2008年10月
2008年10月27日
東へ西へ
今年の秋は、まだ一度も紅葉の撮影をしておらず、その間にやれ「月山にはもう雪が降った」とか「蔵王のいろは沼がいいとか」いろいろな情報は患者さんからもらうのですが、来週こそはと思っている間に一日50mの紅葉前線はもう郊外の山肌も染め始めています。
土曜日の朝にお誘いを受けて、曇りながらも日曜日にN先生、F先生と山形の東の西蔵王に行ってみました。
野草園、三本木沼と回りましたが、曇りのせいもあり思ったほどではなく、欲求不満のまま今度は西のはずれの白鷹山麓や県民の森へ。
こちらはちょうど見ごろで、苔沼では水際の紅葉と、手前のヨシ原が綺麗でした。夢中でシャッターを押していると、急に立っていられないほどの突風でヨシ原が海のように波立ち、カメラバックも飛ばされるほど。
手振れしないように注意をしても、風で体がブレてしまって、家に帰ってからがっかり。
新蕎麦の頃なので、山辺町で蕎麦を食べて家に帰ってウトウト昼寝の日曜日でした。
[ヨシ原波立つ]
土曜日の朝にお誘いを受けて、曇りながらも日曜日にN先生、F先生と山形の東の西蔵王に行ってみました。
野草園、三本木沼と回りましたが、曇りのせいもあり思ったほどではなく、欲求不満のまま今度は西のはずれの白鷹山麓や県民の森へ。
こちらはちょうど見ごろで、苔沼では水際の紅葉と、手前のヨシ原が綺麗でした。夢中でシャッターを押していると、急に立っていられないほどの突風でヨシ原が海のように波立ち、カメラバックも飛ばされるほど。
手振れしないように注意をしても、風で体がブレてしまって、家に帰ってからがっかり。
新蕎麦の頃なので、山辺町で蕎麦を食べて家に帰ってウトウト昼寝の日曜日でした。
[ヨシ原波立つ]
2008年10月20日
杭を抜く
歯周病は、歯周病菌が出す毒素で歯を支えている歯槽骨という骨がとけてなくなってしまう病気ですが、さらに喰いしばりや歯ぎしりなどの力学的な要素が加わると、歯の寿命がすごく短くなってしまいます。
私たちが物を噛む時は、下アゴを前や左右に動かすのですが、その原理は地面に打ち込んだ杭を抜くときによく似ています。
地面に打ち込んだ杭を抜くときは、まっすぐ引っ張ってもなかなか抜けないので、杭を前後左右に揺さぶります。すると杭と周りの地面の間に隙間ができて、杭は少しずつ動いてきて抜けやすくなります。つまり杭が歯で、地面が歯槽骨と考えてもらえばいいわけです。
歯(杭)がコンクリートのようなものに固くしっかり固定されていれば、揺さぶられても歯は動かずに擦れるところが減ってきますが、歯肉(地面)が田んぼのようにやわらかければ、歯が減ってくる前に簡単にグラグラしてきます。
そろそろ大根の収穫期ですが、大根畑の土はやわらかいので揺さぶらずにまっすぐ抜きましょう。
写真は東京農大名物の「大根踊り」。
[大根踊り]
私たちが物を噛む時は、下アゴを前や左右に動かすのですが、その原理は地面に打ち込んだ杭を抜くときによく似ています。
地面に打ち込んだ杭を抜くときは、まっすぐ引っ張ってもなかなか抜けないので、杭を前後左右に揺さぶります。すると杭と周りの地面の間に隙間ができて、杭は少しずつ動いてきて抜けやすくなります。つまり杭が歯で、地面が歯槽骨と考えてもらえばいいわけです。
歯(杭)がコンクリートのようなものに固くしっかり固定されていれば、揺さぶられても歯は動かずに擦れるところが減ってきますが、歯肉(地面)が田んぼのようにやわらかければ、歯が減ってくる前に簡単にグラグラしてきます。
そろそろ大根の収穫期ですが、大根畑の土はやわらかいので揺さぶらずにまっすぐ抜きましょう。
写真は東京農大名物の「大根踊り」。
[大根踊り]
