桜吹雪かずドラキュラの歯

2007年05月08日

ガクブチの時代

通称『ガクブチ』という前歯のかぶせ物をご存知でしょうか?
正式には開面金冠(openface crown)というのですが、昭和30年代には金色・銀色の「ガクブチ」が大流行。大きく欠けた前歯はガクブチにならないので、全面を金や銀のクラウンでかぶせて、当時の日本人は老若を問わず、笑うと口元は金銀キラキラの状態でした。
果ては「伊達歯」と称して、ムシ歯になってもいないのに、わざわざピカピカにかぶせるのがステータスだった時代もあったようです。
さすがに今はほとんど見つけることはなくなりましたが、少し前までは、義歯の白い人工歯をわざわざガクブチにしてくれというお年寄りのリクエストも、たまにありました。
以前、雑誌のグラビアで、ブラジルの金鉱で働く労働者が自分の採掘した金で、前歯に金ピカのクラウンをかぶせて、誇らしげに笑っている写真を見て、相通じるものを感じました。



[額縁構図]


urutorahurosu at 13:20│Comments(2)歯にまつわる話題 

この記事へのコメント

2. Posted by はるか   2007年05月09日 14:48
>ムシ歯になってもいないのに、わざわざピカピカにかぶせるのがステータスだった
って、せっかくの健康な歯が勿体無いですね{涙}
奥歯に銀歯があった頃が懐かしくなりました(笑)
1. Posted by Zeiss   2007年05月10日 14:36
いつもお世話様です。
診察室の写真にいつも癒されています。
柔らかい光が素敵ですね。
ガクブチの時代を読んでタイからの留学生を思い出しました。
彼女は歯(犬歯あたりだったと思うんですが)に
ダイヤモンドを埋め込んでいました。
日本でもやっている人がいると聞きますが
当時(もう20数年前)笑顔の口元がきらりと光ったときは
ほんと、びっくりしました。

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