2010年12月

2010年12月10日

血管が詰まった!

「血管が詰まった!」のではなくて「鉄管が詰まった!」のです。
治療用ユニット脇のキャビネットの蛇口から、本当にチョロチョロしか水が出なくなって、去年から気になっていたのですが、年末も近いし水道屋さんに見てもらったのです。
勢いよく出すと水が跳ねるので、水圧をかなり弱く調節して使っていたのですが、さて水圧を強くしてみても変化ありません。
水道管を外してビックリ。鉄管の中は錆でほとんど塞がっていたり、丁度半分だけ錆が塊で付着しているのです。
プロの話では、いつ破裂して水が噴き出してもおかしくない状態とのこと。これも何十年もたった証、加齢現象の一つなんでしょう。
まるで自分の血管を見せられている思いがして、ゾッとしたのでした。
昨年、脳ドックを受けて、特に出血痕や詰まった痕はないとのことで、頚動脈の内面にプラークが少し付いているのだけを指摘されましたが、自分の血管も大事にメンテナンスせねばと考えさせられながらも、夕べもお酒をしっかりと飲んでしまったのでした。
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[加齢]



urutorahurosu at 23:51|PermalinkComments(3)今日このごろ 

2010年12月08日

取材広告

久しぶりに本屋さんの中をブラブラしてみて、健康雑誌の多さに驚きました。
また、「日本の名医」とか「日本の名歯科医」などの類の本もいろいろ並んでいます。
ペラペラめくってみると、え~っと思うようなドクターも載っていて、笑ってしまいそうになります。
そういえばたまにですが、文書や電話で「週刊○○の特集記事に広告を出しませんか?」とか、タレントの××さんが訪問してインタビュー記事を書きますが、いかがですか?」などの勧誘があります。
高額な広告料を払って、出版社がいかにも取材したように見せかけて記事にした広告を『取材広告』というのだそうです。
この手の広告は、旅行雑誌やタウン誌の、旅館や食事処の記事によく見られるのですが、実際に行ってみるとガッカリすることが珍しくありません。
冒頭の名医関係の本も、分厚い本のわりに値段が880円程度と安すぎて、値段からも同様の構図が容易に想像できます。
患者さんが少なくなったための集患目的か、自分を名医と信じ込んでの広告なのでしょうか。
「儲ける」という字を分解すると「信者」になります。
テングになって自分のことをひけらかすのではなく、『信者』を作るのが儲けるコツだと、昔エライ先生に聞いたことがあります。
まあ、そのほうが雑誌に広告を出すよりも難しいのですが。
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[テング]



urutorahurosu at 06:13|PermalinkComments(4)歯にまつわる話題 

2010年12月01日

飛火野

写真雑誌で見た奈良公園飛火野の秋の写真に魅せられて、今回の旅行で一番天気の良さそうな日を選んで行ってみようと決めていました。
夜明け前にホテルの窓から空を見上げると星。
マフラー、マスク、レッグウォーマー、ホッカイロ、帽子に手袋。朝6時の近鉄線で奈良に向かうと途中で日の出です。
新大宮の平城京跡付近のススキの野原は低く朝霧が立ち込めて、その中に朱色の大極殿がそびえ立っていて、他に余計なものは何も見えずすばらしい光景。バックからカメラを出していなかったのが悔やまれます。
近鉄奈良から循環バスで春日大社参道に向かうと、すでに20人ほどのカメラマンの砲列。
朝日に向かって逆光で、木々をバックに鹿の姿を撮っています。
初めての場所ですが、ポイントを探す必要がなく楽な撮影。常連さんは思う場所に餌を撒いて鹿をそこに寄せて撮っているので、それにちゃっかり便乗させてもらいますが、動物写真は苦手なので、なかなかいいシャッタータイミングがとれません。
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[夜明け]










朝日がすっかり上がってしまうと、あとは思い思いの場所で飛火野の中を散策しながら撮影です。
春日大社本殿前から東大寺まで、ゆっくり歩きながらイチョウやモミジを撮影して、帰りの京都行きの特急内で遅い朝食。

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  [静寂]

urutorahurosu at 06:02|PermalinkComments(2)写真の話