今月のシルバーウィーク今日から熱帯夜

2016年10月26日

また廃線かよJR北海道

JR北海道が赤字路線を3線廃止するということです。

昔、北海道には網の目のように線路が走っていましたが、現在は見る影もなく北海道の鉄道旅は全く魅力がなくなってしまいました。

今回廃線予定の一つ留萌線の留萌からは、昔は羽幌線が140キロ以上も走っていて、幌延からさらに稚内まで繋がっていました。

石勝線の開通前は、釧路や根室行きの特急は滝川から富良野や新得を通って行くのが定番でした。
空港のある中標津付近も鉄道網が整備されて、根室方面に線路が延びていました。

今はたった1両だけの車両が走っていますが、昔は何両も連ねた編成の列車がほとんどで、1両だけの列車は「マッチ箱列車」と言われて、逆に人気でした。

昔の時刻表と現在の時刻表の北海道の路線図を比べてみると、情けなくなってしまうほどです。

なにも赤字路線を切り離すだけが商売ではありません。
これでは先の見えない負のスパイラル。
条件の悪さを逆手にとって人を集めるとか、JR九州みたいにいろいろな業種の商売をするとか、方策はあると思うのですが・・

北海道新幹線が札幌まで延伸しても飛行機に勝てるわけでもなくお先真っ暗。
札幌から鹿児島までの寝台新幹線でも企画すれば少しは話題になる程度でしょう。

JR九州が上場したのに対して、JR北海道の商売下手が目立ちます。
10両編成の北海道新幹線に対して函館までのリレー号はたった3両編成のロングシートなど、一体やる気があるんでしょうか?
青春18キップで北海道を旅するなんて、もうよほど時間に余裕がなければできません。
ディスカバージャパンのようなブームはもう来ないかな。

写真はもうとっくの昔に廃線になった木曽の山の中の森林鉄道の客車。
クリックしてど~ぞ!

 [廃線跡]

urutorahurosu at 05:04│Comments(2)乗り鉄 撮り鉄 

この記事へのコメント

2. Posted by 福島太郎   2016年10月27日 03:18
赤字だから廃線する・・・・
廃線するから・・・魅力がなくなって
さらに廃線は増えていく・・・
悪循環ですね。
縮小均衡にはなりませんね。
JR北海道は縮小する一方です。
 
1. Posted by kusakabe-dc   2016年10月27日 08:07
福島太郎さんへ
JR北海道は商売というものを知らないですね。
きっとトップの連中は天下りなのでしょうか。
商売というのは赤字の部分と黒字の部分があって、トータルで黒字であればいいわけで、分かりやすく言えばスーパーで赤字の特価品で客を寄せて他の品物も買わせてトータルで黒字にするやり方ですね。
真っ赤な過疎路線ツアー、秘境駅探訪ツアー、地吹雪体験ツアーなど、北海道新幹線+いろいろなツアーを組み合わせた企画など・・
まあこれだけで経営改善されるわけでもないですが、要は努力の問題です。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
今月のシルバーウィーク今日から熱帯夜