2011年05月

2011年05月29日

琴ちゃんが来た

震災から2ヶ月半。
地震の時に元スタッフのママと、ちょうど我が家に遊びに来ていた琴ちゃんが来ました。
震災の時は生後3ヶ月ちょい。まだ新生児でしたが、すっかり赤ちゃんになっていました。
おめかしをして、可愛いリボンも付けています。パパによると、女の子の証明に付けてきたそうです。
琴ちゃんのパパは石巻で被災して、ようやく日々の生活が安定してきたので、琴ちゃんは今から、生まれて初めて石巻の家に3週間ほど一時帰宅します。
本当は震災の1週間後に石巻に帰る予定だったので、山形にいる時に地震にあって不幸中の幸いでした。もし生後3ヶ月で石巻で被災していたらと思うとゾッとします。
石巻では乳幼児健診が思うように受けられないので、お母さんと琴ちゃんだけ住所を山形に転入して、山形で検診や予防接種を受けることにしています。
石巻では車も流されてしまったので、琴ちゃんの山形のおじいちゃんの車で帰っていきました。
GW、京都の井澤屋でお土産に買ってきたガーゼの肌着を持って、ご機嫌な(に見える)琴ちゃんです。
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[もうすぐ6ヶ月]



urutorahurosu at 15:10|PermalinkComments(6)今日このごろ 

2011年05月26日

チンチン電車のある町(阪堺電車)

GWの鉄分補給の一つが阪堺電車の撮り鉄でした。
NHK朝ドラ「てっぱん」の初めの頃に頻繁に出ていて、去年の秋に初めて乗って感激したので、今回はわざわざ5月2日という、休日ではない日の朝に的を絞っての再訪でした。
その理由は、通学の生徒たちを絡めて撮りたかったからで、通学時間を過ぎると、乗車率は一気に低くなってしまい活気がなくなるからです。
阪堺電車の魅力は、何といっても昭和3年製造の木製レトロ車輌がまだ現役でバンバン走っていて、その他にも昭和30年代製造などの昭和のチンチン電車が、低料金のフリーキップで思う存分楽しめることです。
通学時間帯の天王寺駅前始発駅や、「てっぱん」の舞台であろう帝塚山四丁目駅、2つの路線がクロスする住吉駅などを中心に撮影して京都に戻ると、ちょうど半日の鉄分補給でした。
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[チンチン電車の走る町]













今度は夕焼けのころに、昭和の雰囲気を堪能してみたいと思うような、そんなチンチン電車の走っている、懐かしい気持にさせてくれる町でした。
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   [通学時間]



2011年05月23日

シャーレーポピー(虞美人草)

5月下旬になると「真っ赤なシャーレーポピーの写真が撮りたい!」と思うのです。
でも今年だけは鴻巣の、広さ日本一のポピー畑が満開に程遠い状態だというし、急遽選んだのが横須賀の「くりはま花の国」。
ちょうどネモフィラも満開で、ポピーも見ごろとのこと。
行ってみると、花畑の斜面はまるで真赤なゲレンデ状態で、去年行ったときよりもずっといい。
でも100万本もあるポピーの中から好みの1本を見つけるのは困難でもあり、美人捜しの楽しい作業でもあります。
「おっ、いいかな」と思って近づくと花びらが一部割れていたり、「これはいい」と思っても遠くにありすぎたり、背景がダメだったり、こちらの気持ちも知らずにそっぽを向いていたり、もう隣の花と絡み合ってしまっていたり、ちょっと人間の世界と通じるものがあります。
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[虞美人]










入場無料で週末の好天気ということで人が結構多く、人物の入らない構図がなかなか作れません。
ヤグルマギクやネモフィラの淡いブルーを背景に混ぜて、ああでもない、こうでもないと、あっという間の2時間半。
おかげで腕が日に焼けて赤くなり、ポピーの赤が写ったよう。ぬるいお湯でもしみるのです。
クリック拡大して見てください。
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[赤の斜面]



urutorahurosu at 06:07|PermalinkComments(3)写真の話 

2011年05月19日

うす紫の藤棚の・・(京都花紀行)

