桃岩荘 残念な夕陽ドック行き

2016年07月27日

半世紀続く伝説のミーティング

夕陽の儀式が終わると、再び室内でミーティングです。
とても写真だけではきちんとは伝えられませんが、その一部です。
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[ミーティング]









ヘルパーさんたちによる礼文島の観光案内、「愛とロマンの8時間コース」のトレッキングの案内、そして歌って踊って、狂乱のひと時。
北海道を旅する人の間で口コミで評判になり、みなさんこれを楽しみにこのYHに集まってくるのです。

桃岩荘YHは若いヘルパーさんたちによって運営されていますが、感心するのは彼らはものすごく働き者。
時間さえあれば館内の掃除をしていて、築140年の古い建物で決してきれいではありませんが、とても清潔に維持されています。

ポケモンgoに夢中になって迷惑千万な行動をしているチャラ男チャラ子たちを、ここに3日ほど泊めてやりたい。
きっと人生観が変わるのではないかと思うほど、ヘルパーさんたちのお出迎えからお見送りまでの一生懸命な姿は感動モノです。

今の若者もそう捨てたもんじゃないなと心底思ってしまいます。
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 [全力投球]












さてこのミーティングもそんな彼らとホステラーが一体になって、とても楽しい、けど老体には結構疲れる時間でした。

座って歌うだけじゃありません。
みんなで立って踊って駆け足もして、ちょっと写真も撮りましたが、ここから先は自分も参加したのでこの先の写真はありません。
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[立って踊って]









壁に飾ってあった多分昭和40年代のミーティングの写真です。
開所から50年。
当時も今も変わらず、最後は必ず五つの赤い風船の「遠い世界に」を歌って終わるのです。
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「♪だけど 僕たち 若者がいる~♪」
頭も薄くなったその当時の若者もたくさん桃岩荘YHに戻ってきて、今の若者と一緒に「遠い世界に」を歌うのでした。

この記事へのコメント

5. Posted by toru-mizusawa   2016年07月27日 09:25
今の若者と「かつての若者」が、一緒になって
歌い踊る……不思議な空間ですね。
4. Posted by kusakabe-dc   2016年07月27日 13:07
toru-mizusawaさんへ
そうなんです。
旅(旅行じゃないです)が好きという共通項があるだけで、世代間の垣根はなくなってしまうのです。
そこが旅のいいところでもありますね。
3. Posted by えびおう   2016年07月27日 18:49
ドクター、お若いですね!(^^)
2. Posted by トットママ   2016年07月28日 23:36
昭和25年生まれの私にはYHはなじみの宿ですが、いまでもこういうYHがあるなんて奇跡ですね。 いまどきの若者たちがミーティングを体験したらどんな感じなのか観てみたいもんです。ひきこもりの若者は最低一年間でもYHで働いたら人生変わると思います。
1. Posted by kusakabe-dc   2016年07月29日 05:46
トットママさんへ
本当に奇跡ですよ。
でも桃岩荘YHも諸事情で存続の危機にあるようです。
今年中に新桃岩トンネルが完成して、現在の桃岩タイムトンネルが通過できないようになると、歩いて桃岩展望台などに行けなくなるようで・・
YH世代としては、いつまでも存続してほしいですよね。

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