2011年04月

2011年04月30日

なのにあなたは京都へ行くの♪

いよいよGWですが、今日1日から5日まで京都なので、更新はお休みです。
さて、同じ伊丹空港まで飛ぶのに、山形から大阪へと言うと「ふ~ん、仕事かな」と思われるのですが、京都へと言うと「エ~ッ、いいな、贅沢!」と思われてしまうのが、京都の魅力なのだと思います。
まあ「京都に身を置くだけで幸せ!」と感じる人なので、また京都でも別にいいのですが、結局またまた京都になってしまうのには理由もあるのです。
まずは交通費の問題。
たまったマイレージを使えるので、伊丹までタダで飛べること。しかもこの混雑期にマイレージ枠の席を何とか確保できるのが、山形空港~伊丹便しかないこと。
いつも泊まるホテルが、京都駅裏リムジンバス停のすぐそばで、便利で安くて快適なこと。
余震が心配な東京で過ごすよりもお得感があるのです。
いつもはディープな街歩きが主なのですが、今回は不足気味の鉄分補給もしたいので、近江鉄道の古い駅舎、阪堺電車の古い車両、京阪大津線の併用軌道などを予定しています。
もちろん京都の街歩きとお散歩写真も。
今の時期は、写真のような光景にも、京都の風を感じます。「そうだウラ京都、行こう!」
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[京の風]


2011年04月28日

惜春

なんか訳のわからないうちに、もう桜が散ってきました。
今朝の雨が止んだと思ったら、一気に空気が冷たくなって、風に乗ってソメイヨシノの花びらがヒラヒラ散ってきています。
ソメイヨシノは人工的に作られた桜なので、自生することはありません。なので、この桜を撮る場所は、主に「学校、墓場、発電所」が多く、どうしても周りの電線がじゃまになります。
木の寿命も60~70年といわれ、人間の寿命と似ていて、そんなところが人の心を惹きつけるのでしょう。

ソメイヨシノは満開までは葉っぱが出てこないので、満開時の美しさはたとえようもありません。
かなりの風が吹いても、満開までは決して散ることはなく、満開を過ぎると少しの風で一気に花びらが散るさまも人の情感を刺激して、大ヒット商品になったのだと思います。
これに対して山桜などは普段は周りの木々に紛れて気がつきませんが、春の開花期だけは山々の新緑とコブシなどの白い花と調和して、その存在感が心に残ります。

女優さんもソメイヨシノのようなタイプや、山桜のようなタイプがあると感じることがあります。
明日あたりには山形では、写真のような光景が見られることでしょう。
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[もうすぐ]



urutorahurosu at 13:57|PermalinkComments(3)めぐる季節 

2011年04月24日

桜三昧の日

3日前の天気予報は予想通り外れて、夜明け頃からの福島は「気象庁ざまぁみろ!」と言いたくなるほどの桜日和。
早起きは三文の得。まだ夜中の3時半過ぎに家を出て4時半過ぎに米沢の友人と合流して、まずは福島三春の滝桜。
1週間前に行った花見山と並んで、福島の桜では超有名どころですが、その人出と大渋滞のために今まで躊躇して、今回が初めてなのです。
大震災と原発事故の影響で観光バスツアーがゼロに近いので、渋滞もなく到着したのですが、もう写真では撮り尽くされているので、話のタネに・・という感じ。

次に友人お勧めの「合戦場の桜」に向かい、途中よさそうな桜を撮りながら行ってみると、土手に咲いた菜の花と満開の紅シダレが快晴の青空に映えて、実にみごとな光景です。
こんなに青空の時は絶対にPLフィルターですが、あいにく忘れていったので、友人に大きめのPLフィルターを借りて、レンズの前に手で固定して苦労して撮りました。

途中で桜を撮った時に腰の曲がったおばあちゃんが「どこから来たの?」「山形から」
「山形はいいね、放射能がなくて。こっちは大変なんだぁ。やっとこのへんの畑が出荷停止が解除になったんだぁ~」
福島原発で発電した電気を、福島の人はただの1円も使っていないのにこんな目にあうなんて・・やり切れませんな。
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[合戦場のしだれ桜]










