2010年10月

2010年10月31日

ストレス溶解の北温泉

那須高原の一軒宿の秘湯・北温泉で、日ごろのストレスを温泉に融かしてしまおうと、土曜日休診にしていたのですが、台風接近で土砂降りです。
最高の紅葉の撮影を期待していたのですが、ガスで何にも見えずに、せっかくの那須高原デビューなのに撮影どころではありません。昼過ぎには旅館の駐車場に到着。そこから谷底へ向かって10分近く下るのですが、山歩き用の雨具とザックカバーが大活躍です。
まわりの崖はまさに紅葉の一番の見ごろ。なのに雨がすごくてカメラを構えることさえできません。
部屋は4畳半の昭和のお部屋。他にも江戸時代の部屋と、明治の部屋がある古~い建物です。
布団はセルフサービスなので、コタツとガスストーブに点火して布団を敷いて荷物を広げると、足の踏み場もなく、学生時代の下宿の世界。
お風呂は7ヶ所くらい、一番人気は写真の天狗風呂。浴槽の建物は江戸時代のものだそうで、すごい勢いでお湯が注がれています
一応混浴ですが、普通の感覚では女性は無理。廊下と脱衣所の仕切りは玉簾だけ。
悪天候で、日帰り入浴も少なく、昼過ぎなのに貸切状態で入れます。
他にもプールのような巨大露天風呂や露天風呂などいろいろありますが、この天狗の湯の雰囲気はたまりません。
着いた日は5回、次の日は仙台で研修会なので、我慢して夜明けの1回だけ。
いい紅葉写真は撮れなくとも、温泉にヘロヘロになった極上の週末でした。
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[極上の湯]



2010年10月27日

紅葉情報

ネットで紅葉情報「見ごろ」というので行ってみると、実際にはまだ紅葉が始まったばかりのことが多く、がっかりさせられます。
紅葉は「見ごろ」の最後の頃、散り始めの時が一番きれいなのです。
山ならば全山紅葉、町ならば道に落ち葉が敷きつめられる頃、すべての木々が色づき葉も適度に落ちて間引かれて、葉と葉の隙間から光が差し込み、その光を透かした紅葉の色がまた素敵です。
紅葉は朝か夕方の斜光の時間帯に、ぜひ逆光で見てみてください。
そんなことを思っていたのに、昨日から一気に木枯らしが吹き、今朝6時に外に出てみたら、車のフロントガラスは初氷。遠い山の上半分は真っ白です。
おまけに週末は台風が来るそうで、ヘタすれば紅葉を楽しむ前に風で木の葉が吹き飛ばされてしまいそうな雰囲気です。
写真は先週末の安達太良山麓の、まだまだ早すぎた紅葉を、むりやりそれらしく遊歩道でしゃがんで撮った1枚。
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[色づき始め]



urutorahurosu at 07:03|PermalinkComments(9)めぐる季節 

2010年10月24日

ススキの津波

先週末はサンバパレードの撮影で汗をかいたのですが、ふと気がつくと山はもう紅葉の時期。
気分を変えて、安達太良山麓の紅葉の撮影に行ってみたのですが、ちょっと1週間ほど早かったかなという感じです。
お出かけ日和の週末なので、スキー場の駐車場はすでに超満車。ゴンドラも長い列ができています。
ゴンドラは後まわしにして、渓谷沿いの遊歩道をゆっくりとシャッターを押しながら登ったり下ったり。
いくつもの滝があって、高齢カメラマンが長靴で水の中に入って三脚を立てている様子は、見ていてヒヤヒヤものです。
木の根道なので、実際は人に構っているどころではなく、悪路に転ばないようにするのに気を使います。
早めにゲレンデに戻ると、名残りのコスモスとススキと立ち枯れのヒマワリの群衆。
望遠レンズで群衆にピントを合わせると、ゲレンデのススキがまるで津波のように襲いかかる感じの写真になりました。
クリックして拡大すると、ススキの穂先がまるで波頭のように見えます。
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[THUNAMI]

