2007年08月18日

郡上の夏

山紫水明という表現が、この町ほどふさわしい場所を私は知りません。
郡上八幡は、長良川の上流の支流吉田川の心洗われる水音と共に、昔懐かしい生活が根づいています。
400年も前から歌い踊り継がれている郡上おどりは、7月の中頃から町のどこかで33夜連続で毎晩踊られ、特にお盆の4日間は、朝の日の出の頃まで徹夜で踊られます。しかもお囃子は、全く休みなしの生演奏です。
日本百名水の第一号に指定された宗祇水をはじめ、町のいたるところに水舟といわれる水槽や用水の清冽な流れ、小川のある小道、夏の格別に暑いこの時期は、吉田川に高さ12mの橋から若者が飛び込みをします。水遊びする人々の脇で、鮎の友釣りができるなんて、きっとここだけでしょうね。
古い町並み、奥美濃の心を伝える商家、個人的には日本一と思える民宿「ふきのゆ」さんなど、お勧めはいろいろありますが、何よりも吉田川にかかる橋の上に立って町並みを見るだけで、ここだけ特別な空間なのが実感できます。



[吉田川のカッパたち]


2007年08月08日

健康食

最近の健康ブームで、TVショッピングなどでもさまざまなサブリメントが登場して、目移りがしてしまいます。では、私たちが健康になるためには一体何を食べればいいのでしょうか?その答えは口の中にありました。
人間の歯の数は上下それぞれ、前歯(野菜を食べる歯)が4本、犬歯(肉を噛み切る歯)が2本、臼歯(穀物をすりつぶす歯)が8本あります。
つまり健康になるには、野菜と肉と穀物をそれぞれ4:2:8(2;1;4)の割合で食べればいいよと、神様が教えてくれているんです。
ストレスがたまってヤケ食いしそうな時には、一流ホテルの「豪華な朝の和定食」を食べるといいようです。(夜の豪華な食事はお金がかかってますますストレスがたまります)
値段もそこそこだし、意外とバランスの取れたおいしいメニューです。
写真は金沢グランドホテルの朝の和定食。



[HealthyMenu]



urutorahurosu at 07:09|PermalinkComments(0)歯にまつわる話題 

2007年07月31日

下町サンバ

いよいよ夏祭りのシーズンインですが、3年前から年に一回だけサンバチームの追っかけをしています。
サンバといえば、浅草のサンバパレードが超有名ですが、なにせギャラリーが多すぎて、炎天下で何時間も前から場所を確保しなければ撮影ができないので、待つことが嫌いな私向きではありません。
なので狙うのは、商店街のお祭りなどのイベントで営業するパレードです。お店のオジさんオバさんや子供たちと一緒に笑い、夢と感動とエネルギーをいただきます。
お気に入りのチームはウニアン・ドス・アマドーリスという大学生のサンバ連合チーム。かっこいいダンサーたちだけではなく、バテリアという打楽器を演奏する若者も皆、全身汗まみれで盛り上がります。パレードが終わると拍手拍手の嵐です。
撮影しては、ギャラリーをかき分けて先回りしてまた撮影。これを何回も繰り返し、一か月分の汗を一気にかきました。
できあがった写真を見ると、いい笑顔にはきれいな歯並びがよく似合うことが、よくわかります。




[あこがれのお姉さん]


urutorahurosu at 05:07|PermalinkComments(0)写真の話 

2007年07月18日

あじさい参道

大型台風のおかげで、連休の八幡平の高山植物撮影の予定は中止。珍しく2日間は引きこもり状態です。
午前中に結構な揺れがあって、テレビをつけてみると新潟で大きな地震。テレビはずーっと地震のニュースを放映しているし、台風一過で青空も少し見えたので、紫陽花の写真を撮りに出塩文殊堂まで行ってみました。
ここは山形市の西山の麓、あの渡辺えり子が生まれた村木沢の集落の近くにあります。今の時期、本堂までの上り坂約500mの参道の両側に、あふれるように紫陽花の花が咲き乱れます。
雨上がりで両側が背丈ほどの紫陽花に囲まれているので、参道を歩くとムッとして汗が出てきます。久々の蝉時雨の中、癒しの時間を過ごしました。
紫陽花はそのまま撮影しても面白くないので、多重撮影で怪しげな雰囲気をイメージして撮ってみました。近いうちにフォトギャラリーにアップします。
現場の参道はこんな感じです。



[紫陽花日和]


urutorahurosu at 05:37|PermalinkComments(0)写真の話 

2007年07月11日

商売上手?

テレビで「お客のいないお店の人は、どうやって暮らしているのだろうか?」という特集で、レポーターが暇そうなお店を訪問してインタビューをしているのを、たまたま見ました。皆さん、実はお店以外でいろいろな収入源をお持ちで、なるほどと納得しました。
久々にあぶくま洞に行ったついでに「リカちゃんキャッスル」に初めて行ってみました。日曜日なのにまばらな家族連れで、これで経営が成り立つのかと他人事ながら心配しましたが、500円を払って中に入ってみて納得。キャッスルの中はリカちゃん人形の工場になっていて、その製造過程が上から眺められるようになっているんですね。つまり、キャッスルの中を工場にしているので、入場料収入は当てにしなくていいわけなんです。
頭上からはいつも見学客に監視されているので、作業中はサボるわけにもいかないし、一石二鳥。
売店で、のんびりしたキャッスルスタッフになんとなく似ている「のほほん族」を買ってきて、待合室に置きました。



[リカちゃんキャッスル]