丘の菜の花も咲きそろい
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   [春の野辺]

urutorahurosu at 16:28|PermalinkComments(6)めぐる季節 

2011年04月22日

キャンディーズ

キャンディーズのスーちゃん逝去のニュースには驚きました。
キャンディーズとして活動していたのは4年半くらいで、その後の女優活動の方がず~っと長かったのですが、今でも我々の世代にとってはキャンディーズのスーちゃんなのです。
デビュー当時はセーラー服に高校カバンのまま「ドリフの全員集合」の仕事に出勤したり、最初はスーちゃんが真ん中であまり売れず、ランちゃんが真ん中になってから大ブレイクしたのでした。
たしか昔、「キャンディーズ全曲集」のカセットテープを買ったはずで、探してみたのですが、太田裕美や竹内まりやの全曲集しか見つからず、指が埃で黒くなってしまいました。
そういえば明後日は市議選だったんだ。
50人以上もいる候補者で、同級生や知人や患者さんのご主人など、7人ほどに「縁」があり、さてさて誰に投票しようか、我が家は現在2票しか選挙権がないので、迷うところです。
こんな事態の時だから、やはり即戦力のエース級かな? 
当落線上の知人の方が、一票の重みの価値が高まるかな。
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[誰にしようかな]

urutorahurosu at 23:03|PermalinkComments(9)今日このごろ 

2011年04月20日

桜開花と白い山

たぶん山形でも桜が開花したはずなのに、昨日の夕方から氷雨は雪に変わって1ヶ月ほど逆戻り。「雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろ~♪」
今朝は周囲の低い山も中腹まで真っ白です。
写真は今朝の中学校の桜並木。膨らんだ蕾(ここはまだ開花せず)と白い山。
今は福島と仙台が満開かな。
今日まで学校検診。寒い体育館、ホッカイロ持参でもまだ寒かった!
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[蕾と白い山]



urutorahurosu at 22:47|PermalinkComments(3)めぐる季節 

2011年04月17日

桃源郷

いったい春はどこに行ってしまったのでしょうか、と思うような1ヶ月でした。
報道では桜前線も北上して、仙台、福島も満開が間近の様子なのですが、山形ではようやく梅がひっそりと咲いている程度なのです。
震災・原発事故の影響で、福島の花の名所の花見山は、シャトルバスとか交通規制や観光バスツアーが中止になり、もしかしたら今年は最奥部まで車で入れるのではと、十数年ぶりに、路肩が怪しくなっている東北道を使って行ってみました。
自宅を朝6時半に出発して1時間半。ちょっと寒いですが青空が広がり、周辺の渋滞もなく絶好の撮影日和。
春の桃源郷は、まさにそこにありました。
思わず笑ってしまうような風景は、桜、桃のピンク。レンギョウと菜の花の黄色。
木瓜の赤、輝くように白いモクレンの花。青空に映える新緑の色。
その他、ありとあらゆる春の色がそこにあるのです。
震災後ほとんどシャッターを押していなかったのですが、初めて春の撮影をして、ようやく平常の生活に戻れそうな気がします。
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[春空]






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[春の彩り]










2011年04月16日

バックギア

昨日の歯科材料店仙台支店長の話ですが、仙台支店はまだガスが使えず、利府の自宅はまだ水が出なくて自宅の風呂には入れず、郡山の本社の建物は地盤沈下で移転と、市街地でもまだまだ完全復旧していない状態です。
今回の震災では自分を含め多くの人の人生観がきっと変わったことだと思います。

戦後今まで,私たちはまるで車のギアチェンジのように、ローからセカンド、サードそしてトップギアへと、ずっと前ばかり向いて走ってきました。
でもこの震災を機に、ギアを一旦バックにチェンジしてみる必要があるような気がします。
バックギアとは車を後ろに走らせるために付いているのではありません。
バックギアは方向転換をするために付いているのです。
私たちの生活も、ちょっと方向転換する時期に来ているのかもしれません。
写真もいつも正面からだけではなく、斜めから、横から、そしてバックからと時には視点を変えて・・横浜赤レンガ倉庫の広場にて
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[ふたり]



