夜桜は花の色がきれいに出ないので、撮影よりも酒を飲みながら愛でるにかぎります。
しかも歩き疲れてさらに夜桜見物で歩く気にもなれず、夜の部は去年ヤプミーさんに紹介してもらった安くて美味しい居酒屋に向かいます。
去年の紅葉の時は、思わず二晩続けて通ってしまったお店ですが、場所が四条大宮駅の近く。
そのまままっすぐ向かうのも芸がないので一工夫して向かいます。
京都駅から地下鉄に乗り、四条で下りずに今出川で下車。地上に出たら、烏丸今出川バス停からバスに乗って、北野白梅町で下車。
じつはこの時期、嵐電北野線では、鳴滝～宇多野間の桜のトンネルをライトアップ。
電車は室内灯を消して徐行する「夜桜電車」を運行しているのです。
暗いし動いているのでカメラのISO感度を上げて、先頭の窓から撮ってみましたが、とてもシャープには撮れません。
室内灯が消えると、桜並木が見えてきます。





[夜桜電車]








桜の下にもたくさんの夜桜電車見物客が立っていました。


　[夜桜並木]











約200mと短いのであっという間でしたが、桜のフルコースの合間の箸休め程度にはなったかもしれません。
帷子ノ辻で電車を乗り換えて四条大宮へ、200円の夜桜電車でした。
記録写真になってしまいましたが、まあクリックしてど～ぞ！

せっかく桜の京都に来たのに、晴れたのは５日だけなので、できるだけ多くの場所をまわります。
平野神社から北野天満宮の境内を抜けて、バスで錦林車庫前で下車。
混み混みの哲学の道の桜を撮ろうと思ったのですが、人ごみの中を２キロ以上も歩く気にもなれないので、疎水沿いの良さそうなポイントで、疎水の水面と桜を撮ります。

ようやく三脚を使えるので、最初の橋の上から紅シダレ。
人が多いので、人を入れない構図にするのが大変です。



[水面に枝垂れる]
















次の橋でソメイヨシノを撮っていたら、風が吹いてきて散り桜がきれいです。
ここはわざと画面の上部に、人の流れを写し込みました。
翌日は風雨が強いので、今年の哲学の道は、この日が最後の桜だったことでしょう。

　[散り桜]


















日もだいぶ傾いてきたので、一旦ホテルに戻って小休止。
夜のお出かけ前に、ホテルの前からバスに乗り、近くの東寺で五重塔とシダレ桜で絵はがきのような構図を考えていましたが、お目当てのシダレ桜はもうとっくに終わって稲穂みたいです。
ネットの開花情報では満開ということでしたが、確かにソメイヨシノは満開だけど、シダレ桜がこれではねぇ。
こんな写真しか撮れないので、さっさとホテルに戻って、この日の最後のもう一つの桜に備えます。
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　[絵はがき未満]

さて、原谷苑のシダレ桜の下で早めの昼食をとってから向かったのが、平野神社です。
ソメイヨシノはハラハラと散り始めて緋毛氈の上に振りかかり、夜桜見物客を待っていました。




[緋毛氈]









この日は気温27度と暑かったので、もうタンクトップの外人さんも見かけました。
本殿前の拝殿越しには結婚式を挙げたばかりの二人の姿。
満開の桜をバックに1枚ゲットです。


　[記念の日]











ガヤガヤと人がとても多いので原谷苑とはまた違う雰囲気ですが、紅シダレの花を前ボケフィルターにして、ぼんぼりをパチリ。
真ん中のぼんぼりの脚部あたりに、４枚の散り桜がわかるかな?





[桜フィルター]








桜園では、近所の衣笠小学校の新4年生たちが書いた桜の絵を、竹筒照明に巻いて灯して夜桜をライトアップしますが、夜は桜よりもお酒優先でインドアなので、とりあえず魚眼レンズで「ももかちゃん」の絵を撮ってみました。
「ももか」なんて、なんと春らしい名前なのでしょう。


　[ももかの桜]











翌日は暴風雨の予報だったので、この日のうちに桜の散る前の哲学の道に急いだのでした。
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食前の桜湯の次に、もういきなりメインディッシュになってしまいますが、やはりこの場所を最初に書かずにはいられません。
その場所と言うのは、金閣寺の裏をひと山越えた所にある原谷苑。
「あの世に行く前に一度は見ておけ」と言われる桜です。


[原谷苑]

