2017年01月

2017年01月31日

大人の休日は温泉ぼっち

週末は大人の休日倶楽部パスの乗り放題切符で、クリぼっちならぬ温泉ぼっちを楽しんできました。

自分が温泉を選ぶ基準は豪華な宿よりも泉質重視なのですが、最寄駅から交通が便利でしかも個性的な泉質の温泉とういうのはあまりありません。
そこで今回選んだのは戸倉上山田温泉、一人旅でもOKな家族経営の小規模旅館を選びました。

新幹線で上田駅から、しなの鉄道に乗り換えて行きます。
しなの鉄道は新幹線開通前の旧信越本線ながら、この乗り放題切符が使えないばかりかSuicaも使えない、もちろん自動改札機もないという今どき珍しいアナログ鉄道です。
おまけに車両のドアを開けるのはボタン式でもない人力、閉まるのは自動ですが。
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[しなの鉄道]









切符はさすがに自動券売機で買えましたが。
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 [切符]












さて戸倉駅で下車すると、駅前には懐かしい歓迎アーチ。
こういうのって、昭和30年代くらいまで地方都市のどこにでもあった光景ですが、今はなかなか見られないですな。
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[駅前]









下をくぐって裏側も、見上げればこんな青空。
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 [昭和アーチ]












泊ったのは大正4年創業の家族経営のレトロ旅館。
結果的にはこれが正解でした。
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[創業100年]









建物内部や浴室などは、自分が小さかった頃の温泉旅館のイメージがそこかしこに残っていてとても懐かしい、今の人たちを連れて行くとエ~ッと引かれてしまうかもしれませんが。

部屋にはまだダイヤル式の電話機が現役で置いてあります。
何十年ぶりかでダイヤルを回しましたよ。
どうやって使ったらいいのか分からない若者も多いようですな。
電話機はダイヤルを回さないと、歌にはならないのです。
フィンガー5の恋のダイヤル6700♪♪・・
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 [恋のダイヤル]












食事も部屋食で温泉ぼっち。
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[ぼっち]









さてここからが本題の温泉についてです。
昭和のこの時代の温泉旅館というのは、たいてい大浴場とそれよりも小さい女性専用のお風呂があって、大浴場は一応混浴になっているのが普通だったのです。

つまり男尊女卑の風潮が残っていたのですが、現代ではそういう旅館もたいていは男女入れ替え制になっているのが普通です。

この旅館も夜の10時に男女入れ替えになるのですが、大浴場の造りをよく見るとかつては入り口が2つあったようで、おそらく昔はここも大浴場は混浴で脱衣所だけが男女別だったようです。

肝心の泉質ですが、単純硫黄泉で浴室のドアを開けると、仄かな硫黄の香りがして、浴槽の縁からお湯が溢れて掛け流しの状態。
お湯の温度は入った瞬間はちょっと熱いけれど入っていると気持ちが良くなるたぶん42~43度くらい。
硫黄泉なのでシャワーの蛇口などは黒く変色してしまっています。

色は透明ながらエメラルドグリーン。
うっかり大浴場の写真を撮り忘れて、朝に気がついたのですがその時は女風呂になってしまっていたので、撮れたのは小さい方の浴室。
朝の一番風呂なのでシャッターを押せないくらいあっという間にレンズが曇ってしまい、これ以上中では撮れません。
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 [掛け流し]











この旅館のお湯のいいところは、まず浴槽の大きさに対しての注がれるお湯の量が適正なこと。
また小規模旅館なので入浴する人数が少ないので、お湯の新鮮度がいいことです。
いくら源泉100%掛け流しといっても、お湯がチョロチョロしか注がれなかったり、立ち寄り湯の客が多くて温泉の新鮮さが低下している源泉宿が多いのです。
たぶん同じ源泉でも、大きな旅館に泊っていたらこの新鮮さはなかったことでしょう。

最後に元気な若女将の立ち振る舞いが気持ちよかったです。




2017年01月27日

シルバー世代の特権で

今日は10℃まで気温が上って雪解けも一気に進みそうですがこれは昼の話。
朝晩は余裕で氷点下、道路は融けた雪がツルツルで運転注意です。

明日はシルバー世代の特権の「大人の休日倶楽部4日間乗り放題パス」で出かけます。
15000円で東京往復だけではもったいないので、横浜 東京 松本のミュージアム巡りでもしましょうか。
せっかくなので温泉に泊って、クリぼっちならぬ温泉ぼっち。

なにせJR東の新幹線とその他私鉄も乗り放題なので、たとえば東京~大宮間を新幹線移動や東京~長野間で軽井沢途中下車(寒いから行かないけど)などの贅沢もできるわけです。