山形は今、山の中に自生している山の藤が満開です。
京都のGW時は花の開花が遅く、平等院では藤はまだ五分咲き程度でした。
平等院の藤って有名ですが、拝観料を払う門の外に一つと、鳳凰堂の斜め前に一つと、藤棚が2つしかないんですね。
開門前にせっかく30分も並んだのですが、ちょっと期待はずれ。
あまりのいい天気に、鳳凰堂の古い外観も光を反射して、PLフィルターを使っても、色の乗りがよくありません。
藤だけ撮っても芸がないし、手前のツツジを前景にパチリ。
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[藤棚の・・]










広い京都御所ではまだ八重桜がたくさん残っていて、花見人もあちこちにいます。
八重の山吹も満開。
なるべく褪せていない名残りの桜を、地上の花びらのじゅうたんをバックにパチリ。
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    [名残り]



urutorahurosu at 05:40|PermalinkComments(3)写真の話 

2011年05月17日

愛しのアイコ

アイコといっても「愛子さん」の話ではありません。
こちらではアイコという名の山菜で、抜群に美味しいのです。
山菜には美味しいものがたくさんあって、これらは季節限定なのでさらに楽しみが増すのですが、その中でも特に好きなのがこのアイコなのです。
食べ方はおひたしが定番で、自分は普通の野菜のおひたしなどはあまり食べないのですが、最盛期にはこのアイコのおひたしだけは、毎日ドンブリ一杯食べても飽きません。
いつもはGW前頃から出始めて、今ごろはもう終わりの時期で固くなってきて、皮をむかなければ食べられなくなるのですが、今年は出始めが遅く、まだ大丈夫。
山胡桃と醤油をかけて食べるのが楽しみです。
終わりの時期はワラビや筍や山ウドや身欠きにしんと一緒に山菜味噌汁にして食べるのも楽しみです。
最近はタラノメのように畑で作っているものもあるらしいのですが、やはり天然物でなければ山菜特有のあのアクというか風味が違います。
夕べもこんな感じのアイコとビールで、食物繊維たっぷりです。
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[春の恵み]



urutorahurosu at 06:03|PermalinkComments(6)めぐる季節 

2011年05月15日

震災後の新幹線

約2ヶ月半ぶりの新幹線は徐行運転で、東京まで30分くらい余計に時間がかかります。
東京は京都と違って、まだなんとなくどこか変な感じ。
一番びっくりしたのは都内の駅は節電のため、一部のエスカレータが止まっていることでした。
小さな駅では全部止まっているのです。
今日は暑くて、三脚を持って停止エスカレータから階段まで戻ってハアハア登ると、汗が噴き出してきます。
今年は花の開花が軒並み1週間程度遅れていて、去年は今ごろがちょうど見頃だった鴻巣のポピーはまだ咲き始め。
しょうがないので朝の時間に、旧古河庭園の春の薔薇と洋館を撮影に行ってみましたが、受付には「三脚禁止」の貼り紙。
せめてHPに一言書いておいてくれたならば、節電の東京でももっとフットワーク軽く行動できたのに。
無駄な荷物を受付で預かってもらって、春の薔薇一輪をなんとか撮ってはきたのです。
ちょっと見づらいので、クリックして拡大してどうぞ。
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[五月のバラ一輪]



urutorahurosu at 22:10|PermalinkComments(2)写真の話 

2011年05月13日

京銘菓 「抹茶パフェ?」

この抹茶パフェ、どうですか? 後ろはチョコレートパフェかな。
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[銘菓?]