路線バスもあるのですが本数がとても少なく、駐車場もないのでマイカーでも行けません。
金閣寺あたりでタクシーをつかまえれば、ワンメーターちょいで行けます。
季節限定の公開で、入園料も花の咲き具合や日によって300円から1500円の｢時価｣というのも良心的。
ちなみにこの日は平日でほぼ満開なので1200円。これを高いと言う人は誰もいません。

春爛漫？春うらら？いやいやそんな言葉では表現できないような、春をまとめて一気に頭から被るような、春のプールで溺れているような感じ、とてもこの世のものとは思えないほどの素晴らしさ、まさにあの世です。

周りのオバちゃんが言っていた。「死ぬ前にあの世をイメージしておくと、そのようなあの世に行けるんだって。これで素晴らしいあの世に行けるでぇ～・・」

上を見上げれば、様々な桜だけでひたすら青空がほぼ埋め尽くされ





[見上げれば]









目の高さであたりを見渡せば、桜の木のむこうが桜のピンクで見通せません。


　[見渡せば]











足元にはボケの赤、レンギョウの鮮やかな黄色、山吹の上品な黄色、ミツバツツジの濃いピンク、ミツマタの黄と白のミックスした上品な色、桜にも負けないほどのユキヤナギの白、1本の木に紅白の花が咲く源平しだれ梅・・





[足元も春]








そして、それらに降り注ぐベニシダレ桜のシャワー。


　[桜シャワー]

原谷苑は二度目なので、もういつあの世に行ってもいいような気持ちにさせてくれました。
ここに来れただけで、今回の京都の桜は満足です。
同じような写真ですが、全部クリックしてど～ぞ！

本格的に京都の桜を堪能したのは今回が初めてでしたが、やはり京都には桜が似合います。
たった２日半の限られた日程ながら、会席料理やフルコースの料理のお皿のように、それなりに様々な桜色の京都を堪能してきました。
いきなり初夏のような気候から一転してホッカイロを使ったりして、満開から台風並みの低気圧で京都の桜が散り終わるまで見ることができました。
こちらの桜はまだまだ固い蕾、開花まではまだ10日以上かかるでしょう。
それまで、桜色のさまざまな「京都ネタ」をアップしますが、まだ写真の整理もしていないので、まずは食前の桜湯からどうぞ。
平野神社で頂いた、たった100円で楽しめる桜湯ですが、これもまた京都の桜。
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　[さくら]

突然ですが、ガムとチョコレートを一緒に食べたことはありますか？
ガムとチョコレートを一緒に食べると、なんとガムが溶けてしまうのだそうですね。

普通に噛んで口の中に残った味のなくなったガムは、ガムベースという水には溶けない樹脂の成分ですが、この樹脂は脂質には溶けるのだそうです。
なので、ガムとチョコレートを一緒に食べると、ガムが溶けてしまうというわけです。

まあ、ガムは飲み込んでも害にならず、消化もされずにそのまま対外に排泄されるそうですので、甘い物好きの皆さん、ぜひ試してみてください。
ただし、味の相性もあるでしょうから、少なくとも、梅干し味のガムはやめておいたほうがよさそうです。

ちなみに、かっぱえびせんも油脂を含んでいますので、ガムを溶かすそうですが、こちらはガムと一緒の食感に問題がありそうです。

ついでに、ストレスを溶かしてしまう食べ合わせはどこかにないでしょうかね。
ストレスを溶かすのには、写真のような｢ストレス溶解温泉｣が一番かな。


[ストレス溶解温泉]

今日の夕方から、桜の京都に行ってきます。
なのでブログの更新予定は来週月曜日。
それまではネットともサヨナラで、訪問もできませんのであしからず。
「100円でカルビーのかっぱえびせんは買えますが、えびせんで100円は買えません。あしからず。」懐かしいコマーシャル。
知らないだろうなぁ～・・

４月になって、桜が気になります。
今年は開花が早くて、東京ではもう桜吹雪でしょうか。
明後日の夕方から京都に行きますが、もしかしたら今週末は京都も桜吹雪かもしれませんね。
一昨日の朝、こちらは木々に雪の花が咲きましたが、もう雪の写真は載せません。

京都は結構詳しいつもりですが、京都の桜はまだまだ初心者。
GW前の時期は、どうしても続けて休みをとりづらいので、桜の京都は３年前に、親戚の結婚式で行ったことがあるだけです。

雨男なので、今週末の天気はイマイチのようで、どこに行こうか悩んでいます。
写真は、３年前の京都の桜。４月１０日でした。
今まで数々出合った桜景色の中でも一番の場所でした。
でもここも三脚禁止になってしまったようです。
さてどこでしょう。
京都の人は分かりますよね。
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　[桜シャワー]