2011年07月

2011年07月31日

夏だサンバだ!

夏といえばサンバ。
今年は隅田川花火が1ヶ月延びて浅草サンバの日と重なってしまい、残念ながら浅草サンバのほうが中止になってしまいました。
浅草サンバは広い通りに20万人近くの観客が集まるのですが、炎天下に辛抱してやっと確保した席から身動きがとれずに、なんとも窮屈な撮影になってしまいます。
それに比べて下町のサンバは、観客との距離感がなく、追っかけをしながら笑顔と一体感のある写真を撮ることができるのです。
毎年1回だけ、そんな撮影のために、都電荒川線沿線の小さな商店街のサンバパレードで、追っかけを汗まみれになってするのが楽しみです。
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[夏だサンバだ!]









普段はそう混まない(たぶん)であろう自転車の多いこの商店街も、サンバの日だけは大混雑。
日が落ちてからの最後のパレードが、観客と一体となって盛り上がるのです。
どちらもクリックしてどうぞ。
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 [私だって若い頃は・・]




urutorahurosu at 22:19|PermalinkComments(5)写真の話 

2011年07月28日

ゲリラ豪雨

毎年この時期は、ゲリラ的な猛烈な夕立が毎日のようにありますね。
猛烈な夕立に出会うと、井上陽水の名曲「夕立」が思い出されます。
「雷、ゴロゴロ ピカピカ 情け容赦ないみたいだ
誰もが一目散へと どこかへ走る・・」

うまく夕立に出くわすと面白い写真が撮れるのですが、自然現象なのでなかなかうまくいきません。
写真は去年の今ごろ。
南浦和でヨサコイの撮影中に、なんとなく夕立の気配を感じて、急いで大宮駅のデッキへ移動すると、やがて予想通りのゲリラ雨。
まさにこの歌詞のような情景でした。
題名は・・「走れ青春」
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[走れ青春]



urutorahurosu at 06:00|PermalinkComments(4)今日このごろ 

2011年07月25日

ハスの花見ごろ

関東ではもうハスの花は見ごろを過ぎたでしょうか。
週末の新聞に、我が家から車で40分の山間の集落の、ハスの花が見ごろとの記事があり、今年最初のハスの花撮影をしてきました。
車移動なので、重くていい望遠レンズを久しぶりに持参しましたが、やはりファインダーが明るくてピントが合わせやすく、値段というのは正直なものです。
さて肝心のハスの花苑はさほど広くもなくやや期待はずれ。周りの路上には中高年カップルや孫連れの車がズラリと路上駐車。
なかなか面白い切り取り方が見つからず、結局平凡な構図ですが、ちょっとファンタスティックに仕上げてみました。クリックして見てください。
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[ファンタジー]




urutorahurosu at 20:39|PermalinkComments(8)写真の話 

2011年07月22日

唇美人のひみつ

皆さんはどんな唇が好きですか? どんな唇になりたいですか?
プルプルの質感や、ハリやツヤのある唇。
「唇美人」とは確かにいるもので、こんな唇なら男はもちろん、女性もあこがれてしまうものです。
唇にはお肌と違って皮脂腺や汗腺がないので皮脂膜ができません。
なので水分が蒸発しやすく乾燥したり荒れたりしやすいのです。
唇は皮膚そのものも薄いため、保湿力もお肌の2~3割しかなくて、しぼんだりハリのない状態になりやすい、老化のリスクの高いパーツでもあります。
最近、リップエステなるものが登場してきて、リップクリームで細胞を活発化させたり、専用ジェルやパック、仕上げはリップクリームでのアフタートリートメント、ついでに歯肉のマッサージや舌のクリーニングもセットなど、美人道はなかなか大変なものがあります。
こうして出来上がった「唇美人」には、白くてきれいな歯でなければ似合わないのはもちろんです。
写真は上野駅ホームの唇美人。この唇に惹かれて、多くの人が唇の下の階段に吸い込まれていきます。
何回クリックしても、一回しか拡大できませんのであしからず。
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[唇美人]




urutorahurosu at 19:45|PermalinkComments(4)歯にまつわる話題 

2011年07月20日

避暑

東北六魂祭の暑さに叩きのめされて、連休最終日は避暑をすることにしました。
暑さを避ける避暑ではなく、暑さから避難する避暑です。
行き先は月山の雪渓。
ここ月山はそれほど標高が高いわけでもないのにその積雪量があまりに多すぎて、冬はスキーができずに春から初夏にかけてがスキーシーズンになる場所で、特に今年は大雪で今でも雪渓が残っていて、半袖でスキーやボードを楽しんでいる人がいます。
我が家から高速を利用すると、リフトの駐車場まで1時間ちょい。リフトに乗ればやがて雪渓を抱く姥ヶ岳や月山頂上が見えてきます。
風もあまりなくて青空なので、日差しがやはり暑いです。
膝が不安なので姥ヶ岳には登らずに、月山頂上へ向かう緩やかな上り下りの登山道を30分ほど歩くと、シャーベット状の雪渓にたどり着きます。
今、月山は高山植物の花盛り。
途中の道端には、イワカガミ、ニッコウキスゲ、チングルマ・・などが咲き乱れています。
写真はチングルマの花から花へ飛び回るミツバチくん。クリックしてどうぞ。
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[花から花へ]










