2009年04月

2009年04月24日

大道芸シーズン

春になると各地で大道芸を見る機会が多くなります。
先週末は「ヨコハマ大道芸」。 市内多数の会場でさまざまなパフォーマンスが演じられますが、各会場間にちょっと距離があり、歩いて見てまわるには結構疲れます。
今週末は桜木町野毛エリアの「野毛大道芸」。
今回は天気が心配ですが、20年以上続いている春の横浜の一大イベントで、横浜の中心市街地は、大道芸一色に塗りつぶされます♪
プログラムを見ながら、お気に入りの大道芸をピックアップ。それを目当てに、あちこち歩き回る時間はとても楽しいものです。
でもさすが大都会。人気芸人はギャラリーもかなり多いので、最前列で写真を撮るにはちょっと辛いものがあります。
最前列で見物するには、地方の大道芸大会をねらうのもいいかもしれません。近場では、6月初めの遠刈田温泉の大道芸大会。日帰り温泉付きで、いかがでしょうか。
写真は桜木町駅前広場のパントマイマー。




[孤独]


urutorahurosu at 06:10|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2009年04月15日

一目千本・二千本

「5時出発ですから」とF先生に言われ、休日とはいえ、さすがに4時15分起床は目覚まし時計の世話になります。
F先生、N先生に誘われて、宮城県大河原町の一目千本桜の撮影に行ったのですが、役場の話によると、7時過ぎれば車は渋滞で入れないとのこと。
まさに満開で、穏やかな白石川の水面に桜並木が映って千本が二千本にボリュームアップ。撮影ポイントにはすでに多くのカメラマンが三脚を立てています。
大河原~船岡間の3キロは、この時期は電車も徐行運転をするほどの見事さで、蔵王連峰が見えなかったのは残念ですが、期間限定の絶景を堪能できました。
近くの船岡城址公園へ移動する頃には、花見客の車は国道4号線まではるかに溢れていて、すごい事になっています。
その後南蔵王山麓の水芭蕉の森で、咲きそろったばかりの水芭蕉とカタクリの花の群生を久々に撮影して撮影終了、盛りだくさんの一日でした。




[一目二千本]


urutorahurosu at 18:48|PermalinkComments(0)写真の話 

2009年04月09日

樹命700年

山形市から車で20分ほどの最上川の支流、須川のすぐ側に「お達磨の桜」という樹齢700年のエドヒガンの古木3本があります。
県指定の天然記念物ですが、そのうち最大の1本が最近枯れてしまって伐採されることになりました。
昔は満開のお達磨の桜の花の下で昼寝をしたり、須川の堤防の道で雉を見つけたりできたのですが、10年以上前から周囲に柵ができたり歩道が整備されたりと公園化してしまい、それ以来行く気がしなくなっていました。枝のすぐ側には高速道もできて、ひっきりなしに車が通ります。
かつてこの古木が一番勢いがあった頃は、須川の護岸工事もされることなく、さぞのどかだったことでしょう。枯れた古木は今のこの状況に嫌気がさして枯れてしまったのかもしれません。
行政は周辺住民のためにという名目で、公共事業や環境破壊を平気でしますが、お達磨の桜はこの土地の大切な「先住人」のはずです。
先住人の生活環境を守るために、我々が我慢しなければならないものも多いはずです。
枯れるという行為は、平和主義の樹木の最後のメッセージのように感じてなりません。
写真は桜の木の生命力をイメージしてみました。




[桜木の精]



urutorahurosu at 05:37|PermalinkComments(0)今日このごろ 

2009年04月08日

首都圏の奇祭

その祭りのイントロは、京急川崎駅発の大師線の車中から始まります。毎年4月第一日曜日だけは大師参りとは無縁の外人さんが異常に多く、さまざまな言語が飛び交い、車内は異様な雰囲気。
川崎大師駅前はものすごい人出ですが、その半数は外人さん。皆歩いて数分の金山神社に向かいます。
金山神社の「かなまら祭り」、境内はもう身動きがとれないほどです。
国内ではマイナーで、たぶんTVでは放送されない(できない)祭りですが、海外では「ウタマロ・フェスティバル」として有名で、この日もイギリスのBBC放送が取材に来ていましたが、日本の放送局の取材はなし。
東北地方の山の中の温泉では、昔から「金精様」として湯の中に浮かべたり、神社に奉納されたりしましたが、首都圏では別のいわれもあるようです。
木製の特大サイズに跨って記念撮影をしたり、抱きついたり、大根で彫刻したり、アメ細工で作ったものを食したり、満開の桜の下、大いに盛り上がります。
クライマックスはご神体をのせた3基の神輿が1時間ほど町内を練り歩きますが、ひときわ目を引くのが巨大な赤紫色の「エリザベス神輿」。女装の男性がとんでもない掛け声で担ぎます。
さすが首都圏、和洋老若男女ごちゃ混ぜのクレージーでおおらかな祭りです。




[We love Big 1]