豪雪地帯の雁木の通り東北芸工大の学園祭

2023年09月24日

豪雪地帯の生活を偲ぶ

山形県内にも豪雪地帯はありますが、昔は大変だったようです。
数十年前までは車が立ち往生して排気ガスが車内に充満した死亡事故や、今でもたまには老人が線路を道路と間違って踏切から逆走して列車と衝突する事故など起きますが、現在は豪雪地帯ほど特に幹線道路の除雪は徹底しているので、天候さえ悪くなければ中途半端な積雪の山形市などよりも走りやすいほどです。

雁木の通りに町家を利用した休憩所があって、その一角に昔の冬の高田の写真があったので、何枚か撮ってきました。
昭和37年、昔の東京オリンピックの2年前ですな、今みたいに除雪車なんてなかった頃なので、交通が遮断して、雪下ろしした雪で道路はこの通り、雁木の下を歩くしかないことがよく分かります。
P9160106(2)
    [昭和37年]

その6年後の昭和43年の大雪の冬は、道路の雪が完全に一階部分を超して、街が雪に埋まっています。
時代は大学紛争まっただ中、新宿駅西口広場で学生たちが歌を歌っていた頃、こちらはそれどころじゃありませんな。
P9160105(3)
    [昭和43年]

昭和は遠くなりにけりなんて言っていられません、これは平成18年つい最近じゃありませんか。
一斉に雪下ろしをして、もうこの頃は除雪車も完備している時代なので、この後は大がかりな排雪で道路の雪は一旦はきれいになったのでしょう、一旦はね。
確かにこれでは雁木がなければ家の外にも出られないことがよく理解できます。

写真をちょっと見るとモノクロ写真のように見えますが、よ~くみると赤い看板が見えるのでカラー写真だと言うことが分かります。
雪が降ると街の中は白と黒の世界になるのです。
全部クリックしてど~ぞ!
P9160108(2)
    [白と黒の街]

urutorahurosu at 06:00│Comments(0)旅写真 

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