2010年09月

2010年09月28日

彼岸花のころ

残暑で開花が遅れていた埼玉・日高市の巾着田。100万本の彼岸花がようやく見ごろのようです。
4年前から3年連続で撮影に行きましたが、去年はシルバーウィークに、奈良・明日香村の棚田の畦道を縁どるような彼岸花を撮影し、今年はお休みです。
先週末、神奈川・静岡のJR東海道線のホームに咲く彼岸花を、車窓から何ヶ所も見かけ、そういえばそろそろ9月も終わりなんだなと秋を感じました。
彼岸花は盛りの時期が結構短く、その年によって2週間位ずれることがあるので、遠距離の自分には、早くから計画を立てても当たりハズレがあります。
朝6時頃には駐車場はいっぱいになるので、車よりも電車利用がお勧めです。池袋から1時間。下車して徒歩20分。
写真はちょうど「一昨年の今日」の彼岸花ですが、人のいない場面を撮影するのが大変で、実際は花のすぐ向こうに、人がゾロゾロ。クリックして拡大すると見えるかな?
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[曼珠沙華]

urutorahurosu at 21:26|PermalinkComments(16)めぐる季節 

2010年09月27日

秋晴れの富士山と岳南鉄道

一気に寒くなってきて、朝晩はちょっとだけ暖房をすると、体がホッとします。
今となれば、あの残暑が懐かしく感じられる今日この頃ですが、この週末はまだ未乗車の、静岡・岳南鉄道に行ってみました。
日曜日は秋晴れで、富士山は平年よりも6日早く初冠雪したそうですが、肉眼では確認できません。
そんな富士山の裾野のJR吉原駅の隣、古くて小さい木造駅舎の窓口で硬券の一日乗車券400円を購入。昔、東急や京王線で走った赤や緑の老朽車輌が工場地帯の中をのんびり走ります。
休日の朝なので、利用客も数人程度。普段は貨物を牽引する古い電気機関車も途中駅で休憩中。
今回、どの駅もコインロッカーの設置がなく、リュックとカメラバックを持っての乗車でしたが、撮影はやはり最小限の荷物にしたいです。
写真は、たった一人だけ下車した岳南富士岡駅での1枚をトイデジ風に。
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[朝]




2010年09月24日

そうだ京都!

一気に最高気温も15度を切ってしまった雨の秋分の日。
たまった帳簿をつけたり書類を書いたりした後、まだ読んでなかった京都本。ページをペラペラめくりながら思いました。「そうだ、紅葉の京都、行こう!」
京都に行って必ず食べるのが「さば鮨」と「咲や」の料理。
京都には名店がたくさんありますが、高くて美味しいのは当たり前で感激しません。ガイドブックに載っているお店は、広告代が値段に上積みされてハズレの店が多いです。
あるブログでお勧めと紹介されていた「咲や」という和食のお店。
西陣の小さめの新しいお店ですが、いつも予約で満席です。いろいろメニューはありますが、いつも「大将のおまかせコース」を選びます。
デザートまで全10品でなんと3500円。どの料理もすごくウマぃ~のです。最初の頃はボリュームが多すぎて、途中から夫婦で1皿にしてしまったほど。おもわず若い女将に「この値段でやれるんですか?」と聞いてしまいました。
京都に行けば、この「咲や」に行くのも夜の楽しみの一つです。
すぐ近くには、あの義経が平泉に旅立つときに祈願したという「首途(かどで)八幡宮」や、町屋好きには有名な三上家路地の長屋など、歴史のにおいもプンプンの場所にあります。
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[旬菜処]



urutorahurosu at 07:39|PermalinkComments(4)ディープな京都 

2010年09月21日

高速道無料化

高速道の無料区間ができて、田舎の高速道は様相が一変しました。
まず、通行量が10倍になった感じです。まぁ10倍になったといっても、都会の感覚とは違って、もともとほとんど車が通らなかったので、その数はたいしたことはないのです。1分間に1台しか通らなかったのが1分間に10台通るようになった感じです。
何でもタダのものには群がるのが人間の習性のようで、特に用事もないのに「高速を使わないと損!」みたいな感覚になるのでしょうか。
おかげで一般道のレストランなどは売り上げが激減して、つぶれてしまうところもあるようです。
田舎の高速は片側一車線の対面通行が多く、スピードが遅い車の後ろに後続車が詰まっての渋滞もよく見られます。
休日の高速道を、軽トラの後に品川ナンバーのベンツCL600(ネットで調べたら定価2000万円)が一緒に時速60キロで走っている姿など、東京では絶対に見られない光景には思わず感動してしまうのです。
ベンツも軽トラも、旅は道連れ世は情け、田舎に来たら郷に従え!
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[走れ軽トラ]