期待したほど涼しくはなかったものの、さすが雪渓を上から降りてくる風はひんやりして気持ちがいいし、雪解け水も手に心地よいし、気持ちのいい山歩きの日でした。
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 [雪渓を歩く]

2011年07月17日

大混乱の東北六魂祭

大震災からの復興ののろしになるべく、東北六魂祭が仙台で開催されたのですが、初日は大混乱で怒りの六魂祭になってしまいました。
祭りの趣旨には大いに賛同できるので、5月下旬に祭りの発表後すぐにホテルを2泊予約しましたが、バカバカしくって結局1泊で帰ってきました。
仙台市内着は午後2時半。チェックイン後会場に行ってみると、ものすごい人、人、人。
メインのパレードは5時開始なのに、もう沿道で待っている観光客がたくさんいます。
どこに行っても人とすれ違うのも大変な感じで、3時半頃、パレード会場の西側Uターンの交差点近くの前から2列目に運良く席取り。
4時からの交通規制が始まると、東側から正面から後から、すごい観客があふれてきて、歩道は人の行き来が全くできずに、交差点から車道まで移動した観客で埋め尽くされてきて、パレードなどできるような状態ではなくなってきたのです。
警備の若いおまわりさんなどは、全体像がつかめずに、自分のところにあふれてきた観客を「あっちに行ってください~」と叫ぶだけでたらいまわし。
運営スタッフは観客の誘導など関係なしで「中央グリーン帯には入らないでください!」と怒鳴るだけでまさにド素人。
30分ほど遅れて開始はしたものの、われわれの前の車道はあふれた観客で埋まり、とてもパレードの体裁をとれるような状態ではなくなっていました。
おりしも一日のうちで一番気温の高い時間帯の真夏日。
やがて「押しつぶされそうな子供が息ができない」とか、「気分が悪くなった」とかの声が次々聞こえて、ついには意識をなくす人も出て救急車の出動。
新聞によると26人が救急車で搬送され、48人が現場で手当てを受けたとか。
そのうち「ねぶたは出せない、竿灯は立てられないとの情報が入り、周りは遠くからの観光客を中心にもう険悪な雰囲気。
踊りが見られない時は、きれいなおネエさんでも撮りましょう。(クリックして笑顔)
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[すずめ踊りで]









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  [ゆかたの君は]












もうこれはしょうがないとあきらめて、何とか脱出。地下鉄駅に向かう間にも、周りからは運営への怒りの声がずっと聞こえてきて、祭りの笑顔などはどこにも見られませんでした。
地下鉄駅は帰る客であふれて入場制限。仙台駅まで歩いてたどり着くと、駅弁はもう売り切れ。食事のお店は皆行列。
あきらめてホテルに着くまでの飲食店も、一人客だからか本当に満席なのか、どこも入れてくれません。
これはもう予想していたのですが、片道600m程度の周回会場では、みんながちゃんと見物できるわけもないことは、青葉まつりなどの事例でもわかるはずなのです。
おまけに被災地証明書で無料の東北道の料金所の出口は、ETCを使わない車で大渋滞しているし、一見一粒で6度おいしいように見えるこの祭りをスケジュールに入れた安いバスツアーが、たくさん来ているのです。
大体、この各県の祭りはすべて夜の祭りのはずなのに、なぜ日中の暑い時間帯にパレードをするのでしょうか?
日帰り客に配慮したのかもしれませんが、ねぶたや竿灯に灯が入らない状態では、魅力半減です。あのケヤキ並木の中に竿灯を立てられるのでしょうか?
まあ、各県の祭りを集めたとは言っても、出演者数が少ないので、あの程度の会場にせざるを得なかったのかもしれませんね。
隣県の自分などは本番の祭りをいつでも見られますが、今回は運営スタッフの見通しの甘さで、せっかく関東から来てもらった観客や、六魂祭のためにわざわざ作ってくれたねぶた関係者の人たちに、本当に失礼なことをしたと思っています。
「来年もまた続けてほしい」などど言っている仙台市長さん。
あなたは特別席で見てたのかもしれませんが、その時会場の端のほうでは一体どのような事態が起きていたのか、知った上で発言してくださいね。
何とか今日は会場を縮小してねぶたも巡行できたようですが、それでも、23人が熱中症で運ばれたとTVでさっき放送していました。
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[初日は出番なし]






