2011年08月21日

村山徳内まつり

山形は花笠まつりが有名ですが、山形から北へ新幹線で20分の村山市で、毎年この時期に「村山徳内まつり」が3日間開催されます。
まあ、ヨサコイ踊りのようなものですが、各地区各町内ごとの団体が独自の囃子をエネルギッシュに踊るので、半強制的に踊らされる花笠まつりよりも被写体としては魅力的で、数年ぶりに初日の踊りを、診療後に電車で行ってみました。
会場は村山駅前なので、ロケーションは便利ですが、昼過ぎの地震のために山形新幹線が仙台に行ってしまい、次の各駅停車で帰宅の女子高生に囲まれて、夕飯抜きで約30分の乗車。おかげで撮影時間は正味1時間ちょいだけです。
おわら風の盆で使うPENTAX k-5のISO12600の試し撮りを兼ねて、もちろんメインのEOS5-D+ストロボも一緒に持参します。
初日の踊りは平日なので、そう混雑もなく、1時間で200枚ほど撮影しましたが、ストロボ使用ではこんな感じ。
傘を持った着物のおネエさんは、踊り手ではなく「運行責任者」のようです。
クリックして見てください。
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[運行責任者]









ストロボなしの高感度では、さすが暗い場所では厳しいですが、何とかこの程度の写真ができました。
背中の汗と「がんばろう・・」の文字に、街灯が反射しています。
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  [光る汗]












8月下旬、街灯の灯りには、蛾ではなくカマキリやコオロギが時折飛んできて、いかにも東北の田舎を感じさせる晩夏の宴でした。
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[仮面]



urutorahurosu at 05:03|PermalinkComments(7)写真の話 

2011年08月19日

何を今さら

京都五山送り火の、被災松騒動には呆れました。
せっかく被災地の祈りが届くと思ったのに、保存会の一部のメンバーの根拠のない被害妄想で、松の使用が中止。
それに対して、京都市は「市は伝統行事に口出しする権限が一切ない」ということを、市長自らがコメント。
抗議の多さに結局、違う被災松を使うことになり、放射能検査で表皮から微量のセシウム検出で、また中止。
燃やさないはずの皮の検査をして、燃やす芯の部分だけの検査はなし。
京都人は排他的と言われますが、このくらい排他的でないと、あれほどの文化遺産は守れないのかと、変に納得したのでした。
同じ日本人でさえ「風評被害」にここまで過敏なのですから、京都から外人観光客が姿を消すのも無理からぬ話です。
ところが今度は成田山新勝寺でも9月に被災松を燃やすとのこと。
それに対しては賛否両論、抗議電話が100件超、さてどうなることか。

ところで日本地図上で、原発から陸前高田までの距離を南に延ばすと、成田も原発からちょうど似たような距離にあります。
神奈川の足柄茶でもセシウムが検出されているので、当然成田にもセシウムが降り注いでいるわけで、陸前高田の松は汚染されていて、成田付近の木は汚染されていないなどということはありえないのです。
なぜ成田付近の木はセシウム汚染が報道されないかというと、それは検査をしていないから。
汚染牛肉騒動の稲わらだけが放射能を浴びたわけではないので、野菜にも麦にも雨にも人にも放射能は降りかかったはずです。
「風評被害」を止める一番の策は「検査をしないこと」でしょう。検査をしなければ、汚染された牛肉もお茶も存在しません。
今さらあれもこれも検査すれば、いくらやってもきりがありませんし、それに伴う風評被害も止まることがありません。
そのうち、名古屋あたりを境に、東日本の人は西日本に出入り禁止みたいになりかねません。
写真は3年前のお寺でのお焚き上げ。風向きによってどっち側が煙を浴びるのか・・仏さまのみぞ知る。クリックしてどうぞ。
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[風向きしだい]