urutorahurosu at 07:23|PermalinkComments(1)今日このごろ 

2011年04月13日

安全神話

今回の原発事故は、ジワジワと私たちの元気を奪っています。
「原発の安全神話」が崩れたとか言っていますが、よく考えてみると、原発が安全なわけがないのです。
日本にこんなにたくさんの原発ができる前に、「原子力発電は安全か?」という議論や出版が相次ぎました。
そもそも電気は、遠距離の送電になればなるほどエネルギーのロスが多くなるので、消費地にできるだけ近い場所に発電所を作るのが効率的なわけです。
ならば素朴な疑問として、なぜ原発を東京湾の木更津付近の、今でも空いている場所に作らなかったのでしょうか?
だいたい「神話」というのはギリシャ神話でも日本神話でも、事の真偽がはっきりしていないから「神話」なのですよね。
神話の中には、その当時の政治的思惑で、でっち上げられたものもあるのです。
「安全神話」というのも、本当かどうかわからないけどそうあってほしいから「神話」なのか、でっち上げられたものなのか。
「原発反対」のデモをいまさらながらやっていますが、ただ反対か賛成かというのは子供の議論で、反対ならばきちんと対案を出してどちらがいいかという選択肢を示さなければ、犬の遠吠えにしか過ぎません。
管政権退陣を目指す自民党も、そもそも安全神話をでっち上げて原発を推進してきた張本人だということを、まるで他人事のようにしています。
「日米安保反対、自衛隊はいらない」と言ってきた社民党など、今回の米軍と自衛隊の活躍を見たら、もうこの先発言権などないですね。
「神話」とは言外に、根拠のない思い込み、錯覚に過ぎないという含みがあります。
写真は京都にある小さな「繁昌神社」。
京都の人もめったに知らないでしょうが、住所も高辻通室町西入繁昌町。
ここにお参りすると、商売が繁昌するという『神話』が・・・
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[超穴場]




urutorahurosu at 13:43|PermalinkComments(5)今日このごろ 

2011年04月10日

ようやく春、でも山は冬

ようやくコートを脱げる季節になりました。
震災以来あっという間に1ヶ月が過ぎ、ふと温泉に行きたくなり、でも余震もまだ怖いので遠出はいやだし、というわけで、車で20分の蔵王温泉の硫黄泉に久しぶりに泊まってみました。
とはいえ、山はまだ冬。震災の影響でスキー場は閉鎖の模様。
ホテルの駐車場は仙台、宮城ナンバーが7割くらいで、余震でガスの復旧が遅れての宿泊が多いのでしょう。
蔵王温泉は泉質の違ういくつかの源泉がありますが、今日の湯は白濁の硫黄泉、温度は41度くらいでちょうどいいかげんで長湯も楽しめるので、蔵王ではこのお湯が一番好きです。
今、山形の温泉地は復興支援とか被災者応援とかで、今までよりはかなり安く宿泊できるのです。
今回は2食付7350円。部屋も温泉も同じですが、食事がちょっとボリュームダウン。
でも不味くなければ湯上りのビールもあるしそれで充分。完食して熟睡です。

今日はよく晴れて、窓からの眺めは写真のような感じ。
朝風呂に朝食後、また少しウトウトして、ゆっくりのチェックアウト。
宿からたった20分で我が家ですが、花粉がすごい他には、途中にまだ春の花は見当たりません。
震災後、ちょっと心が疲れていたので、行ってよかった。
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[窓景色]

2011年04月07日

自粛を自粛で後方支援

震災後、朝刊の折込チラシがほとんどなくなって、昨日は夕刊の紙面もたった4ページだけ。イベントも軒並み中止で、イベント担当の新聞社の人がヒマだと嘆いていました。
東京の桜は満開なのに、花見の自粛で元気がありません。
夜の街はまだまだ人が戻らず、人通りがほとんどありません。
温泉地では旅館の廃業や倒産が相次ぎ、近くの蔵王温泉では2件が廃業予定、上山温泉や福島の岳温泉でも老舗旅館が営業を停止したようです。
全国の観光地から外国人の姿が見られなくなり、車の新車の製造もピンチ。
TVではCMが激減して・・・と、一体どこまで自粛すれば気が済むのでしょうか。
おかげで迷惑メールとTVのお笑い番組がほとんどなくなったのだけは歓迎。

被災地の酒造会社が言っていました。
「もう自粛はやめて、東北で作った酒を、どんどん飲んでくれ!」

時は春。
ようやく山形も昨日から春らしい暖かさになってきました。
世の中、物が動かなければ景気は戻りません。
バカ騒ぎまではしなくとも、せめて平常通りに旅行や観光や食事にお金を使って、社会を活性化したいものです。
温泉好きの人に朗報。
こんな状態なので、今温泉地は激安で泊まれます。
原発関連で避難してきた人が、どんどん戻って、温泉地は空いています。
大地震でも、温泉の湧出が止まったという情報はありません。
お湯はそのまま宿泊費は安い。
というわけで、今週末は車で20分の蔵王温泉に泊まってきます。
1泊2食付7350円。皆さんもいかがですか?
春なのですから。
写真は去年の今ごろ、京都の春。
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[春なので]



urutorahurosu at 21:03|PermalinkComments(5)めぐる季節