美味しそうじゃないですか。菓子皿に盛り付けてみました。
この他にもいろいろあるのですが、品物によっては売り切れで、低温で2,3ヶ月熟成させるため、入荷は3,4ヶ月先になるとか。抜群の人気を誇っています。
京都三条通の京都文化博物館のすぐ裏の小さな店ですが、店内はお客さんで賑わっています。
残念ながらこれは食べることはできない「洗顔石鹸」。京都の新名物になりつつあります。
こんなお土産ならば、もらってうれしいのではないでしょうか。
後ろの黒いのは、竹炭を使った「男前」。他にも豆乳や抹茶、黒豆きなこなどを使った石鹸もあります。
というわけで、さっそくお土産に購入しました。写真の石鹸は1個1050円。値段も大きさも手ごろです。
あっ、自分はマルセイユ石鹸を使っているので、自分用には買いませんでしたが、店主の話によれば、マルセイユ石鹸よりもやさしい石鹸だということでした。
鼻を近づけると・・やはり石鹸の匂いです。




urutorahurosu at 05:50|PermalinkComments(6)ディープな京都 

2011年05月11日

近江鉄道落書き駅舎(彦根口駅)

桜川駅から米原方面の新しい電車に乗って彦根口駅へ。
背後の近代的なマンションの足元にへばりつくような感じの、これも古~い廃墟のような駅で、待合室以外は何にも手を加えられていない、つまり保存というよりもほったらかし状態の駅で、1901年開業というのでこれも100年駅舎なのかもしれません。
屋根も微妙に傾いていたり、昭和26年の検査票が壁にそのまま貼ってあったり、ホームは雪国の雁木のように細くて古い柱で崩れそうな屋根がかかっていて、もう使えない水道や背もたれの高い古いベンチ・・と、風格充分。
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[ホームにて]










駅裏には高校があるので、朝晩は学生で賑わうのでしょう、待合室の壁には愛や恋などの青春の落書きがいっぱいです。
写真は今日の一枚「青春の1ページ」
クリックして読んでみてくださいね。
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           [ひびけ恋のうた]

2011年05月09日

近江鉄道100年駅舎(桜川駅で大発見)

新八日市駅から八日市駅で乗り換えて4駅、桜川駅を訪問。
ん~っ、ここはさらに古いですなぁ。(ボロいですが)
開業が1900年(明治33年)で、桜川駅はその当時の建物そのままのようです。
なんと築111年。本物の100年駅舎を初めて見ました。
しかもこの駅のホームでその証拠を大発見!
ホームの屋根を支えている柱に、昔のレールがそのまま使われているのです。
ほとんどのレールには製造年と判別不能な英語(英語力がないからかも)が刻まれていて、その数字を見ると、なんと「○○STEEL 1897」なのです。
111年前の駅舎と114年前のレールが、今も立派に使われている駅。
それだけで感動してしまいます。現役の明治がここにありました。
写真をクリックして拡大してみれば、数字が読めますよね。
帰りの電車が来たので、次は彦根口駅へ向かいます。
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[since1897]



2011年05月08日

近江鉄道木造駅舎(新八日市駅)

今回のGWはちょうど丸4日間の時間があったので、それぞれ午前の部・午後の部に分けて、午前は鉄分補給、午後は京都ブラブラというプランで行動しました。
1日の午前の部は、早朝JR近江八幡駅で初乗車の近江鉄道へ乗り換えて、4つの木造駅舎を訪問です。
一日フリーきっぷ550円(超安い)を購入し、コンビニおにぎりを食べながら待っていると、黄色い昭和30年代製の車輌がゆっくり入線してきます。
最初の目的駅は新八日市駅。前身の湖南鉄道時代の本社があった駅で、外観はうす緑のパステルカラーに塗られ、2階建てで古いながらも風格があります。
大正2年開業なので、たぶんあと2年で100年駅舎。そのまま映画のロケに使えそうな雰囲気の駅。木製の改札口に立ってみると、昔のキップを切るハサミの音が聞こえてきそうな気がするのです。
写真は2番ホームから1番ホームの全景を。木製の改札口と古いベンチがなんともいいですね。
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[郷愁]