2008年09月08日
木曽は山の中
学生時代以来、ずいぶん久しぶりの木曽路妻籠・馬籠は、やはり山の中でした。
旧中仙道沿いの築130年という民宿に泊まったのですが、妻籠宿からたどり着くまで約2キロの夕暮れの薄暗い山道。あの皇女和宮も通ったという旧中仙道は途中迷いそうになって、すれ違ったおばあちゃんに案内してもらい、汗まみれでようやくたどり着きました。
大妻籠という戸数16戸の小さな集落。3軒並ぶ旅籠の前は旧中仙道です。
二ヶ月間日本旅行をしているというスイスから来た2人の若者を含め宿泊客7人で、煤で真っ黒に固まった自在カギの囲炉裏端で飲みながら「日本語で」話が弾みました。
妻籠も馬籠も、昔と同じようでやはり変わっていて、ちょっと違和感。朝顔とコスモスのコラボが、夏から秋への移り変わりを感じました。

[築130年]
旧中仙道沿いの築130年という民宿に泊まったのですが、妻籠宿からたどり着くまで約2キロの夕暮れの薄暗い山道。あの皇女和宮も通ったという旧中仙道は途中迷いそうになって、すれ違ったおばあちゃんに案内してもらい、汗まみれでようやくたどり着きました。
大妻籠という戸数16戸の小さな集落。3軒並ぶ旅籠の前は旧中仙道です。
二ヶ月間日本旅行をしているというスイスから来た2人の若者を含め宿泊客7人で、煤で真っ黒に固まった自在カギの囲炉裏端で飲みながら「日本語で」話が弾みました。
妻籠も馬籠も、昔と同じようでやはり変わっていて、ちょっと違和感。朝顔とコスモスのコラボが、夏から秋への移り変わりを感じました。

[築130年]
2008年08月31日
海辺の小さな終着駅
3日間乗り放題12000円パスが使えるのに、日本列島の緩やかなS字カーブの真上に、S字の前線がそのまま乗っかってしまって、どこの天気予報も雨マークがついていて、迷いながらも銚子電鉄に久々に乗車しました。
終点の外川駅は、古き良き銚子の面影が残ったノスタルジックな駅舎で、電車から一歩降りると、そこだけが時が止まったような錯覚に陥ってしまうなつかしい駅舎です。駅は有人駅で、入場券は今では珍しい硬券です。
駅を出ると坂道と石畳の漁村の町並みが、眼下に太平洋を見下ろすように形成され、漁村らしい風情が昔ながらの外川町。
運良く昼近くから青空もみられ、夏雲と秋雲が混在してにぎやかな空、見ていると飽きません。
8月の最終日、ゆっくりのんびり、夏の名残りの一人旅。

[終着駅]
終点の外川駅は、古き良き銚子の面影が残ったノスタルジックな駅舎で、電車から一歩降りると、そこだけが時が止まったような錯覚に陥ってしまうなつかしい駅舎です。駅は有人駅で、入場券は今では珍しい硬券です。
駅を出ると坂道と石畳の漁村の町並みが、眼下に太平洋を見下ろすように形成され、漁村らしい風情が昔ながらの外川町。
運良く昼近くから青空もみられ、夏雲と秋雲が混在してにぎやかな空、見ていると飽きません。
8月の最終日、ゆっくりのんびり、夏の名残りの一人旅。

[終着駅]
2008年08月23日
びしょぬれの日
今年は江戸「深川まつり」の3年に一度の本まつりです。
お盆休みの最終日の早朝7時過ぎから、54基の神輿が富岡八幡宮から8キロ以上の道のりを、昼食タイム以外は休みなしで練り歩く姿は圧巻です。
沿道からはホースやバケツや消防署の散水ホースで担ぎ手に水がかけられます。担ぎ手は当然びしょぬれ、観客も気をつけないと、いつ水が降ってくるか分かりません。
写真撮影も、カメラをタオルでガードしつつファインダーをのぞきながらシャッターチャンスに集中していると、時折り頭から水をかけられてしまいますが、それもまたすごく楽し。
デジカメは水に弱いので、体でカメラをかばうためにシャツはビショビショ、今年は特に濡れました。
いつもは死ぬほど暑い深川まつりなのですが、今年だけは前日の猛暑とは一転してジャケットがほしくなるほどの涼しさで、昼頃にホテルに戻ってシャツや帽子をしぼってから、熱い浴槽で冷えた体を温めました。

