2017年09月25日
秘境駅 峠駅
ストレス溶解温泉から帰る途中、時々立ち寄るのが山形県の秘境駅である峠駅です。
2017年度の秘境駅ランキングでは全国で18位の駅であります。
ではどの辺にある駅かといえば、路線図で説明するとこの場所。
かつての奥羽本線の米沢~福島間の板谷峠越えの難所にあります。

[路線図]
昔のSL時代はこの板谷峠が急勾配のためにそのまま列車が登ることができずに、一旦停車した後に引き込み線にバックしてそこに作られた駅ホームに停車。
さらにそこから発車して次の勾配を登るというスイッチバック方式がとられた駅であります。
現在でもスイッチバックは、箱根登山鉄道などで残っていますが、この板谷峠越えは、上の路線図で説明すると、大沢、峠、板谷、赤岩駅のなんと4駅連続スイッチバックという、全国でも例がない難所でありました。
豪雪地帯なので駅全体が後退用の側線を含めてすべてスノーシェルターに覆われています。
今回は外観は撮らなかったのですが、現在のホームから撮ると左がスイッチバックの待避線のシェルター。(まだ線路が少し残っています)
右が現在の本線で、山形新幹線つばさが走ってきて通過していきます。

[スノーシャルター]
この駅の列車到達難易度は20ポイント満点で15ポイント。
時刻表を見ると、朝8時半前後の列車の次は13時半近くまで約5時間停車する列車がありません。
さらにその後も夕方まで列車が停車せず、車到達難易度よりも列車で来て戻る方が難しいようです。

[列車到達難易度]
駅前にはお店が二軒あるだけで他には廃墟になって崩れた住宅か保養所らしきものがあるだけです。
そのうち一軒が名物の「峠の力餅」を売るお店で、明治創業の老舗みたいです。

[老舗]
車到達難易度も12ポイント、客はほとんど来ないので、山形新幹線の車内販売が主な収入源だと思います。
峠駅に列車が停車すると、昔の駅弁売りのように首から下げてホームで売りますが、売れているのを見たことはほとんどありません。
店の外にはこんな看板。
青森方面って・・ここを通って青森まで行く人って今どきいないでしょ。
昔むかしは夜行長距離列車があったのです。
全部クリックしてど~ぞ!

[峠駅]
さて最初の路線図の写真を見ると、ここから2つ目に福島県に入って最初の駅赤岩駅がありますが、この駅は去年の12月から列車が通年通過駅となっていて、要するに列車が止まらない駅になっています。
なので列車到達難易度は20ポイント、車でもほとんど到達するのが難しいので、ランキングが全国5位になりました。
近い将来廃止されることは間違いないでしょう。
この赤岩駅は東日本大震災の数年前に一度、福島駅から列車で行って、一人ホームで40分ほど過ごしてまた福島駅まで戻ったことがありましたが、もう二度と行けない駅になってしまいました。
2017年度の秘境駅ランキングでは全国で18位の駅であります。
ではどの辺にある駅かといえば、路線図で説明するとこの場所。
かつての奥羽本線の米沢~福島間の板谷峠越えの難所にあります。

[路線図]
昔のSL時代はこの板谷峠が急勾配のためにそのまま列車が登ることができずに、一旦停車した後に引き込み線にバックしてそこに作られた駅ホームに停車。
さらにそこから発車して次の勾配を登るというスイッチバック方式がとられた駅であります。
現在でもスイッチバックは、箱根登山鉄道などで残っていますが、この板谷峠越えは、上の路線図で説明すると、大沢、峠、板谷、赤岩駅のなんと4駅連続スイッチバックという、全国でも例がない難所でありました。
豪雪地帯なので駅全体が後退用の側線を含めてすべてスノーシェルターに覆われています。
今回は外観は撮らなかったのですが、現在のホームから撮ると左がスイッチバックの待避線のシェルター。(まだ線路が少し残っています)
右が現在の本線で、山形新幹線つばさが走ってきて通過していきます。

[スノーシャルター]
この駅の列車到達難易度は20ポイント満点で15ポイント。
時刻表を見ると、朝8時半前後の列車の次は13時半近くまで約5時間停車する列車がありません。
さらにその後も夕方まで列車が停車せず、車到達難易度よりも列車で来て戻る方が難しいようです。