2008年10月16日
やっぱり花嵐桜組
今年も撮りました「みちのくYOSAKOIまつり」
二日間続けて仙台に行き、たくさんのチームの踊りを撮りましたが、やはり大賞は昨年に続き青森の「AOMIRI花嵐桜組」でした。
いつも撮影する会場では、午前中早くの踊りにもかかわらず、最前列は昨年のあの感動を知っているカメラマンの砲列で、入り込む余地はなし。
5分間の演技時間で5回(たぶん)の衣装変えプラス小道具でめまぐるしく変化します。そのたびに観客からは「ワーッ!ウォーッ!」と大歓声。
感動の5分間が終わると、カメラは櫛の歯が欠けたようになり、次からのチームがかわいそうなくらいです。
全体的にはやはり北海道のチームのレベルが高く、青森もすごいです。
でも、なんてったって東京理科大や信州大学、東京農大をはじめとする大学生のチームのエネルギーには恐れ入りました。一人ひとりの笑顔の表情が魂の叫びに感じられます。こんな青春の思い出は、一生の財産でしょう。・・拍手・拍手
[熱中時代]
二日間続けて仙台に行き、たくさんのチームの踊りを撮りましたが、やはり大賞は昨年に続き青森の「AOMIRI花嵐桜組」でした。
いつも撮影する会場では、午前中早くの踊りにもかかわらず、最前列は昨年のあの感動を知っているカメラマンの砲列で、入り込む余地はなし。
5分間の演技時間で5回(たぶん)の衣装変えプラス小道具でめまぐるしく変化します。そのたびに観客からは「ワーッ!ウォーッ!」と大歓声。
感動の5分間が終わると、カメラは櫛の歯が欠けたようになり、次からのチームがかわいそうなくらいです。
全体的にはやはり北海道のチームのレベルが高く、青森もすごいです。
でも、なんてったって東京理科大や信州大学、東京農大をはじめとする大学生のチームのエネルギーには恐れ入りました。一人ひとりの笑顔の表情が魂の叫びに感じられます。こんな青春の思い出は、一生の財産でしょう。・・拍手・拍手
[熱中時代]
2008年10月07日
鏝絵(こてえ)
ちょっと疲れたので、15年振りくらいで銀山温泉に行ってみました。
大正ロマンあふれる温泉街の町並みは一見昔のままですが、うるさかった電線が地中化されたり、足湯が出来たり、建物が新築されたり、部屋も今ふうにリフォームされたり、当然ながら昔行った時とはずいぶん違って、いいような悪いような複雑な気持ちです。
週末の夜は花笠踊り(笠回し)や抽選会などのイベントも温泉街で開催されて、山あいの湯の町エレジーというわけにはいきません。
各旅館の看板はよく見ると、鏝絵の技法で少し立体的に作られていて、看板の他にもあちこちに鏝絵が見られます。
18代続く老舗旅館の正面には、12ヶ月の行事・風俗の鏝絵がカラーで見事に描かれて、まるで美術館のよう。左官職人のワザに感心します。
はるばる都会から来た客たちの目には、まるで別世界の温泉郷に写るのでしょう。
[夜の花笠]
大正ロマンあふれる温泉街の町並みは一見昔のままですが、うるさかった電線が地中化されたり、足湯が出来たり、建物が新築されたり、部屋も今ふうにリフォームされたり、当然ながら昔行った時とはずいぶん違って、いいような悪いような複雑な気持ちです。
週末の夜は花笠踊り(笠回し)や抽選会などのイベントも温泉街で開催されて、山あいの湯の町エレジーというわけにはいきません。
各旅館の看板はよく見ると、鏝絵の技法で少し立体的に作られていて、看板の他にもあちこちに鏝絵が見られます。
18代続く老舗旅館の正面には、12ヶ月の行事・風俗の鏝絵がカラーで見事に描かれて、まるで美術館のよう。左官職人のワザに感心します。
はるばる都会から来た客たちの目には、まるで別世界の温泉郷に写るのでしょう。
[夜の花笠]