urutorahurosu at 05:11|PermalinkComments(6)今日このごろ 

2011年08月17日

秘密兵器

「おわら風の盆」についていろいろ調べてみたら、どうやらストロボ禁止の町内が多いようで、特に深夜の町流しはストロボが使えないようだということがわかってきました。もちろん三脚も使えるわけもありません。
しかも、街灯もなく、灯りは祭りの提灯だけで相当に暗いようです。
そうなると撮影のしようがないので、高感度仕様のPENTAX K-5を秘密兵器として使ってみようと思いました。
普段はせいぜいISO800くらいで撮るのですが、このカメラはISO6400とか12800で撮れます。最大51200で撮れるようですが、まだ操作の方法がわからないので、苦手な取説を調べてみます。
ちょうど近所の公園で盆踊りがあったので、かなり暗い場所で試し撮り。
撮ってみるとなんとか1/20秒か1/30秒で撮影できるようですが、写真はやはりこの程度。しかもPENTAXなので、深夜のオートフォーカスはスピードが遅く、シャッターチャンスは逃してしまいそうです。
一応これを秘密兵器として持参して、キャノンEOS5D+ストロボを主力に、3日間のうち2夜くらいは徹夜するつもりです。
酒も飲めないので、逆に健康的かもね。
写真は出来が悪いので、クリックしないで見てください。クロスフィルターを付けっぱなしで撮ってしまったので、盆踊りの提灯が、クリスマスイルミネーションみたいになっちまった。
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[盆踊り]







urutorahurosu at 05:42|PermalinkComments(6)写真の話 

2011年08月14日

お盆休みとは

お盆休みですが、日下部歯科医院のお盆休みは今年は短いのです。
なぜならば、9月1~4日に、富山県越中八尾の「風の盆」の撮影に行くことが決まったからで、その分のしわ寄せです。
世間の習慣では、お盆は休むものという感覚がありますが、同じような年末年始の休みと違って、法律的(?)には認知されていないのですね。
年末年始の休みはいわゆる日曜日や祝日と同じように、国民の休日という位置づけですが、お盆休みは国民の休日ではありません。
なので、官公庁は一応(実態は休む人が多くて機能していないようですが)開いているし、休日診療などに対しての県や市からの補助金も、お盆の分は計算されていません。
普通、休日に急患などを診ると、初再診料に休日加算がプラスされますが、お盆休みに診療しても、その加算もありません。
同じように休むことが習慣化している年末年始とは、はっきり差別されている可哀想な存在なのです。
さて日中はとにかく暑いので、普段冷房の中で仕事をしている身としては、1日で夏バテしそうでした。
なんとなく普段使わない筋肉も使っているようで、朝から筋肉痛です。
写真は暑い日中をイメージして「水遊び」。
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[水遊び]

urutorahurosu at 07:14|PermalinkComments(7)めぐる季節 

2011年08月12日

不健康増税

いよいよ管内閣も交代近しの様相ですが、次の候補者たちは増税の賛否をそれぞれ述べています。
そこでまた、タバコや酒類の増税が検討されているようですが、酒税の値上げはサラリーマンにとってはまるで「オヤジ狩り」的発想で、ちょっと待ってよ!と言いたいのです。
海外にはジャンクフード課税というものがあるそうで、これはファーストフード、スナック菓子、ソフトドリンクなど、脂質や糖分が多く含まれて健康を害しやすい食品に、税金を課するものだそうです。
ハンガリーではすでに7月にこの法律が成立し、アメリカ・台湾・ルーマニアなどでも検討が進められているようです。
日本でもタバコをはじめ、生活習慣病の原因になりうる「不健康食品」に対して課税すれば、食生活改善の一助にもなるだろうし、世論も後押ししてくれるでしょうが、菓子メーカーや外食産業界からは大反発がくるだろうし、無理でしょうか?
フィンランドでは、虫歯予防になるキシリトールを使った製品は、消費税率が極端に低く設定されているし、「健康にならないものに投資すること」に対して課税することはいいことだと思うのですがいかがですか?
写真は近江八幡クラブハリエの大人気バームクーヘン。これは課税か非課税か。
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[美味非課税]



urutorahurosu at 05:12|PermalinkComments(10)歯にまつわる話題 

2011年08月09日

「花笠まつりの観客数」のウソ

今年も8月3,4,5日の花笠まつりも終わって立秋も過ぎ、いよいよ残暑。
1日目と3日目に少し撮影してきたのですが、昔に比べて踊りの振り付けがいろいろあって、楽しくなってきました。
ただこの花笠パレードは笑顔のない踊り手ばかりが多くて、中には「この人練習したの?」と言いたくなるような、投げやりで明らかにやる気のない踊り手も多数いて、がっかりしたのも事実です。
写真は一番ポピュラーで簡単な踊り




















