観桜会という名のただの宴マナー違反

2023年04月23日

嵯峨大念仏狂言

京都には三大念仏狂言というのがありまして、日にちさえ合えば気軽に京文化を感じることができます。
その三大念仏狂言というのは、壬生寺の壬生大念仏狂言と千本えんま堂のえんま堂大念仏狂言と嵯峨清凉寺の嵯峨大念仏狂言です。

このうち壬生寺の狂言は有料で1000円くらいかかりますが、ほかの2つは無料(有志の寄付あり)で見物することができます。
中でもえんま堂狂言はセリフがあるのでストーリーが分かりやすく、子供でも楽しめるのでGW中の公演時には何回も通って撮影をしました。

今回の桜の時期はちょうど嵯峨清凉寺の狂言をやっていたので、午後から行ってみたのでしたが、たまたま演目が「土蜘蛛」という一番写真映えのする演目だったのでラッキーでした。

開演前には源頼光役の演者が外で撮影タイムを作ってくれました。
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    [源頼光]

境内の狂言堂でこのような感じで演じられるのですが、開演直前に行ってもまだ空席があって、桜に浮かれている時期の京都としては超穴場のスポットです。
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    [狂言堂]

どうやら妖怪土蜘蛛が登場です。
P4020267 (2)
    [土蜘蛛登場]

この演目の見せ場は何といっても土蜘蛛が何回も投げつける白い蜘蛛の糸。
えんま堂狂言の土蜘蛛は客席に向かって投げつけるのですが、嵯峨狂言では横から撮ることができます。
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    [蜘蛛の糸]

何やかんやと大立ち回りが続いて、結局は頼光の部下2人に成敗されるのですが、なかなか面白い時間を過ごすことができました。
風があって桜の花びらが舞い散る中での、無料の京都の伝統文化に触れる時間。
ああ京都に来たんだなと実感できる時です。

インバウンドで人があふれている嵐山のすぐ近くなのに、本物の京都がここにはあります。
全部クリックしてど~ぞ!
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    [土蜘蛛成敗]



urutorahurosu at 06:00│Comments(0)ディープな京都 

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