[水かけ]
お盆休みの最終日の早朝7時過ぎから、54基の神輿が富岡八幡宮から8キロ以上の道のりを、昼食タイム以外は休みなしで練り歩く姿は圧巻です。
沿道からはホースやバケツや消防署の散水ホースで担ぎ手に水がかけられます。担ぎ手は当然びしょぬれ、観客も気をつけないと、いつ水が降ってくるか分かりません。
写真撮影も、カメラをタオルでガードしつつファインダーをのぞきながらシャッターチャンスに集中していると、時折り頭から水をかけられてしまいますが、それもまたすごく楽し。
デジカメは水に弱いので、体でカメラをかばうためにシャツはビショビショ、今年は特に濡れました。
いつもは死ぬほど暑い深川まつりなのですが、今年だけは前日の猛暑とは一転してジャケットがほしくなるほどの涼しさで、昼頃にホテルに戻ってシャツや帽子をしぼってから、熱い浴槽で冷えた体を温めました。

[水かけ]
2008年08月14日
ヨイショ!
山登りなどは年に一度くらいしかチャンスがないのですが、先週末に市歯科医師会の理事会を、鳥海山4合目の山荘で開催し、日曜の朝に片道2時間半の登山を楽しめました。
地元の先生差し入れの酒などを飲みすぎたおかげで、大広間での雑魚寝もグッスリ眠れたのですが、ほとんどの人が二日酔いの状態で、水分を補給しながら、ヘロヘロで石畳の斜面を登っていきました。
小さな高山植物の盛りは過ぎていましたが、ニッコウキスゲやチョウカイアザミなどがたくさん見られ、やっと到達した鳥海湖。あたりにはまだ雪渓も残っていて、はるか先の山頂も雲の間に雄々しくそびえ、振り返れば日本海と飛島が広がり、まさに絶景で登山の楽しさが感じられます。(ここで引き返すので後は下りだけでなお楽し)
下りはさすがに膝にきて、ストックのお世話になりながらヨイショ、ヨイショ。「ヨイショ!」が自然にでると中年と言われますが、上りも下りも前後から何百何千回のヨイショ!を聞いたことでしょう。

[サングラスと鳥海湖]
地元の先生差し入れの酒などを飲みすぎたおかげで、大広間での雑魚寝もグッスリ眠れたのですが、ほとんどの人が二日酔いの状態で、水分を補給しながら、ヘロヘロで石畳の斜面を登っていきました。
小さな高山植物の盛りは過ぎていましたが、ニッコウキスゲやチョウカイアザミなどがたくさん見られ、やっと到達した鳥海湖。あたりにはまだ雪渓も残っていて、はるか先の山頂も雲の間に雄々しくそびえ、振り返れば日本海と飛島が広がり、まさに絶景で登山の楽しさが感じられます。(ここで引き返すので後は下りだけでなお楽し)
下りはさすがに膝にきて、ストックのお世話になりながらヨイショ、ヨイショ。「ヨイショ!」が自然にでると中年と言われますが、上りも下りも前後から何百何千回のヨイショ!を聞いたことでしょう。

[サングラスと鳥海湖]
2008年08月05日
秘境駅(赤岩駅)
数年前から認知されてきた『秘境駅』とは、鉄道の駅でありながらその利用客の少なさ、鉄道や車での到達の難しさから、その存在そのものが「?」となっている駅で、TVの旅番組や本、コミックで紹介され話題になっています。
日本の田舎・山形の近くにもいくつか存在しますが、福島に泊まった日の朝に赤岩駅に行ってみました。
福島駅からわずか3つ目の駅で、かつてスイッチバックのあった駅ですが、早朝の電車で行って戻らないと、何もない場所で5時間くらい過ごさなければなりません。
駅前はかろうじて林道が通じていますが、最寄の人家は徒歩30分くらい。冬場は車での到達は不可能。物置小屋のような駅舎が駅前通(林道)にポツンとあるだけで、利用客は1日に1~2人のようです。
もちろん下車したのは私一人、発車間際に車掌さんから「新幹線に気をつけて」と注意を受けました。
そう、ここは「山形新幹線つばさ」がトンネルから急に顔を出して頻繁に通過する秘境駅です。ホームに聞こえるのはセミと鳥の鳴き声だけ。もし電車が運休すれば、連絡方法は皆無。
近いけれど遠い『赤岩駅』・・全国秘境駅ランキング12位

[近くて遠い]
日本の田舎・山形の近くにもいくつか存在しますが、福島に泊まった日の朝に赤岩駅に行ってみました。
福島駅からわずか3つ目の駅で、かつてスイッチバックのあった駅ですが、早朝の電車で行って戻らないと、何もない場所で5時間くらい過ごさなければなりません。
駅前はかろうじて林道が通じていますが、最寄の人家は徒歩30分くらい。冬場は車での到達は不可能。物置小屋のような駅舎が駅前通(林道)にポツンとあるだけで、利用客は1日に1~2人のようです。
もちろん下車したのは私一人、発車間際に車掌さんから「新幹線に気をつけて」と注意を受けました。
そう、ここは「山形新幹線つばさ」がトンネルから急に顔を出して頻繁に通過する秘境駅です。ホームに聞こえるのはセミと鳥の鳴き声だけ。もし電車が運休すれば、連絡方法は皆無。
近いけれど遠い『赤岩駅』・・全国秘境駅ランキング12位