[列車到達難易度]
駅前にはお店が二軒あるだけで他には廃墟になって崩れた住宅か保養所らしきものがあるだけです。
そのうち一軒が名物の「峠の力餅」を売るお店で、明治創業の老舗みたいです。

[老舗]
車到達難易度も12ポイント、客はほとんど来ないので、山形新幹線の車内販売が主な収入源だと思います。
峠駅に列車が停車すると、昔の駅弁売りのように首から下げてホームで売りますが、売れているのを見たことはほとんどありません。
店の外にはこんな看板。
青森方面って・・ここを通って青森まで行く人って今どきいないでしょ。
昔むかしは夜行長距離列車があったのです。
全部クリックしてど~ぞ!

[峠駅]
さて最初の路線図の写真を見ると、ここから2つ目に福島県に入って最初の駅赤岩駅がありますが、この駅は去年の12月から列車が通年通過駅となっていて、要するに列車が止まらない駅になっています。
なので列車到達難易度は20ポイント、車でもほとんど到達するのが難しいので、ランキングが全国5位になりました。
近い将来廃止されることは間違いないでしょう。
この赤岩駅は東日本大震災の数年前に一度、福島駅から列車で行って、一人ホームで40分ほど過ごしてまた福島駅まで戻ったことがありましたが、もう二度と行けない駅になってしまいました。
urutorahurosu at 05:09│Comments(3)│乗り鉄 撮り鉄
この記事へのコメント
3. Posted by ブルースカイ 2017年09月25日 06:44
Kusakabe-dcさん
山形新幹線が峠駅を通過する写真は異次元の世界を見てるような感じでした。私が初めて峠駅に降りたのは奥羽線がSLからELに代わる頃でした。あえぎながら西吾妻を登っていくSLは本当に苦しそうでした。防雪用のシェルターは今も線路を守るために必要なんですね。
峠という駅名は、名は体を表すと言うとおり、最適の名前だと思います。昨日の記事は姥湯温泉だと思っていましたが、違いますか。檜風呂があるんですか?
山形新幹線が峠駅を通過する写真は異次元の世界を見てるような感じでした。私が初めて峠駅に降りたのは奥羽線がSLからELに代わる頃でした。あえぎながら西吾妻を登っていくSLは本当に苦しそうでした。防雪用のシェルターは今も線路を守るために必要なんですね。
峠という駅名は、名は体を表すと言うとおり、最適の名前だと思います。昨日の記事は姥湯温泉だと思っていましたが、違いますか。檜風呂があるんですか?
2. Posted by kusakabe-dc 2017年09月25日 07:00
ブルースカイさんへ
姥湯ではなくて滑川温泉でした。
この駅からだと徒歩で1時間くらい、4キロです。
列車で来る人は、今は宿の送迎の車が来てくれます。
小さい方の露天風呂が桧風呂で、貸切りで入ると一組500円と格安です。
今年はもう行けないので、来年の5月か6月に行きます。
真夏は露天風呂はアブがうるさいので、9月も中旬過ぎ以降がいいですね。
峠駅も昔は列車本数も多くて、そこそこ賑わっていたようですね。
姥湯ではなくて滑川温泉でした。
この駅からだと徒歩で1時間くらい、4キロです。
列車で来る人は、今は宿の送迎の車が来てくれます。
小さい方の露天風呂が桧風呂で、貸切りで入ると一組500円と格安です。
今年はもう行けないので、来年の5月か6月に行きます。
真夏は露天風呂はアブがうるさいので、9月も中旬過ぎ以降がいいですね。
峠駅も昔は列車本数も多くて、そこそこ賑わっていたようですね。
1. Posted by トモ@浜名湖 2017年09月25日 07:20
こんにちは、夏の盆休みに峠駅で力餅を買いましたが満員状態の列車内で購入したのは4組だけで予想外でした。
鉄道ファンには有名な力餅も普段は買う人もいないのですね。
峠駅で下車した方が数名いましたが、13時の時間帯でしたので、たぶんとんぼ返りで戻ったと思います。
鉄道ファンには有名な力餅も普段は買う人もいないのですね。
峠駅で下車した方が数名いましたが、13時の時間帯でしたので、たぶんとんぼ返りで戻ったと思います。