秘境駅 峠駅草間彌生美術館が

2017年09月26日

虚像と実像

あなたは虚像と実像とどちらで生きていますか?

虚像で生きていると、実際の自分より自分を大きく見せようと虚勢を張ったり、立派に見せようと無理をしたり、見本を見せなければと思って頑張りすぎたり・・・

でも「実像」の自分は、すごく小さくて心細かったり、ノミの心臓だったり、たまには手を抜いたり休んだりしたかったり・・・
虚像と実像がかけ離れていればいるほど、自己不一致でココロもカラダも辛くなる・・・。

いやいや、そういう面倒な話ではないのです。

写真というのは「真実を写す」と書くけれど、それは誤訳。
「光を描く」と訳す方が本当かもしれません。

なので、写真に写っている被写体は必ずしも実像でなくともいいわけです。

例えば雨の横断歩道を渡っている人の写真。
普通に撮れば何の変哲もない写真ですが、これをさかさまにしてみます。
c0c9b7f9.jpg




[虚像と実像]
















水たまりに写った人は虚像。
実像の部分はカットしてしまうと、こんなふうにちょっと面白い写真になります。
わかりやすいように、赤やピンクの傘を入れるといいですね。
328628fe.jpg

 [虚像]


















また、実像の足元をちょっとだけ入れて種明かしをするのもいいかもしれません。
全部クリックしてど~ぞ!
214cc698.jpg




[横断中]














そこで再び、あなたは虚像と実像とどちらで生きていますか?
あ~ぁ、面倒くさい。


urutorahurosu at 04:40│Comments(3)写真の話 

この記事へのコメント

3. Posted by ユウちゃん   2017年09月26日 07:00
「光を描く」に賛成です。
が、一面、それが真実を写しているという見方もできるのではと思います。
2. Posted by 知青   2017年09月26日 08:36
わあー凄いです!
「横断中」の写真
こんなことができるのですね{超びっくり}
1. Posted by kusakabe-dc   2017年09月27日 06:26
ユウちゃんへ
まあ手段は違えども、絵を描くのと一緒かなと思います。
自分は絵心が全くないので、安直な写真に走っているだけで・・
知青さんへ
いやいや、写真をただひっくり返してみただけですよ~

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