2007年07月02日

三文の得

今ごろの時期は朝4時になると、もう空が明るくなります。
先日東京のホテルで、いつもより早く目を覚ましたので、カーテンを開けてみると、今まで見たこともないような真っ赤な朝焼けが空一面に広がり、すばらしいショータイムに、しばし見とれてしまいました。早起きは本当に三文の得です。
人間の体は、地球の引力だけではなく、太陽の引力の影響も受けています。昼は地球の引力に引っ張られている体が、頭上にある太陽の引力にも引っ張られるので、そのぶん体は軽くなり動きやすくなるのです。
夜になると逆に、太陽が地球の裏側にあるので、人間の体には地球の引力とさらに太陽の引力がプラスしてひっぱられるために、体が重く感じます。だから夜は寝る時間帯なのです。
昼型の人と夜型の人がいますが、夜型はこのような理由で体にとっては不自然なことなのです。
夜食を食べて歯も磨かないで寝てしまうと、昼起きた時には口の中は細菌の巣窟です。夜型の人も朝寝る前には、歯を磨いてから寝ていただきたいものです。
夕焼けを題材にした曲はたくさんありますが、朝焼けを歌った曲はあまり思い当たりません。ミュージシャンはやはり夜型の人間が多いのでしょうか。



[三文の得]



urutorahurosu at 23:20|PermalinkComments(0)歯にまつわる話題 

2007年06月25日

夏至の頃

夏至の頃は、診療が終わってもしばらくの時間明るいので、ちょっと得をした気分になります。同業者なのに米沢の友人は、明るいうちから酔っ払って電話をかけてきて、その話に付き合っていると暗くなってきてしまい、ちょっと損をした気分になります。
晴れた日の黄昏どきは、本当に気分がいいもので、タウンザックにお茶と交換レンズ・雑誌等を積めて、カメラを肩に1時間くらい散歩に出て、歩きながら太陽が沈む頃の空の様子を見ていると飽きません。
晴天の日は、陽が沈んでからも空の色が刻々と変化して青の濃度が強くなり、最後は濃い群青色になって暗くなります。
「夕暮れの時はよい時、かぎりなくやさしいひと時、それは季節にかかはらぬ、冬ならば暖炉のかたはら、夏ならば大樹の木かげ・・・」(堀口大學)



[学校帰り]


urutorahurosu at 05:42|PermalinkComments(1)めぐる季節 

2007年06月21日

三つの雨期

四季がはっきりしている日本にも、三つの雨期があります。一つはこれから本格的になる梅雨の時期。二つ目は秋雨前線と台風が重なる秋の長雨。そして三つ目は冬の日本海側の大雪です。
一年に降る降水量は、大体1700mmといわれ、大人の身長くらい降るそうです。その頭から膝くらいまでの水は、自然蒸発したり地下に浸み込んだりするので、私たちが生活に利用するのは、膝から下の分だけだそうです。
今冬の雪が極端に少なかったので、その分、他の雨期が大雨になるような気がするのですが、雨のおかげで四季それぞれの気候を味わうことができるわけで、雨にも負けず、気持ちをポジティブに持って、梅雨空を楽しみたいとは思うのですが・・・
診療中に窓を開けていると、雨の予感がわかります。カルテがしっとりとしてきて、銚子電鉄の「ぬれせんべい」状態になります。
先日、東京谷中の路地散歩をしていたら、ものすごい雷雨にあって、傘を差しても膝から下がビショビショで、路地なので軒先で雨宿りもできず、ひどい目にあいました。
「雨あめふれふれ母さんが、茶の間でお迎えうれしいな・・」雨を楽しむのも、ウーン・・大変。



[雨あがる]


urutorahurosu at 06:46|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2007年06月10日

浅草が汗くさくなる日

東京の祭りで好きなのが、浅草の三社祭、深川まつりの水かけ、浅草サンバカーニバルです。
今年の5月20日の朝は、三社祭のハイライト「宮出し」がマスコミで話題になりましたが、東京メトロ銀座線にはハッピを着た人たちが目立ち、浅草寺境内では祭り人の歓声や怒号が響きわたり、快晴の浅草は一気に汗くさくなりました。
3年前、初めて撮影に行った時に、神輿の渡御について行って町内をうろうろしていて、レトロな居酒屋さんを見つけました。祭り衣装の町内の人たちのたまり場になっているようで、絶好の撮影ポイントです。
神輿が近づくと、2階の特等席から家族が身を乗り出して歓声を上げる様子は、ここ3年間定点観察ポイントです。
その家の3人の子供たちも、一年ぶりに見ると、当然のことながら年々成長しているのがわかり、その分こちらは年々年をとっていくのを実感します。
これから夏祭りの季節。汗をかいて躍動する祭りびとたちの、エネルギーを吸収です。



[Special Seat]


urutorahurosu at 20:25|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2007年05月30日

高山本線バス代行

高山本線は飛騨高山から富山に抜けるのに、3年前から途中バスによる代行運転がおこなわれています。台風による災害のためなのだそうですが、それにしてもすごい被害だったのか、JRのやる気のなさなのかわかりませんが、途中、角川から猪谷までの区間を1時間ほど、山の中の集落をやや小ぶりのバスは巡って行きます。(もし新幹線だったら3年間もバス代行など、ありえないのに・・・)
飛騨古川で知り合ったカナダ人の小父さんもびっくりするほどの細い道。たった5人だけを乗せた代行バスは、電車の車窓とはまた違った意味で、楽しかったです。
飛騨古川が実家という秋田の女子大生の語学力(?)を借りながら、なんとか代行の事情を説明できたか不明ですが、富山の手前、越中八尾で彼女に外人さんを預けて下車しました。



[5人の乗客]