urutorahurosu at 19:46|PermalinkComments(8)写真の話 

2010年10月22日

女性の長生きの秘密

人間の寿命は、地域や国によって差がありさまざまです。ただ共通しているのは「女の方が男よりも長生き」ということですが、これにはある秘密があるようです。
女性の体を作っている細胞はそれぞれX染色体を2本含んでいますが、男性は1本ずつしかありません。
X染色体には免疫に関わる遺伝子が12個乗っているのですが、男性の場合はX染色体が1本しかないので、遺伝子のどれかに異常がおきると感染に対応できなくなるのです。
女性はスペアのX染色体を持っているので、1本が異常をきたしても、もう1本がカバーするために、問題が起きないのだそうです。
地球ができあがって、人間のズ~っと祖先の、生物と言えるものが出現してから30億年。私たちの体の細胞一つ一つに、その30億年分の記憶が刻み込まれているので、今の科学や医学ではとても説明できない、わからないことがまだまだたくさんあるのです。
年齢の「齢」は歯に命と書くとおり、歯も長寿のキーポイント。
もうこの写真の頃に戻って、人生をもう一回やり直すことはできませんが、短くも長くも、それぞれに幸せだったと思える人生であれば、まぁそれでよき哉。
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[幸せに生きてね]







urutorahurosu at 07:02|PermalinkComments(3)歯にまつわる話題 

2010年10月20日

AEDの使い方

今月初めに、市歯科医師会でAEDの講習会をやりました。
去年は新型インフルエンザ騒動で中止したので、2年ぶり。やはりすっかり忘れています。
普段は全くやらないことなので、同じことを何回も繰り返し勉強しておくことが大切です。
今回も大学時代の友人の、救命救急センター長のドクターにお願い。
スタッフも一緒に100人の受講者に対して、20人ほどの救急隊の皆さんにボランティアで来ていただいて、中身の濃い講習ができました。皆さんに感謝です。
もうあちこちに設置されていて、広く知られているAEDですが、ちなみに山形市では過去に、一般の人がAEDを実際に使用した実績は、まだゼロだそうです。
先日のサンバパレードのチームの中に、こんなコスチュームのダンサーがいたので、ふと思い出しました。
ただし、AEDは背中に背負って使うのはやめましょう(笑)。
床に置いて、周りの人が離れたのを確認してからスイッチ・オン。
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[AEDでサンバ]



urutorahurosu at 13:41|PermalinkComments(4)歯にまつわる話題 

2010年10月18日

笑顔を撮る

あちこちの場所で秋祭りがたくさんの日曜日、選んだのは板橋区民まつりのサンバパレード。
この時期のサンバは珍しく、今年最後でしょう。
ネットでは12時から志村銀座商店街でパレードがあるとのことで行ってみたのですが、その気配すらありません。
サンバ期待らしき人が何人かいますが、みんなウロウロしています。地元のおじいさんに声かけられて、おかしいねと話していたのですが、どうやら板橋区役所のところでやるとのこと。
もう12時なので、おじいさんと一緒に小走りに地下鉄駅まで行って、3駅戻って駆けつけたらちょうど始まる寸前で、もうかなりの人出。
日中のサンバの踊りはあまり写真にならないので、今回はバテリーア(打楽器隊)の笑顔を撮ります。
若い人たちの、いきいき輝くこの笑顔がキラキラです。おまけに前から5番目の上下の歯に金属のクラウンが被せてあって、お口もキラキラ。白い歯に直してあげたいなぁ。
祭りもこれが最後。来週からは紅葉の撮影です。
今朝、奥日光では初氷とか・・
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[笑顔キラキラ]

urutorahurosu at 13:35|PermalinkComments(5)写真の話 

2010年10月16日

東北二科展入選

写真コンテストは大小あわせて年に4回ほど応募するのですが、最近は成績不振でした。
まあ楽しみ優先の写真が多いし、特にそのために頑張っているわけでもないので、写真としての強さに欠けるからかもしれませんが、去年ダメだった東北二科展に、入選のお知らせが届きました。
6月に江ノ電にブラブラ乗っていて、車窓から、七里ガ浜の大きい駐車場でフリマをやっているのを見つけ、下車して行ってみた時の、マネキンの表情に惹かれて撮ってみた2枚のうちの1枚です。
題名・・「湘南ガール」
今週末は首都圏でも秋まつりがたくさんあるようです。ブラブラお気楽散歩写真でも撮ってみようかな。
いい出会いがあるかもです。
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[湘南ガール]

urutorahurosu at 06:04|PermalinkComments(11)写真の話 

2010年10月14日

「みちのくYOSAKOIの2日目」は秋晴れ

一夜明ければ次第に青空が広がり、ジリジリと日差しが肌に刺さります。
だって日本は神の国。10月10日は「必ず晴れる日」と決まっているのです。
4年前から演舞のコンテストがあり、過去3回とも大賞を受賞したスーパーチーム「AOMORI花嵐桜組」の撮影が、この日の最大の目的です。
桜組は2日目だけの演舞なのですが、5回の演舞のうち3回見ることができました。
1回目はお昼の市民広場の最前列で今年の演舞の概要をチェック。司会者が「涙が出る!」と表現したほどすごいのです。踊りのキレが他のチームとはまるでレベルが違うので、観客席からはどよめきとため息と最後に大歓声。
2回目は夜の勾当台公園の最前列で撮影ですが、カメラを構えても演技の早さとキレで、なかなか構図が決まらずファインダーが追いつけません。桜組の演舞が終わると観客はゾロゾロ帰り始めて、空席が目立ってしまうほどの大人気。
3回目は市民広場の中央部に運よく座れ、チーム全体のバランスのすごさを満喫・感動しました。
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[花嵐桜組]










