2023年09月23日
豪雪地帯の雁木の通り
日本一海に近い駅から直江津に戻り、旧信越本線で現在は「越後トキめき鉄道妙高はねうまライン」というめんどくさい名称の第3セクター鉄道で高田に行ってきました。もちろん初訪問。
信越本線は昔は東京~軽井沢~長野~直江津~富山のルートで太平洋と日本海をつなぐ大動脈でしたが、新幹線開通後はいろいろな3セクにズタズタにされて、線路はつながっているものの信越本線として上越北越と信州を結ぶことはなくなり、一部のJR路線にその名前だけが残っているだけです。
高田訪問の目的は、日本一長い雁木通りを見ること。
雁木(がんぎ)とは主に豪雪期の通路を確保するために、家屋の一部や庇(ひさし)を道路側に延長したもので、上越地方では「雁木」同じものを秋田や津軽では「こみせ」と呼ぶようですが、今風にいえば私設アーケードでしょうか、昔は豪雪で4ヶ月間交通が途絶えるので、そこから生まれた生活の知恵です。
まあ、雨が降ってもほとんど濡れることなく買い物もできます。
写真的には津軽の黒石市の「こみせ通り」の方が一体感があってインスタ映えするのですが、高田の雁木は町が大きい分、各家それぞれに雁木を張り出しているので見た目がバラバラでつながっています。
[雁木]
天井には竹や板などが収納してあって、雪が積もるとそれらを使って道路と歩道の間仕切りにします。
結構バラバラの雁木ですが、この古い店の一角だけは雰囲気がありました。
柱も木で、足元も石畳です。
[街角]
通りを歩いてびっくりしたのが、どの家も雁木の屋根から二階の屋根まで鉄のハシゴがしっかりと固定して取り付けられていることでした。
豪雪地帯なので、ひと冬に何回も雪下ろしをするのでしょうが、後で聞いた話では各自勝手に雪を下ろすと交通がままならなくなるので、町内一斉に雪下ろしと排雪をするのだそうです。
そのためのハシゴなんですな、ちょっと異様な光景でした。
今は道路も地下水が出る融雪道路にしてありますが、本格的に降るとそんなのでは間に合わないのだそうです。
全部クリックしてど~ぞ!
[ハシゴ群]
信越本線は昔は東京~軽井沢~長野~直江津~富山のルートで太平洋と日本海をつなぐ大動脈でしたが、新幹線開通後はいろいろな3セクにズタズタにされて、線路はつながっているものの信越本線として上越北越と信州を結ぶことはなくなり、一部のJR路線にその名前だけが残っているだけです。
高田訪問の目的は、日本一長い雁木通りを見ること。
雁木(がんぎ)とは主に豪雪期の通路を確保するために、家屋の一部や庇(ひさし)を道路側に延長したもので、上越地方では「雁木」同じものを秋田や津軽では「こみせ」と呼ぶようですが、今風にいえば私設アーケードでしょうか、昔は豪雪で4ヶ月間交通が途絶えるので、そこから生まれた生活の知恵です。
まあ、雨が降ってもほとんど濡れることなく買い物もできます。
写真的には津軽の黒石市の「こみせ通り」の方が一体感があってインスタ映えするのですが、高田の雁木は町が大きい分、各家それぞれに雁木を張り出しているので見た目がバラバラでつながっています。
[雁木]
天井には竹や板などが収納してあって、雪が積もるとそれらを使って道路と歩道の間仕切りにします。
結構バラバラの雁木ですが、この古い店の一角だけは雰囲気がありました。
柱も木で、足元も石畳です。
[街角]
通りを歩いてびっくりしたのが、どの家も雁木の屋根から二階の屋根まで鉄のハシゴがしっかりと固定して取り付けられていることでした。
豪雪地帯なので、ひと冬に何回も雪下ろしをするのでしょうが、後で聞いた話では各自勝手に雪を下ろすと交通がままならなくなるので、町内一斉に雪下ろしと排雪をするのだそうです。
そのためのハシゴなんですな、ちょっと異様な光景でした。
今は道路も地下水が出る融雪道路にしてありますが、本格的に降るとそんなのでは間に合わないのだそうです。
全部クリックしてど~ぞ!
[ハシゴ群]
urutorahurosu at 06:00│Comments(2)│ちょっといい旅・小さな旅
この記事へのコメント
1. Posted by 知青 2023年09月24日 12:33
雁木と言うんですね~
薄暗かった記憶があります。
スプリンクラーかなんかの設備もあったような~
中3か高一の夏休み
祖母と母と一緒に
母方祖父母の出身地、今の上越市
(昔は越後高田市?)に墓参りに
行ったことがあります。
殆ど下調べもせずに
(田舎者でその当時自分の中では最北への旅行)
雪深いところだから、夏も結構涼しいのでは
などと思って行ったら暑かったんですよ~
その際
春日山神社やスキー発祥地にも行きました。
なんとなく
懐かしい気がしました。
薄暗かった記憶があります。
スプリンクラーかなんかの設備もあったような~
中3か高一の夏休み
祖母と母と一緒に
母方祖父母の出身地、今の上越市
(昔は越後高田市?)に墓参りに
行ったことがあります。
殆ど下調べもせずに
(田舎者でその当時自分の中では最北への旅行)
雪深いところだから、夏も結構涼しいのでは
などと思って行ったら暑かったんですよ~
その際
春日山神社やスキー発祥地にも行きました。
なんとなく
懐かしい気がしました。
2. Posted by kusakabe-dc 2023年09月24日 20:58
知青さんへ
山形もそうですが雪国の夏は暑いのですよ。
越後高田には自分も初めて行きましたが、雁木よりも実は心引かれたものがあるのですが、ブログにまとめるにはちょいと難しそうなので、近いうちにアップします。
越後高田までは高崎からならば1時間40分くらいで行けるようなので、また再訪予定です。
春日山城は上杉謙信の本拠地で有名ですね。
山形もそうですが雪国の夏は暑いのですよ。
越後高田には自分も初めて行きましたが、雁木よりも実は心引かれたものがあるのですが、ブログにまとめるにはちょいと難しそうなので、近いうちにアップします。
越後高田までは高崎からならば1時間40分くらいで行けるようなので、また再訪予定です。
春日山城は上杉謙信の本拠地で有名ですね。