明月院のガクアジサイなど縄文遺跡に女ごころを見た

2024年06月27日

福井 丸岡城の急階段には驚く

大人の休日俱楽部5日間パスの3日目はJR東を飛び出して福井に行ってきましたが、目的の一つが丸岡城に行くことでした。
現在江戸時代から城の天守閣が現存しているのが12城ありますが、北陸で唯一の現存天守が丸岡城です。
アクセスは福井駅からバスで50分、車だと20分くらいで行けるようですが、路線バスは町の中を蛇行するように回っていくのでそのくらいかかります。

世間的にはあまり有名ではなく地味な印象ですが、実際行ってみて、いやぁ~小さいながらもとても個性的で行ってよかったです。

天守は野面積みの石垣の上に作られて、一見二階建てのようですが内部は三階構造。
バランスのいい見た目です。
P6220057(2)
    [丸岡城]

この天守の特徴は内部の階段の急こう配で、一般的に昔の城はどれも急階段で上に登っていきますが、この丸岡城天守のそれは急階段というよりもほとんどハシゴです。
最初の階段は勾配が65度。手すりとロープにつかまって上がっていきます。
P6220060(2)
    [勾配65度]

次の階段は部屋の隅っこにあって、さらに急で勾配が67度あり踏み段の奥行きは12センチ、登りながら、下りはこのハシゴをどうやって降りようか悩んでしまいました。
こちらはフリーハンドではなくてカメラとカメラバッグを提げてるのよね~
もちろん登り下りをすれ違うのは無理なので、グループ全員が一人ずつ下り切るまで待ちます。

多分一人だったら相当悩んだと思うのですが、口伝えでお互いに教えあって、どうやら横向きでロープと手すりにつかまって降りるのがいいということでした。

なるほど、そうすると登山の岩場登りの3点支持の原理で、安定して降りることができました。
P6220062(2)
    [3点支持]

この天守のさらなる特徴は、屋根の瓦2000枚が焼き物ではなくて石を削って作ってある石瓦なので、重量が1枚20~50キロあるということです。
P6220078(2)
    [石瓦]

丸岡城は昭和9年に国宝に指定されましたが、昭和23年の福井地震で倒壊、昭和30年に元の部材をほとんど使って再建されて現在重文です。

これで現存12城はすべて現地に行ったことになるのですが、四国の4城は大学時代に行ったので、果たして天守に登ったのか記憶が全くありません(貧乏旅行だったので)。
なので、まだ元気なうちに四国をまた巡ってみましょうかな。

天守からは丸岡の屋根並みと遠くに延伸なった北陸新幹線が見えます。
ちょうどやってくる時間だったので少し待って撮影しましたが、車輛の色の上半分はアイボリー色で、しかも線路には町近くは防音壁があるので、撮ってもよく見えませんでした。
写真の矢印の所を走っていますが、分かんねえだろ~なぁ。
全部クリックしてど~ぞ!
P6220077(2)
    [北陸新幹線]


コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
明月院のガクアジサイなど縄文遺跡に女ごころを見た