山形~東京間だけ指定席をとっていますが、あとは現地で時間を決めます。
さあ、今日一日がんばろう。
写真は載り放題の通行手形、クリックしてど~ぞ!
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 [大人の休日]



2017年01月26日

歓迎 山形~札幌便再開

3月26日から「山形~札幌便」が再開されます。

この便が廃止になってもう何年経つでしょうか。
現在は高速道で仙台空港まで行って車を有料パーキングに預けて送迎車でターミナルまで送ってもらうという余計な手間とお金がかかりましたが今度は違います。

我が家から山形空港まで車で高速利用で30分弱。
冬道も気にならないし、パーキングも無料。
一日一便ながら山形空港発12:55、新千歳発14:55と午前中仕事や観光をしてから出発できるベストの時間帯。
しかもフライト時間はたった1時間と、夢のような便利さで、北海道が近くなりました。

昨日から航空券が発売されたので早速購入。
7月の海の日のところの連休プラス2日くらいで、美瑛の撮影を久しぶりにしてきます。

料金もいろいろあるようですがゲットできたのは往路が10000円、帰りが18000円と、正規料金よりも格安でゲット。
マイナーな航空会社なのですが、もう廃止にならないことを願います。

写真は南の那覇空港の自衛隊の輸送機群と着陸寸前の民間機。
そういえば昔の千歳空港は、確かこのように自衛隊の飛行機と滑走路を共有していたような。
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 [共用滑走路]

urutorahurosu at 05:51|PermalinkComments(1)今日このごろ 

2017年01月25日

外気温-5℃

今の時期が一年で一番寒いのでしょうね。
今朝の車のメーターの外気温は-5度でした。

除雪車が掃いた職場の雪を片付けて戻りましたが、火にかざした冷たい指先がジンジンします。

写真は数日前の庭の石灯籠の冬ごもり。
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 [冬ごもり]


urutorahurosu at 06:45|PermalinkComments(1)めぐる季節 

2017年01月24日

もうすぐ6年

雪が降る中、昨夜は福島原発事故当時に東電社員で事故現場の近くで対応に当たった人の話を聞きました。
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[6年前]









まあ、いろいろな話を聞きましたが、当時、全電源喪失の原因になったのが原子炉建屋自体の問題だけではなく、原子炉に電気を供給する新福島変電所が地震の揺れで受けた大損害も大きな原因であったことを知りました。

元々この変電所は地盤脆弱性を地震前より認識していて、2020年頃にその対応工事が完了する予定だったようです。

この場所は切り土と盛り土の上に作られており、地震の揺れで送電線を支える鉄柱も土砂崩れで倒壊したり、あっという間に送電不能になってしまったようですが、津波だけが話題になり、この事実はメディアで伝えられることはほとんどありませんでした。
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 [変電所]












とにかく原発の構造が古すぎて、さらに危機管理の想定が甘く、本来は山側に作らなければならない重油タンクも海側に設置してあったので全滅、安全神話があっという間に崩壊した瞬間だったようです。

東電に入社すると「原発は安全」と洗脳されてしまうようで、しかも事故後のテレビ会議の東電幹部の現場のことを知らないおバカな発言にはただ呆れるばかり。

おかげで今でも汚染水の処理もままならず。
まあ言いたい事はいろいろありますが、政治家も含めて現場を知らないエライ人はどうにも信用できませんな。
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[原子炉建屋]








なぜ事故を起こした日本が海外に原子炉を輸出するのか?
原子炉を作っている大企業が、原子炉が売れなくなると経営的に困るからですよ。
武器を作って海外に売っている企業が、世界から戦争がなくなると困ると言う理由と同じです。

urutorahurosu at 05:33|PermalinkComments(6)今日このごろ 

2017年01月23日

墓場鬼太郎と幽霊子育飴

六波羅蜜寺のすぐそば、清水道に向かう細い通りにある一軒の古い飴屋さん。
この店にまつわる伝説があります。

昔むかし、六道の辻にある飴屋さんに、夜な夜な飴を買いにくる顔色の悪い女がいた。
不審に思った飴屋さんは、ある夜、跡をつけてみた。すると女は、鳥辺野(今の清水寺付近の風葬の地)の墓地のあたりでスッと消えてしまった。
翌日、掘り起こしてみると、そこは出産直前で亡くなった女性の墓で、ナンと、産まれたばかりの赤ちゃんと、飴がでてきたという。
どうやら墓の中で産んだ赤ちゃんを育てるために、幽霊となって飴を買いにきていたらしい……。

