ルーブル美術館展弱毒・強毒

2009年06月11日

おいらん道中

6月最初の土曜日、品川神社の祭りの日に、旧東海道品川宿で花魁道中があると聞き、京急新馬場駅で下車。
品川神社の急な石段を駆け上る神輿を見物後、旧東海道の商店街へ行って、煮込みとビールでまずはエネルギー補給です。
やがて元気な女高張り提灯を先頭に、“かむろ(見習いの少女)”を従えた花魁たちが登場します。
江戸時代に花街として栄えた往時を彷彿させる花魁7人が、ご新造さんの肩を借りながらゆったりと歩きます。
片方2,5キロの下駄に豪華絢爛ど派手な衣装は、歩くのにも苦労しそうな重さのようで、2時間近くの道中は、彼女たちには苦行なのかもしれません。
7人の花魁が色艶やかに優雅に歩く姿に、カメラオヤジたちが群がる群がる。
優雅で艶やかな花魁ですが、中にはそうでない人もいて、カメラオヤジたちの群がる人数にもはっきりと差があるようです。
写真的にはど派手な衣装よりも、真紅のシンプルな着物と顔の白粉が暗い背景に浮かび上がる“かむろ”の写真が素敵に撮れました。
この日は午前はルーブル美術館、夜は花魁道中と、西洋・東洋両方の文化に触れた一日でした。




[寄り添って]


urutorahurosu at 07:23│Comments(0)写真の話 

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ルーブル美術館展弱毒・強毒