[近くて遠い]
2008年08月03日
若いってすばらしい!
ほとんど毎年、8月の第一土曜日は福島のわらじまつりの撮影に行きます。
フィナーレに踊る「ダンシングそーだナイト」は、1時間半以上まったくの休みなしで、老若男女の様々なグループが色とりどりのコスチュームで、熱く華麗な踊りをフィナーレまでエンドレスで踊り続けます。
振り付けは各グループそれぞれ。踊りの輪の中で撮影をしていると、若い人たちのエネルギーが入ってきて、体が軽く感じます。(アルコールのせいもあるかも)
やはり写真になるのは笑顔の素敵な若い人。終了間際になっても、踊りの勢いは変わりません。
汗まみれになって、終了後の審査発表まで、福島の街は熱く盛り上がります。

[exited njght]
フィナーレに踊る「ダンシングそーだナイト」は、1時間半以上まったくの休みなしで、老若男女の様々なグループが色とりどりのコスチュームで、熱く華麗な踊りをフィナーレまでエンドレスで踊り続けます。
振り付けは各グループそれぞれ。踊りの輪の中で撮影をしていると、若い人たちのエネルギーが入ってきて、体が軽く感じます。(アルコールのせいもあるかも)
やはり写真になるのは笑顔の素敵な若い人。終了間際になっても、踊りの勢いは変わりません。
汗まみれになって、終了後の審査発表まで、福島の街は熱く盛り上がります。

[exited njght]
2008年07月30日
湘南モノレール
盛夏だ!夏らしい写真を撮ろう!夏といえば海水浴、海水浴はやはり湘南・江ノ島という単純な図式が思い浮かんで、カメラ片手に江ノ島へ。
どうせ行くならば、初めての乗り物で行ってみたいと選んだのが、大船からの湘南モノレール。珍しい懸垂式の遊覧鉄道で、先頭車両かぶりつきからの眺めがおもしろい。なにせ線路がないので、まるでヘリコプターの低空飛行か、遊園地のアトラクションみたいです。
道路を走る車の真上を一緒にカーブして、しかも渋滞知らずにスイスイ追い抜いていきます。2つのトンネルも線路がなくて、まるで洞窟探検みたい。あまりのおもしろさに、往復とも乗ってしまいました。
江ノ島では片瀬海水浴場へ向かう地下道が、この世とあの世の結界線。ここを越えてカメラを構えると、○○小僧とまちがわれるので、地下道から海へ向かう人々を、トンネル効果で撮ってみました。
地下道はサウナ状態で汗が噴き出し、とても長時間は無理なので、早々に冷えたレストランで「生桜エビのパスタ」と「生しらす」で地ビールを一杯。これも今回の目的でもあります。

[空中散歩]
どうせ行くならば、初めての乗り物で行ってみたいと選んだのが、大船からの湘南モノレール。珍しい懸垂式の遊覧鉄道で、先頭車両かぶりつきからの眺めがおもしろい。なにせ線路がないので、まるでヘリコプターの低空飛行か、遊園地のアトラクションみたいです。
道路を走る車の真上を一緒にカーブして、しかも渋滞知らずにスイスイ追い抜いていきます。2つのトンネルも線路がなくて、まるで洞窟探検みたい。あまりのおもしろさに、往復とも乗ってしまいました。
江ノ島では片瀬海水浴場へ向かう地下道が、この世とあの世の結界線。ここを越えてカメラを構えると、○○小僧とまちがわれるので、地下道から海へ向かう人々を、トンネル効果で撮ってみました。
地下道はサウナ状態で汗が噴き出し、とても長時間は無理なので、早々に冷えたレストランで「生桜エビのパスタ」と「生しらす」で地ビールを一杯。これも今回の目的でもあります。

[空中散歩]
2008年07月28日
AED
最近、AED(自動体外除細動器)がいろいろな場所に設置され、メーカーにも注文が殺到して、うれしい悲鳴をあげている状態のようです。
山形市歯科医師会でも「イメージアップ大作戦」として、希望する85の歯科医院でAEDを共同購入し、先日72人の院長・スタッフのペアで、救急蘇生の研修会をしました。
講師にお願いした、私の大学時代の友人の公立置賜総合病院救命救急センター長の岩谷先生以下、上山・西村山の救急隊員13人は、皆現場の第一線でバリバリ活躍中。レクチャーでも実習でも、理屈ではない現場の生の声が聴けて大好評でした。そして何でも言いなりになってくれた、たくさんのダミー(人形)君たちにも感謝です。
秋には、今回参加できなかった会員のために、第二弾を企画中です。
できればこのAEDが、飾り物でムダな買い物だといいのですが。