これはたしか、化粧品会社の団体の美人のおネエさん。
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さて翌朝の新聞を見て唖然としたのですが、なんと「3日間で91万人の人出」というのです。1日で30万人?
山形市の人口25万人ですよ。パレードはちょうど1キロの一方通行。
両側に観客がいるので、長さ2キロ(2000m)の歩道のギャラリースペースがあることになりますが、例えばここに山形市民を全部集めたら、どんな状況になるでしょうか?
30万人÷2000m=150人 の単純計算で、あの商店街の間口1mの歩道スペースに、どうやって150人が詰め込めるのでしょうか(笑)
先月の東北六魂祭の13万人での大パニックとパレードの中止。浅草のサンバカーニバルは18万人、花笠より長いコースでも身動きがとれません。
まあ、このような数字はどこでもサバを読むのは常識でしょうが、これはもう一桁サバをよんでいるような、あり得ない数字です。
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さて実態はといえば、パレード会場に向かって歩いて行くと、観客の間から踊り手が見える感じで、写真を撮るにはあちこち自由に移動して、撮影場所に不自由さはありません。
写真をクリックして、背景のギャラリー30万人(?)の混雑程度も見てください。
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でも花笠の写真は、踊り手が美人で笑顔で、動感のあるポーズで、しかも笠のおもて側(花が付いている)が写っていないといい写真にならないので、意外と難しいのです。
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数ある団体の中でも感動するのが山形大学「四面楚歌」。
3日間毎夜とも最後尾近くで踊りますが、汗まみれで真剣に、若いエネルギーを与えてくれます。終わればこのチームだけは、観客から大きな拍手と声がかかります。
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[四面楚歌]









観客数など気にせずに、山形は山形らしい夏祭りでいいんじゃないの?主催者の新聞社さん。
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urutorahurosu at 22:20|PermalinkComments(7)めぐる季節 

2011年08月07日

早朝のゲレンデ

寝ていたらどこかで女性が歌っているような音がかすかに聞こえる。
しだいに近くなって、耳元でプ~ンと・・・・蚊が飛んできた音だった。
すぐに飛び起きたが、すでに3ヶ所刺されていたのです。やはり窓が少し開いていた。

週末は歯科医師会の役員会。蔵王温泉のゲレンデの途中にある旅館で泊まりでした。
夜は飲んで騒いで、翌朝は蚊に起こされて、朝風呂で頭をシャキンとしてから玄関に出てみると、夏休み合宿の中学生たちが散歩に出発。
山の朝の空気は気分爽快。思わず朝の日差しの中を歩く彼らをパチリ。
日だまりだけを強調して、日陰は暗く落としてみました。
朝食はバイキング。
足利の高校の女子ソフト部の生徒たちからは、すれ違うたびに「お×××まっす」(たぶん、おはようございます)と元気に挨拶され・・・深酒をした身としてはちょっと照れるのです。
おじさんたちは、そんなに清々しくないのだよ。
夏の蔵王は各地から合宿の中高生や大学生が集まって、まるで宿全体が合宿所のよう。
今日も暑くなりそう。若いっていいですね。
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[ゲレンデ散歩]



