2011年09月

2011年09月30日

SL重連

「機能美」という言葉がありますが、その極致は何といってもSLの美しさだと思っています。
今年、大型SLのC61-20が再生して、高崎駅を拠点に走り始めたので、7月末に撮影の計画を立てていたのですが、故障により走らず、その後は猛暑の高崎には近寄らずにいました。
お彼岸の日の高崎出張。新幹線が高崎駅に着く4分後に、C61とD51の重連が出発することに気が付き、新幹線ホームからあわててダッシュ!
ギリギリで出発に間に合い、人ごみの後ろから2本の黒煙を撮れました。
赤ちゃんをフロントにおんぶした若いお母さんの母子鉄。
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[母子鉄]








本来は格上のC61が先頭と思っていたのですが、故障が心配なのか、元気なD51が先頭でちょっと残念。
そのうちゆっくり、車で撮り鉄をするつもりです。
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 [出発進行]

urutorahurosu at 05:52|PermalinkComments(3)写真の話 

2011年09月27日

山形市民写真展

昨日、山形市民写真展から応募した写真が返却されてきました。
時間がなくて、写真展を見に行くことができなくて、写真展を見た患者さんから「先生、何か写真出していた?」と逆に聞かれ、なにか1枚入選しているようだと思っていましたが、写真展に行って確かめないと、どれが入選したのか分からないので放置してました。
京都駅のいつもの場所から俯瞰で撮った1枚。
題名は「帰宅時間」。右端の女の子が、足を上げているのがポイントです。
クリック拡大してどうぞ。
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[帰宅時間]

urutorahurosu at 05:48|PermalinkComments(11)写真の話 

2011年09月24日

また、川越お散歩写真

100万本の彼岸花の撮影をしようと、川越駅で乗り換えた電車が動かずに、結局「再開の見通しはたっておりませぇ~ん」
雲一つない快晴の爽やかな日に、しょうがないのでまた川越散歩です。
暑くもなく寒くもなく、まさに散歩日和。お気楽散歩で気の向くままに。
適当にクリック拡大して見てくださいね。

                     今日は無用の長物でした。
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[老舗?]



[秋晴れの日]









人生、刃(やいば)の階段だらけです。
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 [刃(やいば)]











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[主張]








七味唐辛子の口上とお経、どっちがうまい(美味い)かな?
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 [ライバル]











                     1本だけ買いましたが、60円は高いと感じる味でした。
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目医者じゃないのよ歯医者は~
 中古じゃないのよ私は~ぁぁ♪♫
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 [中古品]



2011年09月21日

あの暑さが懐かしい

キバナコスモスの撮影をしていたら、ちょうどチョウチョウが遊びに来てくれました。
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[ひと休み]








コスモス畑は満開前で、撮影にはスッキリして好条件。
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 [輪舞]











日曜日は最高気温34度もあったのに2日後にはたったの15度と、2日間で暦が一気に2ヶ月飛んでしまったようです。
今週は台風直撃の予定で、今朝は屋根に当たる雨の音で目が覚めました。
屋根裏のない家は、こんな時はうるさくて困ります。

昔からそうなのですが、急に雨が降ったり雪が降ったり寒くなったりすると、キャンセル続きで仕事になりません。
暑い時は早く涼しくなればいいと言い、寒くなればあの暑さが懐かしく思え、人間はワガママですなぁ。
山形新幹線も、今日は始発から運休です。
今日の写真はクリック拡大して見てください。



urutorahurosu at 05:25|PermalinkComments(10)めぐる季節 

2011年09月19日

それぞれの被災

大学時代の南東北の同級会で、秋保温泉の老舗「佐勘」に泊まってきました。
プライベートではこのような大型旅館に泊まることはないので、充実した施設の旅館は久しぶりです。
参加者は17人。中には石巻、東松島、南相馬、いわきからの参加者もいて、飲む前からも飲みながらも飲んだ後も、それぞれの被災状況報告で盛り上がりました。
担当仲居のSさんはまだ18歳の新入社員さん。競争率10倍くらいから採用されたようで、その接遇振りもまだ3ヶ月足らず(4月採用が遅れて7月から)とは思えないほどしっかりしていて、汗をかいて仕事をする様子にみんな感心しきりです。
受付募集でこんな子が面接に来たら、その場で一発採用間違いなしとは、皆の一致した意見でした。
彼女も自宅が石巻で、家族バラバラの状態で震災に合い、車の中で45日間生活したそうで、聞いただけで心が痛みました。
「こんな酔っ払いのおじさんたち、イヤでしょ?」と聞くと、手を振って否定しながら「イヤイヤイヤ・・」と、笑いながらきちんと3回も「イヤ」と言ってくれました。
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[酔っ払いのオジサンと]