[実習中]
山形市歯科医師会でも「イメージアップ大作戦」として、希望する85の歯科医院でAEDを共同購入し、先日72人の院長・スタッフのペアで、救急蘇生の研修会をしました。
講師にお願いした、私の大学時代の友人の公立置賜総合病院救命救急センター長の岩谷先生以下、上山・西村山の救急隊員13人は、皆現場の第一線でバリバリ活躍中。レクチャーでも実習でも、理屈ではない現場の生の声が聴けて大好評でした。そして何でも言いなりになってくれた、たくさんのダミー(人形)君たちにも感謝です。
秋には、今回参加できなかった会員のために、第二弾を企画中です。
できればこのAEDが、飾り物でムダな買い物だといいのですが。

[実習中]
2008年07月17日
祝辞
結婚式で祝辞を述べるのは結構経験しているので、そうアガることはないだろうと思っていたのですが、久しぶりの祝辞で思いっきりアガってしまいました。
褒める材料が乏しい場合は、そこで言葉が詰まってしまうのですが、今回は褒める材料はいくらでもある花嫁さんだったので、なんとか無事に終了しましたが、アガるというのは理屈ではないようです。
ようやく「私は仕事柄、夫婦の関係は私たちの口の中の上下の歯の関係と似ているなと思うのであります・・」と、仕事に関連する話になってからは落ち着くことができました。
「上の歯が夫で、下の歯が妻で、普段は上の歯のほうが立派に見えます」・・
「たまに反対咬合で下の歯が前に出ているのは<かかあ殿下>と言えるでしょう」のフレーズは、参列者の中に反対咬合の女性を見つけたので、急遽削除しました。

[バルーンリリース]
褒める材料が乏しい場合は、そこで言葉が詰まってしまうのですが、今回は褒める材料はいくらでもある花嫁さんだったので、なんとか無事に終了しましたが、アガるというのは理屈ではないようです。
ようやく「私は仕事柄、夫婦の関係は私たちの口の中の上下の歯の関係と似ているなと思うのであります・・」と、仕事に関連する話になってからは落ち着くことができました。
「上の歯が夫で、下の歯が妻で、普段は上の歯のほうが立派に見えます」・・
「たまに反対咬合で下の歯が前に出ているのは<かかあ殿下>と言えるでしょう」のフレーズは、参列者の中に反対咬合の女性を見つけたので、急遽削除しました。

[バルーンリリース]
2008年07月14日
ツートンカラー
山の近くに住んでいて便利なのは、その日の天気を見てから山に出かけられる点です。
朝、紅花を買ってその足で、蔵王刈田岳に車で登り、小さな湿原に花を見に行ってみました。
期待していたワタスゲは盛りを過ぎ、チングルマは花が終わって羽毛状の毛が稚児車(チングルマの語源)のようでした。代わりにハクサンチドリが咲き誇り、ちょうど山の端境期の感じです。
コマクサが見ごろと聞き、リフトでお釜へ。さらに小一時間歩いて、岩場に咲いているコマクサの群生地でしばし撮影を楽しみました。
中高年の登山ブームで、マナーも向上、高山植物の女王コマクサの乱掘も減ったせいでしょうか、そこかしこに咲いている姿はうれしいです。
めったに見られないほどの青空で、紫外線対策もせずにふと思い立って出かけたので、帰宅してからは腕や顔がツートンカラー状態で、パソコンに向かうと目もヒリヒリして涙が出ました。

[女王]
朝、紅花を買ってその足で、蔵王刈田岳に車で登り、小さな湿原に花を見に行ってみました。
期待していたワタスゲは盛りを過ぎ、チングルマは花が終わって羽毛状の毛が稚児車(チングルマの語源)のようでした。代わりにハクサンチドリが咲き誇り、ちょうど山の端境期の感じです。
コマクサが見ごろと聞き、リフトでお釜へ。さらに小一時間歩いて、岩場に咲いているコマクサの群生地でしばし撮影を楽しみました。
中高年の登山ブームで、マナーも向上、高山植物の女王コマクサの乱掘も減ったせいでしょうか、そこかしこに咲いている姿はうれしいです。
めったに見られないほどの青空で、紫外線対策もせずにふと思い立って出かけたので、帰宅してからは腕や顔がツートンカラー状態で、パソコンに向かうと目もヒリヒリして涙が出ました。

[女王]