2014年05月

2014年05月19日

汗臭い浅草

昨日は浅草三社祭の最終日。
本社神輿3基が、朝から夜まで各町内をリレーで渡御して、浅草は一日中ものすごい人出。
「あさくさ」が「あせくさ」くなる一日です。

今回は神輿の追っかけはせず、いつものポイントで渡御を待つ人たちなどを穏やかに撮影。
そして三之宮の神輿が来ると、細い通りは一気に人が溢れて、電柱で防御はしていたものの、こちらの体ももみくちゃにされて、台風一過のように神輿人の塊は去っていきます。

まずは押されながらも撮った1枚。
こんな状態なので、どうしても人の頭が大きく写ってしまうのはご愛嬌。
クリックして迫力だけ感じてください!
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 [嵐の一団]

2014年05月17日

函館駅で駅弁を買うよりも

函館駅をお昼ごろの電車で出発する場合、ふつうは駅弁を買うのが定番ですが、いかにも函館らしい昼食はいかがでしょうか?

たとえば駅のお土産売り場の片隅に、立ち食いのおすし屋さんがあるので、そこでお好みを握ってもらって折に詰めてもらうのも、函館らしい車中食になると思います。

さて今回自分が選んだ昼食は刺身定食(?)。
港町函館には市場がいろいろありますが、駅前の朝市は一番有名で地元の人はほとんど利用しません。
お勧めは中島廉売と自由市場という、いかにも戦後の臭いがプンプンするような名前の、地元の人や料理屋さんなどのプロ御用達の市場です。

今回は駅レンタカーを返す前に自由市場をのぞきましたが、問屋がGW中は休みということで品物は少なめでした。
自宅で食べるために、小ぶりの活アワビ4個で1500円と、紅鮭のハラス半身1300円などを購入。
今の時期、礼文利尻のバフンウニは解禁前なので、好物の瓶詰めの塩ウニは去年産なので買いません。

さてお昼はどうしようかと考えて買ったのがお刺身のパック。
高知産の中トロ(津軽海峡の本マグロは今の時期獲れません)と、ホッケの刺身各500円、醤油もつけてもらいます。
これに駅のコンビニでおにぎりとビールで安くて美味しい函館昼食2人分のできあがり。


マグロの味は普通ですが、ホッケの刺身なんてめったに食べられないし超ウマ。
脂がのってコリコリとした食感が最高。
函館の市場ならではの食材で、ちょっといい旅のできあがり。
味は伝えられませんが、雰囲気だけでもクリックしてど~ぞ!
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 [車中食]

2014年05月16日

本物の温泉(銀婚湯温泉)

日本は火山と地震の国で、日本中いたるところに「温泉」がありますが、本物の温泉というのは本当に少ないものです。
「本物の温泉」とは、源泉がそのまま加水もせずにできるだけ新鮮な状態で浴槽に注がれていなければなりませんが、それだけではダメです。

地下何百メートルも掘って出てきたボーリング温泉というのは、例えれば熟す前のトマト。
自然に地表の岩盤の間から湧き出てきた温泉は、例えれば熟したトマト。
どちらが美味しいかは、言わずもがなです。

函館に行くと必ずわざわざ行く温泉が「銀婚湯温泉」という、なんとも今風でない名前の温泉。
大正天皇の銀婚式の年に発見されたので命名されたそうですが。

函館からレンタカーで海沿いに北へ1時間。
そこから山の中へ10キロ入った場所にあるこの温泉は、自分が過去に数々泊まってきた温泉の中で、間違いなく3本の指に数えられる極上の温泉です。

広大な敷地の中には、自噴の自家源泉が5本。
館内は男女別の大きな内湯とそれに続く露天風呂。
外には、宿泊客専用の貸し切り野天風呂(露天ではないですぞ)が5つ。
奥の3つの野天風呂には、揺れる吊り橋で川を渡っていきます。
吊り橋の向こうにはヤマザクラ。




[吊り橋の先]















これは今回も入浴した、川向こうの「どんぐりの湯」。
去年よりも目隠しの草がまばらで丸見えですが、対岸の1つの貸し切り野天風呂を利用する人がたまに通るだけなので、気になりません。
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 [野天風呂]












あたりには今の時期は山野草。
名前は忘れましたが、この瑞々しい緑がたまりません。
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[山野草]