もちろん他のチームもたくさん撮ったのですが、ローテーションの関係で、楽しみにしていた東京理科大や信州大、東京農大などの大学生チームの撮影ができなかったのが残念でした。
2日間で1000枚ほど撮影して、11月の京都・奈良の紅葉まで、しばらくはいいかな。
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[熱演]

urutorahurosu at 06:54|PermalinkComments(5)写真の話 

2010年10月11日

どしゃ降りの「みちのくYOSAKOIまつり」(初日)

週末土日は仙台の「みちのくYOSAKOI」。
毎年撮影に行くのですが、今年は雨の予報なので、車に着替えやら替えの靴、登山用の雨具、ザックカバー、お尻に敷くクッション、そして肩ブレラ。
傘はアンブレラですが、「肩ブレラ」とは傘の柄を手で持たずに肩に巻きつけて差すことのできる優れもので、2年前にNHKの「おはよう日本」で紹介されたのをネットで買って、今回初使用なのです。
これで両手が使えるし、カメラ本体にも直接雨がかからないしと準備は万全。
夕暮れ、雨の勾当台公園のブルーシートは、同じように雨具を着たカメラマンが数人だけで、あとは皆立って見ています。だって、シートの上はちょっとした水溜り状態なのですから。
最前列のセンターで肩ブレラをして撮影している姿は、かなり奇異に映るのでしょうが気にしない。時折、雨もかなり強くなって、隣のカメラマンもまもなく帰って・・・
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[濡れても熱演]










今回の「みちYOSA」は、踊り手の数が1万人。各会場をローテーションで回りますが、「今日の勾当台公園の踊り手さんは、オイラ一人のために、雨の中を一生懸命踊ってくれている」まるでそんな感じなのです。
踊り手さんはびしょ濡れで熱演。こちらは直接体が濡れないので特に寒くもなく、タオルでカメラを拭きながら、結構快適に撮影できたのですが、靴の中だけはグショグショです。
最後まで撮影予定でしたが、途中レンズの内部が曇ってきてしまい、まるでフォギーフィルターをかけたようにしか写らなくなってしまって、ファイナル30分前にやむなく撤収。
ホテルの部屋は、濡れたものを乾かすので湿度100%で・・悲惨です。
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[雨に踊れば]



urutorahurosu at 19:15|PermalinkComments(5)写真の話 

2010年10月07日

おいしいお米

週末に温泉に泊まった次の日の朝食は、どうしてあんなに美味しいのでしょう。
今、全国で販売されている米の種類は300ほどあるようですが、どこの旅館も高級ブランド米を使っているわけではないと思うのですが、どうしてもお代わりがしたくなるおいしさです。
その理由のひとつはご飯の炊き方にあるのかもしれません。
少ない量を炊飯器で炊くのではなく、たくさんの米を一度に大きい炊飯器で炊くから、米本来のおいしさが引き出されるのだと思います。
そして食事の時の環境でも、おいしさの感じ方はずいぶん違ってきます。
朝風呂に入って二度寝した後の休日の朝。女性にとっては上げ膳据え膳が一番なのかもしれません。
また、山歩きをした時の昼食も格別なおいしさがあります。思いきり汗をかいた後の空腹感と美味しい空気さえあれば、おかずは問題ではありません。
収穫が終わり、ようやく新米が発売され、山形では「つや姫」が話題になっていますが、都会での人気はイマイチのようです。今はどの米もおいしいので、ネーミングからくるイメージが大事です。
「はえぬき」「どまんなか」そして「つや姫」ときた山形の米のネーミングは、それほど食欲をそそりません。
「秋田小町」「きらら」「ひとめぼれ」などは、一度は食べてみたいような気持ちにさせてくれます。
なかには「森のくまさん」「天使の詩」「つがるロマン」など、米よりはお菓子の名前に向いているようなのも。
写真は昔ながらのかまど炊きを売りものにしている小布施の食事処。これは技術が必要です。
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[かまど炊き]



urutorahurosu at 06:31|PermalinkComments(8)めぐる季節