塩素は肌の老化促進剤腹立たしくもバカバカしい話

2013年06月01日

完熟温泉にメロメロ

北海道にはすばらしい温泉があるのは重々分かっているのですが、どうしても撮影優先で夜明けから活動開始なので、ゆっくり温泉を楽しむことなどできません。
たまたま今年のGWは法事で函館に行ったので、ついでに一度は行ってみたかった温泉に行くことができました。

函館から車で90分、大沼公園から噴火湾沿いを北上、落部から内陸に10キロ進むというアクセスが不便な道南中央にあり、周辺に観光スポットもないこんな場所の温泉旅館が、なぜ全国人気温泉宿ランキングの上位にあるのか不思議でしたが、実際に宿泊してみて納得できました。
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[銀婚湯]









「温泉旅館 銀婚湯」というまあなんとも野暮ったい名前の思いっきり昭和の温泉旅館ですが、ここに全国から温泉ファンが集まってくるのです。
この旅館の敷地内には5つの「自噴」(掘削温泉ではないですよ)の源泉があり、それが単独や混合で惜しげもなくたくさんの湯船に注がれているのですが、部屋数22室に対して大きな男女内湯と露天風呂、そして5000坪の庭には宿泊客専用の貸切露天風呂が5つと、室数に対して贅沢な構成で、最も遠い露天風呂までは徒歩10分・・・・
ああ、そんな説明はどうでもいいくらい、とにかく居心地のいい旅館なのです。
もちろん湯気のたちこもる内湯は、早朝は貸切状態で満喫できます。
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 [湯気]












これは35トンの巨石をくり抜いて作った「桂の湯」、8段ほど階段を登って入ります。
周囲は桂の林と落部川、他は何もなし。

 [桂の湯]


温泉をトマトに例えると、自噴する温泉はもぎたての完熟トマトを食べるようなもの。それに比べて地中深くボーリングして汲み出す温泉はまだ熟していない青いトマト。
「温泉法」上の立場は同じでも中味は全く別物で、どちらが美味しいかは言わずもがなです。

お風呂や泉質の素晴らしさ、施設や環境、料理(地元素材で豪華ではなく美味)、自然体のサービスなどが、低めの宿泊料金をはるかに上回る満足感が得られる「居心地のいい温泉旅館」でした。

今まで様々な温泉に行きましたが、「絶対にまた行きたい温泉ベスト3」に入る素晴らしい温泉です。
あっ、どっかの一流?デザイナーに頼んでリニューアルした旅館がお好きな人には向きませんのであしからず。
というわけで、帰宅してからすぐに9月の連休にまた行くことにして、予約を入れました。
クリックしてど~ぞ!




この記事へのコメント

2. Posted by ブルースカイ   2013年06月01日 07:41
銀婚湯?名前は聞いたことがありますが、命名の由来を初めて知りました。100%の完熟温泉と聞いただけで、目がテン、惹き付けられました。すぐ、宿のページ(PDF版)を見ましたら、探し求めていた別天地のようです。2年前の夏は、落部の手前の鹿部で一夏を過ごしました。なんだか、似てる地名なのでどちらもアイヌ語かもれません。私の連れ合いに、この宿(秘湯)の話をしたら、間違いなく、「行くッ!」と言うでしょう。「函館にもまた行きたい」って言ってますので、おそらく行くことになるでしょう。私は、とっくの昔に銀婚式は過ぎていますので、連れ合いの苦労に感謝しようと、願いを叶えることにしています。ただ、長期の旅ですと花好きの彼女は留守中の花たちを我が子のように心配してしまうのです。それが唯一の悩みです。「居心地のいい宿」情報をこれからも期待しています。
1. Posted by kusakabe-dc   2013年06月02日 04:13
ブルースカイさんへ
居心地がいいかどうかはお湯と施設と食事とサービスの総合力。
人それぞれの感じ方ですので、期待に添えなかったらすみません。
ただ、温泉は間違いなく素晴らしいです。
温泉成分が濃いのにやわらかく、来て良かったと感じていただけると思います。
ただし、ここは人気で外来入浴者が多いと思いますので、外来入浴時間が終わるまでは、外の貸切露天風呂を使ったほうがいいです。
夜間は入れませんから。
もう一つ、到着時間を早くして、ゆっくりしてください。
大沼公園付近が渋滞して、自分たちは到着が4時過ぎてしまいました。
なので、秋にまた行きます。
早く到着、ゆっくりチェックアウト、これがこの旅館のコンセプトで、これだけでも良心的ですよね。
最後に、山の中なので、夏場は露天風呂はアブも出るそうです。
なので、9月の下旬に行くことにしました。

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