urutorahurosu at 21:18|PermalinkComments(12)今日このごろ 

2011年07月15日

売れない演歌歌手のような

のんびり鈍行列車旅の楽しみの一つに、駅名探訪があります。
秋田内陸線でも「笑内(おかしない)」という駅があり、特に可笑しくもないのに思わずニヤリとしてしまったり、奥羽線新庄~湯沢間にも「及位(のぞき)」という有名な難読駅があります。
鉄道の路線図を見ていて以前から気になっていたのが、秋田の八郎潟の近くの「井川さくら」という駅。
まるで売れない演歌歌手の芸名のような駅名が、以前から気になっていたのです。
今回、鷹ノ巣から秋田までの移動がロングシートの普通列車だったので「井川さくら駅」にも停車。
特に特徴のない駅ですが、記念に1枚。
あとで調べてみたら、井川町の駅で、周囲の桜がきれいなので「井川さくら」となったようです。
売れない演歌歌手なんて発想をするのは、自分だけでしょうかねぇ。
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[売れるかな?]











ついでに及位(のぞき)駅でも、ファインダーを覗いてパチリ。
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   [のぞき駅]

2011年07月14日

シャッター通り

「○○通り」というのは、その地域や文化にちなんでいろいろな名称がついていますが、今全国で流行中の、でも正式な名称でないのが「シャッター通り」。
秋田内陸線で、後ろの乗客と話をしていたアテンダントのおネエさん。
「鷹ノ巣で昼食ですか? あのお、一応駅前に商店街はあるのですが・・ こんな言い方は何なんですがぁ・・ いわゆるシャッター通りといいますかぁ・・ 今日は日曜日で、お店が必ず開いているかどうかは保証できないんですよぉ・・」
果たして、終点鷹ノ巣駅前はタクシーも待機しているし、おそばでも食べようかなと思って歩き出したら、ンン・・?
これほど見事なシャッター通りは初めて。
駅前から続く大通りのアーケード街は、乗り換え客以外の通行人は皆無に近く、車もほとんど通らず、ここはゴーストタウン?
どうやらこの辺の食堂は、土日祝が定休日のようで、100mほど歩いて、たった1軒だけラーメン屋さんが開いていました。
ただの記録写真になりますが、こんな写真が普通に道路の真ん中に出て撮れるのです。
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[ゴーストタウン?]










そのまま振り向けば駅前もこんな感じ。赤信号もむなしく感じる日曜日の午後1時。
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  [日曜日の昼下がり]












秋田の代議士さん、この現実を見たことがありますか?



2011年07月11日

浅草ほおずき市

東京はもう酷暑としか表現ができませんね。
研修会の前に少し時間があったので、浅草のほおずき市へ行ってみましたが、朝からジリジリと照りつける日差しに、すっかりおじけづいてしまいました。
四万六千日のご縁日にちなんだほおずき市ですが、ちらほら外人さんの姿も増えてきています。
研修会の前で、あまり汗をかきたくなかったので、宝蔵門の下の風で汗を抑えながら、ほおずき売りのお姉さんを撮影。
絵になる売り手さんの近くには、カメラマンが集まっているので、汗まみれで歩き回る必要はありません。
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[暑い日]











風鈴も朝からの強い日差しに溶けてしまいそうで、音色もむなしく聞こえます。
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 [夏本番]




urutorahurosu at 05:51|PermalinkComments(9)めぐる季節 

2011年07月09日

がんばれ秋田内陸縦貫鉄道

いかにも勇ましそうな名前の秋田内陸縦貫鉄道は、その名のとおり秋田県の内陸部を南北に94キロも縦走しているローカル線です。
旧国鉄角館線(角館~松葉)と阿仁合線(鷹ノ巣~比立内)の間をつないで23年前に秋田内陸線としてデビューしましたが、経営が赤字のために存続が危ぶまれている路線の一つです。
国鉄角館線の頃に、当時終点の松葉まで一度乗ったことがありますが、他は未乗車でした。
1両だけの赤や黄色の鈍行車輌の他に、2両編成の急行も走っています。
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[行き違い]










「急行もりよし号」というサロン席もついたリゾート風の快適列車に乗ったのですが、アテンダントも乗車して、車内販売や沿線のガイドをしてくれて、一生懸命に営業努力をしています。
途中、阿仁合で乗務員が交代して、アテンダントのおねえさんとは手を振ってお別れです。
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[あてんだんと]












角館から北へ北へと、多数のトンネルと300以上の鉄橋を渡って山間を走り、2時間ちょっとかかって、ようやく鷹巣に到着。
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[山また山]








がんばれ秋田内陸線!