urutorahurosu at 18:24|PermalinkComments(1)めぐる季節 

2011年08月06日

働きアリの秘密

一生懸命働いているアリをよく観察してみると、実際に仕事をしているのはその20%程度で、残りの80%は仕事もせずに、ただウロウロしているだけなのだそうです。
そこで働いているアリだけ集めてみると、今度はその中の20%のアリだけが働いて、残りの80%はウロウロするだけなのだそうです。
これを「パレートの法則」といって、実際の私たちの社会にもそのままあてはめることができるようです。
たとえば世の中の80%のお金は、人口の20%のお金持ちが握っていて、残りの20%のお金を80%の人が分けあっている。
税金の80%は納税者全体の20%の人が払っている。(なので減税日本は金持ち優遇政党)
企業内で80%の売り上げを支えているのは20%の社員。
20人の取締役会議で、実際に発言するのは4人程度で、会社はその4人の取締役の意見で運営されている・・・などなど
常に80%のムダは必要?ということでしょうか。
渋谷駅前のスクランブル交差点で撮影していて、行きかう人々がいろいろな方向に横断しているのを見て、以前経営セミナーで聞いた働きアリの話を思い出したのでした。
スクランブル交差点は、雨の日の傘の群れの時に撮ると、いい写真になりそう。クリックしないと細かくってわからないかな。
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[スクランブル交差点]



urutorahurosu at 05:34|PermalinkComments(6)今日このごろ 

2011年08月03日

空海という人物は

上野、東京国立博物館の「空海と密教美術展」が話題になっています。
空海の直筆が見られるということをヤプミーさんの記事で知り、行ってみました。
特に信心深いわけでもないのですが、我が家のお寺さんが真言宗なので、お盆の時の和尚さんとの話のタネになるのではとも思ったのです。
展示物の98.9%が国宝か重要文化財という、超お宝満載の美術展なので、館内は人であふれていて、なかなか次に進めません。
特に空海直筆の書などは、読めもしないのに一字ずつ読もうとしているファン(?)が動かずイライラしてしまいます。
音声ガイドを聞きながら思ったのは、空海という人物を現在にたとえるとどうなんだろうということでした。
才能溢れる人には違いないと思うのですが、当時遣唐船で私費で留学するために、巨額の費用をどうやって調達したのかとか、20年の約束で唐に渡ったのに、わずか2年で密教の全てを学んで(?)さっさと帰国したり、なので本来は死罪なのに天皇にうまく取り入って、高野山や東寺で最大の宗教家として大活躍したりとか。
よほどオーラが強い人なのか、口のうまい世渡り上手なのか、評価が分かれるような気がします。
空海は日本で初めて「怒りの仏像(不動明王)」を彫った人ですが、当時中国ではそういう仏像はもう存在していて、うまく受け売りでヒットを作ったような気もします。
最後に感じたのは、京都などの古都の奥の深さです。
これだけの国宝級の仏像やお宝を東京に2ヶ月以上出張させても、ビクともしないのですから。
かなりのボリュームで、マンダラのパワーを浴びて元気になるどころか、クタクタになってしまいました。
館内撮影禁止なのでポスターの写真です。
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[お宝満載]




urutorahurosu at 06:43|PermalinkComments(5)今日このごろ 

2011年07月31日

夏だサンバだ!

夏といえばサンバ。
今年は隅田川花火が1ヶ月延びて浅草サンバの日と重なってしまい、残念ながら浅草サンバのほうが中止になってしまいました。
浅草サンバは広い通りに20万人近くの観客が集まるのですが、炎天下に辛抱してやっと確保した席から身動きがとれずに、なんとも窮屈な撮影になってしまいます。
それに比べて下町のサンバは、観客との距離感がなく、追っかけをしながら笑顔と一体感のある写真を撮ることができるのです。
毎年1回だけ、そんな撮影のために、都電荒川線沿線の小さな商店街のサンバパレードで、追っかけを汗まみれになってするのが楽しみです。
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[夏だサンバだ!]









普段はそう混まない(たぶん)であろう自転車の多いこの商店街も、サンバの日だけは大混雑。
日が落ちてからの最後のパレードが、観客と一体となって盛り上がるのです。
どちらもクリックしてどうぞ。
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 [私だって若い頃は・・]




urutorahurosu at 22:19|PermalinkComments(5)写真の話