それぞれに震災直後の大変な状況をどんな風に乗り切ったかなどを報告し合い、スタッフや後輩など身近な人が亡くなった話などをしたり、部屋に戻ってからは酔いつぶれる人はとても見せたくない格好で意識不明になったり、話している人は異常に盛り上がったりと、震災後半年がたち、それぞれに復興へ進んだ過程を聞いて、同情したり感心したり、震災の影響で大繁盛している友人もいたり、お互いの無事を祝福、ふと気がつくと日付が替わっていました。
写真はオッサンたちの醜態なので、見たくない人はスルーしてください。
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 [酔っ払いたち]



urutorahurosu at 14:30|PermalinkComments(1)今日このごろ 

2011年09月16日

パスタと天ぷら

富山市内のチンチン電車の後はやはり岩瀬浜までのライトレール。
去年、初乗車して周辺の散策をしているので、今回はただの乗り鉄、時間つぶし。
窓の水滴ごしに撮影すると、天然のソフトフィルターになります。
クリック拡大すると、フィルター効果がわかるかな?
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[雨のフィルター]








岩瀬浜駅に着く頃には雨が本降りになったけど、あいにく傘はホテルに忘れてきたので、近くの岩瀬カナル会館という観光会館へ走って駆け込んで、館内のシーフードレストランで昼食です。
せっかく富山に来たのだからと「白エビとアサリのパスタ」を注文。
たしかにパスタの中には白エビとアサリが入っていますが、パスタの上にはなんと白エビの天ぷらが乗っているのです。
蕎麦が好きなので駅ソバはよく食べるのですが、蕎麦に天ぷらはもちろん合います。
パスタも好きで、パスタにはどんな材料も合うと思っていましたが、ここでパスタに天ぷらは合わないということに初めて気がつきました。
よく考えてみれば、パスタはオリーブオイル。天ぷらはサラダ油やゴマ油。
2種類の油物を同じ皿で一緒に食べて美味しいわけがありません。
いやいや、パスタも天ぷらもそれぞれにはとても美味しいのですよ。
でもパスタの上の天ぷらには、やはり醤油をかけたかったのです。
誰か、「天ぷらパスタ」って、食べたことがありますか?
食べかけてから慌てて撮ったので、手前のパスタが乱れています。
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 [天ぷらパスタ]



2011年09月14日

越中富山の薬売り

今にも雨が降りそうな空模様。
駅観光案内所のおネエさんに「雨でも見られる富山市内観光は・・?」と聞いたら教えてくれたのが、越中富山の薬売りの資料館2ヶ所です。
スタートの電鉄富山駅に到着電車からは、元気な高校生がたくさん降りてきて、これも狙っていた写真です。
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[朝の光景]








一日乗車券で電鉄富山駅から南富山へ、レトロなチンチン電車に乗り換えてのんびり乗り鉄をしながら観光します。
美人の女性運転手さんに後ろ髪を引かれる思いで、途中下車して広貫堂の工場敷地内の資料館へ。
無料で見学できるのに、ドリンク剤のサービスは甘すぎて一口しか飲めません。
資料館にはいろいろなパッケージの富山の置き薬があって、これをコレクションするのも面白そうですなぁ。
そういえば小学生の頃、「薬売りのおじさん」がくれるお土産の紙風船が楽しみだった。
そうそう、こんな薬のパッケージが我が家にもあったのを、なんとなく覚えています。
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 [今昔パッケージ]










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[頭痛薬]








確か、結婚してからも前の家にはこんな箱があったような・・今はないようです。
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 [置き薬]











また市電に乗って繁華街の中の池田屋さんへ。ここは団体さんが次々来店して、店内では昔の丸薬つくりの実演などを見せてくれます。
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[老舗]








「先用後利」という「用いることを先にし利益は後から」とした基本理念の販売方法は、現代でも通用するうまい経営戦略だと、つくづく思ったのでした。
次はライトレールで岩瀬浜へ。




2011年09月11日

万葉線乗ったり降りたり

風の盆の撮影は夜なので、日中はしっかりと乗り鉄・撮り鉄で鉄分補給です。
今回は高岡市のチンチン電車万葉線。
新しくなったばかりの高岡駅前から越ノ潟まで約40分と、結構乗り応えのある電車で、最新のアイトラムと、ネコ電車やいろいろなラッピングで化粧した旧型車輌の7000系が、15分間隔で走っています。
1日乗車券800円を購入して、まずは終点の越ノ潟までアイトラムで。
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[終点]