木造の館内は、スリッパはなく素足で歩けるほど清潔で気持ちがいい空間。
料理も手の込んだ、体にやさしそうなメニューで美味です。
今回はフキノトウを炊き込んだ〆のご飯が最高。
GWでも普段と変わらない料金という良心的な宿です。
山の中なので、暑くなるとアブや虫が出るので、気になる人はGWの時期が一番心静かに入浴できる季節です。

いいお湯、気持ちのいい施設、体にいい料理。
すべて満点のこの宿に泊る一番の目的は・・
早朝4時半頃に内湯の電気を点けて入る、独り占めの一番風呂。
まず湯気を肺の奥まで吸い込んだ後、お湯の出口付近で、まず頭に10杯くらい湯をかけて頭皮に濃厚な温泉成分を染み込ませて、それから肩まで浸って深呼吸するあの瞬間こそ、生きていて良かったと思えるこの世の極楽です。
言葉では表現できない、自分の感性でしか感じることができない素晴らしさ。
湯気のため、今回は内湯の写真はありませんので、ぜひ現地へどうぞ。

湯から上がるときは、シャワーで流すなどバカなことはもちろんしませんよ、もったいない。
よかったら、クリックしてど~ぞ!

2014年05月15日

今年最後の桜写真は五稜郭

ようやく桜前線追っかけ旅も函館で追いつきました。
GW最終日の函館 五稜郭公園は満開3日目で、ソメイヨシノは「触れなば落ちん」状態。
日中は渋滞と駐車場不足でとても大変なので、最終日の早朝5時半に行ってみました。
まずは快晴の五稜郭タワーをバックに証拠写真。
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[五稜郭公園]









さすが北海道きっての桜名所だけあってとてもきれいなのですが、ここの桜は木の上のほうが切りそろえてあるようで木と木の間隔も等間隔、いかにも植樹管理されているみたいで(ソメイヨシノはすべて植樹ですが)で、まるでソメイヨシノの畑のような感じです。

1時間ほど撮影を楽しんで、これで今年の桜はとり納め。
皆さま、お付き合いありがとうございました。
最後の写真は、堀の石垣と朝の光。
全部クリックしてど~ぞ!
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 [触れなば落ちん]

urutorahurosu at 05:51|PermalinkComments(3)写真の話 

2014年05月14日

山菜づくし

GWの話はもう少し続くのですが、5月半ばの山形は山菜天国です。
先週末もいろいろ買ってきたのですが、昨日は山菜好きの知人から採れたての山菜をいろいろ頂きました。

なので夕食は山菜づくし、思い切り春を感じることができました。

新鮮な山ウドは皮を剥いて生のまま味噌を付けて。
コシアブラは湯掻いて山グルミをのせてお浸しに。
シドケもお浸しにして、出汁醤油で。
天ぷらは、山ウドの葉、コシアブラ、天然のタラの芽、身欠きニシン。
山菜汁は厚揚げ、身欠きニシンも入れて、山ウドやアイコ、ワラビなどなど・・
唯一買ってきたのはカワハギの刺身。
写真にありませんが、ついてきた肝を湯通しして酢と味噌と日本酒でのばした「肝味噌」を付けるとたまりません。
酒もすすみます。
春の山菜膳、クリックしてど~ぞ!
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 [春の膳]

urutorahurosu at 04:44|PermalinkComments(5)めぐる季節 

2014年05月13日

朝飯前の弘前公園

強風の夜桜から一夜明けて、風もおさまった快晴の5月4日の弘前公園。
朝食前の6時頃ホテルを出ます。

天守閣周辺の有料地域は、朝7時までは無料で入れるので、もう花見客やラジオ体操の中高年たちが歩いています。
天守閣の広場からはお岩木山がど~ん!
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[お岩木山]









ここは城内らしく、赤い橋を絡めて撮ることにしました。
枝垂桜はまるで藤の花のよう。
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 [藤か桜か]












これは一番元気のよかった「松月」というきれいな八重桜を、花見客の写らないタイミングで。
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[松月]









帰り際に、地面の散った花びらを背景にして、散る間際の儚い桜を撮ってからホテルの朝食へ。
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 [儚い花]











この日の朝のNHKニュースでは、函館五稜郭公園の満開の桜を中継中。
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urutorahurosu at 05:07|PermalinkComments(2)写真の話 

2014年05月12日

弘前公園の寒い宵

弘前の人にとって今年の弘前公園の桜は特別です。
というのは、崩れそうな石垣の修理工事で、天守閣を70m曳屋(そのまま移動)したり内濠を埋めたりするので、10年くらいはあの光景が見られなくなるというのです。
天守閣前には内部見学の長蛇の列で待ち時間40分。
ハイ、もちろん並びませんよ。