この伝説があの「ゲゲゲの鬼太郎」の前身の「墓場鬼太郎」誕生のヒントになったというのは有名な話で、その飴屋さんの存在はテレビで見て知ってはいました。
正月二日の日に六波羅蜜寺で皇服茶をいただいて、寺を出てすぐの場所にこの飴屋さんを偶然発見。
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[幽霊子育飴]









誰もいない店内に入ると、子育飴と小さな干し柿とあとなにか少しだけ売っていました。
この品揃いだけで生活が成り立つのかとちょっと心配になりながら、飴と干し柿を買って清水道方面に向かいましたが、こんなお店がさりげなくあるというのもさすが京都、ディープですな。
看板も年季が入って・・
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 [看板]

















今日も朝から雪が降っていて、カメラはほぼ冬眠状態です。

urutorahurosu at 05:06|PermalinkComments(2)ディープな京都 

2017年01月22日

今年最後の

昨夜はおそらく今年最後の新年会。

飲んで飲んで飲まれて飲んで・・
久しぶりのちょい午前様。

今日は体力温存で、家でおとなしくします。
別にクリックしなくていいですが、鏡開きでした。
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 [鏡開き]

urutorahurosu at 09:25|PermalinkComments(0)今日このごろ 

2017年01月21日

変身 山茱萸

目が覚めたら、また雪が降って積もっている。
今年は1月の雪が多いのかなと思っていたのですが、楽だったというイメージの去年や一昨年も、ブログの過去写真を見ると、この大寒あたりの時期だけはそれなりに雪が積もっていたようで、まあこんなものなのでしょう。

12月初めから我が家の玄関に飾りっぱなしだった山茱萸(サンシュユ)の赤い実がしぼんできて、淡黄色の花が咲いて変身中です。
逆光なのでストロボを使いましたが、明るすぎたかな。

去年よりも少し変身が早い感じなので、今年の春の訪れは早いかもね。
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 [変身中]

今夜は今年最後の新年会。
疲れますな。

urutorahurosu at 05:33|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2017年01月20日

東京ステーションホテルと啓翁桜

大寒ですね。
今夜からまた大雪の予報、週末でよかった。

さて、山形の冬の桜といえば啓翁桜です。
でも調べてみると、もともと冬に咲く桜ではなくて、桜を騙して無理やり冬に咲かせた桜のようです。

この啓翁桜がいつも年末の東京ステーションホテルのロビーに飾られていて、大晦日では五分咲きくらい、正月に見ごろを迎えられるようにしてあるのです。
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[啓翁桜]









国指定の重要文化財なのでロビーもそう広くなくて、チェックインにはちょっと時間がかかります。
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 [ロビー]












ドームサイドの部屋からはドーム内の様子がよく見えます。
これは北ドーム。
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[北ドーム]









夕方の低い日差しが差し込んで、手をつないだカップルの長い影。
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 [長い影]




2017年01月19日

元旦夜の食事

初めて京都で年越しをした少し昔、八坂神社前のホテルに泊ったのですが、大晦日も元旦も夕食が硬いステーキ肉がメインの料理でガッカリして、元旦の夕食を断って外食したのでした。

まだよく知らなかったせいもあって、その頃の京都の元旦の夜はどの料理屋さんも閉まっていて、飲みながら食事をする場所が見つけられません。

結局ホテルの一階にあったろばた焼きの店(もちろん今はない)で寂しい食事をしたのでしたが、この経験があって、今回の京都の元旦夜は最初からチェックして予約して行きました。
といっても特別高級な食事はしないので居酒屋さんメインです。

京都でいつも行くお気に入りの安くて美味しいお店の一つが、元旦もやっているということを聞いて、9月に行った時にもうカウンターの席を予約しておいたのでした。

この店は10年ほど前に汚い京町屋の長屋に何泊かした時に銭湯の帰りに偶然入ったお店で、それ以来京都に行った時はほぼ必ず訪問するお店です。

場所は東山三条の交差点そばの地下鉄東山駅を出て徒歩10秒の洋風居酒屋さん。
普段は食べないような食べ方で出してくれる大好きな店です。

今回は久しぶりに「アナゴのお造り」、正月なので福に切り抜いた人参が添えてあります。
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[アナゴの造り]









北寄貝も、普段は刺身かバター焼きにして食べますが、炭火で表面だけ軽く炙って食べると甘みが増します。
写真の左下には塩で包んだ焼き銀杏など・・
その他に大根のステーキのなんちゃら餡かけなど頼みました。
酒飲みのつまみばかりですが全部クリックしてど~ぞ!
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 [北寄貝の炙り]

urutorahurosu at 05:33|PermalinkComments(1)ディープな京都