終点の先は無料のフェリー乗り場。これで富山市のほうに渡ることもできるのです。
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 [渡船場]











越ノ潟から折り返し、沿線散歩。
併用軌道区間では、道路に書いただけの電停もあり、ここで電車を待つのは勇気が要りますね。
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[電停]








新湊は橋の町。ステンドグラスや大きなオブジェの橋など、さまざまな橋が内川にかかっています。
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 [橋の町]











ユニークな耐震工事の家を発見。
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[耐震工事]








超激安洋品店も大発見。クリックして値段を見てください。
値段もゼロ円、お客もゼロ。
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 [タダ洋品店]











旧型車輌も味わい深く、これぞチンチン電車。運転手さんは元気な女性でした。
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[乗務員交代]








米島口の車輌基地では、ねこ電車も点検整備中。
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 [整備中]











そうそう、本当はこの写真が撮りたかったのです。
ハイコントラストにするとこんな感じ。これだけクリックしてみてください。
内川を渡るアイトラムの作品A。
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[内川を渡る]




2011年09月09日

風の盆撮影(番外編)

風の盆は第一夜、第二夜に続いて第三夜の予定でしたが、チンタラ台風の影響で、金沢から西のJRはすべて終日運休。
駅では「明日は富山も運休の可能性あり」と何回も放送しているし、へたをすると帰れなくなる可能性があるので、第三夜目の夕方に富山を出て東京まで出ることにしたので、第三夜の撮影は中止にしたので「番外編」です。

風の盆の期間中、富山駅では女性の駅員さんが浴衣に編み笠姿で改札をしてくれるのですが、これがまた艶っぽいじゃありませんか・・
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[改札口]








八尾の町を歩いて見つけたのが若い女性が踊りで着る浴衣。値段は24000円。
でもこの浴衣を着ることができるのは、25歳以下の未婚女性だけで、25歳以下でも既婚の女性は着ることができないのだそうです。残念でした。
この柄は、本当に素敵ですよね。
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 [未婚限定]











つくづく思ったのは、八尾の人々というのは、この3日間のためだけに生活している「プロの舞踏集団」ではないのかということでした。
祭りや踊りといえば笑顔がつきものですが、風の盆の踊りには一切笑顔がありません。
これはこの踊りが高山地方から伝えられた仏事に由来するものらしく、本来私たちのような観光客目当ての行事ではないということなのです。
なので、観光客は「踊りを見させていただく」というスタンスで訪れるべきなのかもしれません。
ストロボ撮影も、本来は慎むべきなのかもしれませんが、町流しのスタッフに聞いたところ、快くOKしてくれました。
この写真はストロボなしの高感度撮影です。
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[幻想夜]








歩くということはまさに全身運動。
翌日、体のあちこちに筋肉痛を感じて、それを実感したのでした。



urutorahurosu at 06:41|PermalinkComments(3)写真の話 

2011年09月07日

風の盆撮影(第二夜)

自転車並み速度の週末の台風のために雨が予想されたので、トレッキングシューズで足元をかためて、もしかしたらの希望を持って19時半頃に越中八尾駅へ。
やはり小雨が降ったり止んだり。しかも人出は前夜よりもかなり多いのです。
たいした雨ではないのですが、町流しはどこもやっていないし、各町内の集会場などの屋根のある施設の2Fで外の観客に踊りを見せていましたが、とても写真になりません。
日本の道100選に選ばれている人気の諏訪町まで歩くと、もうそこは「中高年の竹下通り」状態で、今から街流しがあるとの情報があると、そちらへどんどん人が流れます。
でもまた小雨が降って結局中止になると、どんどん戻ってきます。
諏訪町の町屋の2階では、小学生の女の子が観客のために窓をはずして、おばあちゃんたちの歌と演奏で踊ってくれました。
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[小舞台]








その町屋の1階では、囲炉裏を囲んで酒盛りと男女一組が踊り、風の盆の夜を楽しんでいますが、これがまたいい雰囲気なのです。
写真の立っているじいちゃん2人が交代でおわら節を歌っています。
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 [風の盆夜]











その先の集会場の入り口では、降る雨を恨むように、胡弓と三味線の演奏者が越中おわら節を歌い、あたりはそれに酔いしれます。




[越中おわら節]














小雨の中帰途につく途中、運良く集会場前の踊りを最前列で撮影。
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 [酔夜]











踊りの終了とともに小雨はどしゃ降りになり、傘を差して駅に急ぎました。



urutorahurosu at 06:06|PermalinkComments(2)写真の話