ってきますが、歯肉(地面)が田んぼのようにやわらかければ、歯が減ってくる前に簡単にグラグラしてきます。
そろそろ大根の収穫期ですが、大根畑の土はやわらかいので揺さぶらずにまっすぐ抜きましょう。
写真は東京農大名物の「大根踊り」。

[大根踊り]
私たちが物を噛む時は、下アゴを前や左右に動かすのですが、その原理は地面に打ち込んだ杭を抜くときによく似ています。
地面に打ち込んだ杭を抜くときは、まっすぐ引っ張ってもなかなか抜けないので、杭を前後左右に揺さぶります。すると杭と周りの地面の間に隙間ができて、杭は少しずつ動いてきて抜けやすくなります。つまり杭が歯で、地面が歯槽骨と考えてもらえばいいわけです。
歯(杭)がコンクリートのようなものに固くしっかり固定されていれば、揺さぶられても歯は動かずに擦れるところが減ってきますが、歯肉(地面)が田んぼのようにやわらかければ、歯が減ってくる前に簡単にグラグラしてきます。
そろそろ大根の収穫期ですが、大根畑の土はやわらかいので揺さぶらずにまっすぐ抜きましょう。
写真は東京農大名物の「大根踊り」。

[大根踊り]
urutorahurosu at 06:19│Comments(0)│歯にまつわる話題