さて桜の状態はといえば、今年は4月28日に満開宣言が出たので、ソメイヨシノは花吹雪と花筏。
でも枝垂桜と八重桜はまだまだいけました。
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[天守閣]









日暮れが近くなると風が強くなり、夜桜宴会の場所取りのブルーシートがあちこちで捲り上がり、気温もぐんぐん下がってきます。

レッグウォーマーにマフラーにホッカイロと防寒対策をして出かけますが、風が強くてそれでも寒い。

天守閣の広場から望む岩木山には雲の切れ間から天使の階段がかかり、それも刻々と変化していきます。
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 [天使の階段]












日陰の土塁のそばに、まだ散り残っているソメイヨシノを発見。
今宵の風で、明日までにはすべて散ってしまいます。
小さいながらも三脚を持って来てよかった。
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[残り桜]









手袋を忘れたので指先がかじかんで感覚が鈍くなってきたので撤収。
居酒屋で飲んでいたら、両手の指先が感覚を取り戻して真っ赤っ赤。
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 [居酒屋で]



2014年05月11日

リゾートしらかみ

思いがけずストーブ列車に乗れたので、金木駅を素通りして五所川原着。
五能線は列車本数が少なく、今から弘前まで移動するのに、30分待ちで人気列車全席指定の「リゾートしらかみ」に乗れないと、さらに1時間以上待たなければなりません。

「えきねっと」の空席状況では、弘前までは余裕で空席アリだったはずなのに、みどりの窓口で聞くと残り3席。
ぎりぎり間に合いました。
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[リゾートしらかみ]









初めて乗った「しらかみ」は橅(ブナ)編成。
15分くらい停車しているので車内を観察すると、乗客はもう5時間近く乗っているのでかなりお疲れのようです。
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 [橅編成]












とそこへ、行き違いの青池編成が到着。
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[青池編成]









短時間の「リゾートしらかみ」初乗車でしたが、弘前に到着。
さて弘前公園近くのホテルまでタクシーに乗ったのですが、行く時は1220円。
翌日、ホテルから駅までは660円のワンメーター。
やってくれますな、ドライバーさん。
よくあることで、まあ気持ちはわかりますが・・・

風が強くて寒くて、弘前の桜は桜吹雪と花筏。
最後の写真だけでもクリックしてど~ぞ!
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 [花の宵]

2014年05月10日

冬じゃないけどストーブ列車

津軽鉄道といえば、なんといってもストーブ列車。
冬期間限定かと思っていたら、桜まつりの時だけ臨時で運行しているとは知りませんでした。
というわけで、いよいよ真打登場です。
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[真打登場]









相当昔に乗ったような記憶があるのですが、今後はもう乗るチャンスがないと思うので、予定変更で五所川原まで乗車。
花見客も大喜びです。
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 [人気者]












一輌に2つのストーブがあってその上には煙突が。
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[煙突]









そしてこれがストーブ。
春なのでもちろん火は入っていませんが、今までどれだけの数のスルメがこの上で焼かれたことか。
あたりにはスルメの臭いが染み込んでいて、そのためかこの窓だけ少し開けてあります。
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 [ストーブ]












最後にストーブ列車の全様。
近くで撮ると、結構な迫力です。
全部クリックしてど~ぞ!
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 [ストーブ列車]

2014年05月09日

芦野公園で「大人になったら、したいこと。」

JRの駅でよく見かけたこのポスター。
実際のソメイヨシノよりもピンクを強くしているのでやや不自然ですが、吉永小百合の「大人になったら、したいこと。」の芦野公園編ですな。
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[大人になったら]

芦野公園は津軽では弘前公園に次ぐ桜名所で、普段は閑散としている津軽鉄道も、この時期だけは花見客で溢れかえります。
公園内ではたくさんの花見客が、花より団子状態で寛いでいます。
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[ファミリー]









でもなんといっても一番人気は、駅構内の津軽鉄道と桜の写真。
大人になっても、したいこと。
列車が来ると、皆んな撮り鉄になっちゃうのです。
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 [桜列車]












この日はちょうどソメイヨシノの散り始め。
まだまだ見ごろの枝垂れ桜と水面の花びらのこんな写真も撮れました。
雨と車内混雑が心配で、三脚をコインロッカーに預けてきたのが残念。
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 [水面]