2009年12月

2009年12月29日

変身

日本人は世界一宗教観のない民族といいますが、年末から新年にかけての宗教観の変身振りにはいつもながら感心します。
クリスマスの頃は敬虔なクリスチャンになり彼女と過ごし、大晦日はお寺で除夜の鐘を突いて仏さまに1年間の無病息災を感謝し、年が明けるとその帰りには神社で神さまにいろいろおねだりの初詣。その変身ぶりはすごいのですが、それを変だと思わないのが、無信仰・宗教不信の今の日本であり、何でもありというわけです。
今日の午前中で日下部歯科医院は仕事納めですが、決算が9月なので、年末といえども、伝票の整理や棚卸しも必要ないし、まあ、大掃除と夕方からの忘年会くらいが今日のイベントです。
忘年会は、飲み放題のコースをスタッフがさがしてきました。ホテルの9Fでめずらしく貸し切り状態でした。
今年は夫婦だけのお正月になりそうなので、マイルで京都に飛んで、ビジネスホテルで新年を迎えます。
今回はブレずに、大晦日は八坂神社でおけら詣りの撮影をして、元旦は初代天皇の神武天皇を祀ってある、奈良の橿原神宮で初詣をしたいと思っています。




[仕事納めの夜]


urutorahurosu at 22:06|PermalinkComments(0)今日このごろ 

2009年12月26日

京の隠れ路地

京都の町は碁盤の目のような道路が特徴ですが、その碁盤の目の合間を縫うように細~い路地がまるで毛細血管のように存在します。
ほとんどが築100年前後の長屋なのですが、最近は若い作家たちが、自分の作品を展示したり、その2階部分を住居にしたり工房にしたり、外人さんが日曜日だけ開店のパン屋さんをしたり、いろいろな使い方をされてとても人気です。
昭和のまま、時計の針が止まったかのような路地。車の入れない細い通りには「古くていいもの」がいろいろ残されています。
観光客でごったがえす世界遺産のお寺もいいけれど、人も町並みもスローでやさしい、こんな隠れ小路をゆっくり歩くのもいいものです。
「路地」とは通り抜けができない袋小路になっていることをいい、その突き当りを貫通させて通路にしたものを「図子(辻子)」といって、〇〇路地とか、〇〇図子と呼ばれますので、そんな知識があると、町歩きも一味違うかもしれません。
写真は路地では一番有名な「三上家路地」。




[昔ながらの]


urutorahurosu at 17:18|PermalinkComments(0)ディープな京都 

2009年12月21日

イルミネーション巡り

まだクリスマス前なのに、とんだ大雪です。
こんな西高東低の天気図の時は、東京方面は間違いなく快晴なので、青空を見に行くだけで気分転換になります。
というわけで、今年最後になるかもしれない撮影は、都内のイルミネーション巡り。
まずは今年11年ぶりに復活した表参道のイルミネーションですが、予想通り地下鉄の駅からすごい混雑で車道も大渋滞、歩道橋も通行止め。ヴィトンやカルティエのビルのオシャレ度が目立っていました。
結構寒いので、表参道ヒルズの中のイルミネーションをのぞいてから、新橋駅のカレッタ汐留へ。
今年は光で描く「海のイルミネーションショー」ということで、今回はヨカッタ汐留。
高層ビルの間の珠玉の光アート。レーザーで緑の雲と、中央の赤富士(?)に襲い掛かる津波のような波を、30万個のLEDで表現して、次々変わる色彩に、シャッターが止まりません。
写真は津波をイメージして撮ってみました。




urutorahurosu at 08:00|PermalinkComments(0)写真の話 

2009年12月14日

マスクの効用

今回の新型インフルエンザの発病者のほとんどが10代、特に14歳以下といわれていますが、大人の患者さんの中にも「インフルエンザの疑いでキャンセル」というような人もたまに出ています。
インフルエンザは、主に咳やクシャミにより飛沫感染することが知られていますが、実はそれよりも感染の危険があるのは、接触感染のようです。
つまり、インフルエンザにかかった人が咳やクシャミをしたり鼻をかんだりして、ウィルスの付いた手で、ドアのノブやテーブル、デスク、吊り革、受話器などいろいろな所を触ってウィルスを付着させ、そこを触った他の人の指にウィルスが付着して、その指で無意識に自分の鼻などをこすって、鼻粘膜に感染するという 経路です。
マスクについては、ウィルスの遮断性や周りの隙間からのウィルスの進入が重視されていますが、どんなマスクでも着用することで、無意識に自分の鼻をこするという行為を防ぐことができるので、接触感染の経路を遮断することができるのです。
今や国民の十数人に1人が発病しているという状態で、あと数年もすれば「新型」の名前がとれて、「メキシコ型」の季節性インフルエンザと呼ばれることになるのでしょう。




[接触中]


urutorahurosu at 07:02|PermalinkComments(0)歯にまつわる話題 

2009年12月07日

鉄分補給

鉄欠乏症になった時は、鉄分を補給する必要があります。といっても、別に栄養学の話ではありません。
「鉄分補給」とは、鉄道を愛する人たちが、休日に鉄道を楽しんでリフレッシュすることで、先日NHKでも放送されていましたが、乗ったり撮ったりするだけではなく、いろいろな駅の駅メロを録音したり、廃線跡を訪ねたり、さまざまなリフレッシュの方法があるのです。
最近は鉄道ファンのために、都内の駅近くのホテルが、部屋の窓からさまざまな電車の行きかうさまを見ることができる、「トレインビュープラン」が大人気のようです。
10月下旬の紅葉の撮影から、12月に入ってのイルミネーション撮影などでローカル線に乗る機会がなく、最近ちょっと鉄欠乏症気味なのです。
ようやく昨日は快晴のJR篠ノ井線に乗ったのですが、朝霧の姥捨駅付近の棚田と善光寺平の風景と、麓に朝霧を漂わせて青空に屏風のように聳え立つ、白い北アルプスの姿は、かなり鉄分補給になりました。
おまけに中央本線塩尻~松本間では、真っ白な槍の頂きも見えて・・・




[白い屏風]



urutorahurosu at 07:38|PermalinkComments(0)今日このごろ