東北芸工大の学園祭斎藤真一画伯 瞽女(ごぜ)を描く

2023年09月26日

盲目の旅芸人瞽女(ごぜ)

瞽女とは江戸時代から昭和の1970年代初めまで、各地を旅して三味線を弾きながら語り物や歌い物を弾き語りしていた盲目の女性たちです。

明治時代には新潟県を中心に多くの瞽女がいたそうですが、東北各地を訪れては門付芸をしていました。
ラジオやテレビがまだ普及する以前なので、農村部では農閑期にやってくる娯楽として歓迎されたそうです。
最後の瞽女さんは人間国宝にもなったそうですが、雁木の通りの麻屋の店を改築して瞽女の資料を集めた「瞽女ミュージアム」に行ってきました。
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    [瞽女ミュージアム]

最後の瞽女がわずか50年ほど前までいたということ、高田の瞽女が山形県の小国や米沢まで来ていたということを知り、興味が沸いてきました。

最後の瞽女をモデルに、記録映画として大島渚監督が1972年に発表した映像も見せてもらいました。
瞽女は15㌔もの荷物を背負って旅姿で、少し視力の残っている瞽女を先頭に、3~4人一列になって歩いて山村を移動します。
これは実際の瞽女さんの門付けするときの写真です。
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    [門付け]

瞽女は女性だけで生活していますが、男ができると仲間外れになって「はぐれ瞽女」と言われ自分たちだけで生きていかなければならない、それを水上勉が小説にして、岩下志麻主演で映画にもなっています。
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    [ポスター]

瞽女の姿を描いて有名なのが斎藤真一画伯で、原画やリトグラフなどいろいろ展示してありましたが、いやぁ~いい絵ですなぁ~。
その世界観に引き込まれました。
全部クリックしてど~ぞ!
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    [旅芸人]
最後の赤い花はこの時期彼岸花をイメージしてしまいますね。
今年は軒並み開花が遅れていましたが、ようやく撮影期に入ったようなので、今日これから高崎に行って、今週中にどこかに撮りに行ってみようと思っています。


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