urutorahurosu at 22:06|PermalinkComments(1)今日このごろ 

2010年09月19日

由利高原鉄道おばこ列車

連休なので鉄分補給の日にしようと、秋田県由利高原鉄道に初乗車。
山形を車で朝6時ちょい前に出発して、約3時間。
羽後本荘9時発の列車(非電化なので電車と呼べないので)にギリギリセーフ。これを逃すと次は10時50分なので、必死なのです。
一日フリーきっぷを買って、まずは終点の矢島まで往復乗車して、撮影スポットを探すのですが、この車輌には、若い女性のアテンダントさんが乗っていて、いろいろ案内をしてくれます。
近くの仁賀保から通勤しているというアテンダントさんは、笑顔がかわいい秋田おばこ。折り返しの列車が出るときには、矢島駅の売店のおばちゃんと一緒にホームで見送ってくれます。新旧おばこの笑顔でした。
おばちゃん、冷たい桜茶ご馳走さまね~。
旧国鉄矢島線なのですが、廃線になって25年。アテンダントさんの生まれる少し前の話だそうです。
次は車で撮影しながら追っかけです。田舎のローカル線は1~2時間に1本しか走らないので、撮影したらすぐに車で次のポイントに先回り。
ぎりぎりなので、三脚を立てる時間もありません。フットワークが優先で、手持ちでパチリパチリ。
レトロな小学校と踏み切り、鮎の友釣り光景、黄金色の稲穂の中の小さな小さな駅。これらと列車を組み合わせて、乗り鉄と撮り鉄を満喫できた半日でした。
帰りは鳥海山麓をドライブしながら、塩素臭のする温泉で汗を流して、それを元滝の冷気で冷まして酒田泊。
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[秋田おばこ]




2010年09月15日

歯の痛みの秘密

最近は歯が痛くて来院する人はめっきり少なくなりましたが、本当に歯が痛くなると、もうその痛みは大変なものです。
夜も寝られない、痛み止めを飲んでも効かない。
その秘密は「炎症」と「圧力」にあります。
虫歯が進行すると、歯の神経(歯髄)が炎症を起こします。
炎症というのは、血管が広がって赤くなったり、腫れてその部分が膨張するのですが、ぶつけたり虫に刺された箇所を見ればわかると思います。
ところが歯の神経(歯髄)の周りは、硬い象牙質に囲まれているので、炎症を起こした神経(歯髄)が膨張したくともできない環境にあるのです。
ちょうどストレスを溜め込んだ人が、そのはけ口がない環境にあるような状態です。
なので、その部分の圧力(内圧)が高くなって、ひどい痛みになるのです。
治療のポイントは、その部分に穴を開けて、中の圧力を低くしてあげれば、とりあえずの痛みはス~ッとおさまります。
歯医者が一番感謝される瞬間です。
「あの歯医者は名医だ!」と喜ばれますが、実は名医でもなんでもないのです。
ストレスも溜め込みすぎてそのはけ口が見つからないと、だんだん圧力が高くなってきて・・ついには爆発してしまいますよね。ガス抜きが大事です。
間欠泉と同じ原理ですね。
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[間欠泉]






urutorahurosu at 22:29|PermalinkComments(4)歯にまつわる話題 

2010年09月14日

ストリートジャズフェスティバルは雨

夏まつりは8月で終わり。秋まつりにはまだちょっとだけ早いし、そういえば仙台でジャズフェス・・ということで、昼からほろ酔い散歩をしようと思っていたのですが、あいにく雨模様の日曜日。
まあ、ドシャ降りでなければいいかと思いながらバスで仙台へ。
雨で中止かなと思っていたのですが、ヤプミーさんの情報で、雨の時は演奏はテントの中、ギャラリーは傘やカッパで立ち見という情報を聞いて、雨傘も絵になるかと、それもいいなと思って、首から提げたカメラにタオルハンカチをかぶせてパチリパチリ。
でもどうしても、濡れなくてすむアーケードの下が中心です。
雨が降らなければ、きっと地べたに腰を落としたり、みんな思い思いのポーズで演奏を楽しめるのでしょうが、この日だけは傘を差しての全員立ち見席。
なかなかレンズを差し込むすき間がありません。
ギャラリーの少ないテントの裏側から、傘を差して聞き惚れるオバサマがたをパチリ。
座れないので少々疲れます。
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[雨のジャズフェス]



urutorahurosu at 13:48|PermalinkComments(4)めぐる季節 

2010年09月12日

雨のソバ畑

今、ソバの花が満開です。
たまには勉強をしようと、歯周内科(歯周病を薬で治す)の講演会を聞くために、車で40分の東根温泉の会場へ。
16時開始なので、それまで近くのバラ園の秋のバラや、満開のソバ畑の情景を撮影しようとカメラを積んでいったのですが、まず~ぃラーメンの昼食頃から雨になり、現地へ着いたらもう土砂降りで下車できません。
しょうがないので、窓を開けてレンズを濡らして撮影した、雨に煙る自称「日本一のそば畑」。
畦道にコスモスでも植えてくれれば絵になるのになぁ・・・
ちなみに山形の蕎麦は、日本一美味いです。悪いけれど、正直、信州の蕎麦よりずっと美味い。でも、ウリかたが最低なので、メジャーになれません。
だから味が荒れなくていいのかも。
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[雨に煙る]



urutorahurosu at 03:45|PermalinkComments(7)めぐる季節 

2010年09月08日

ヒミコ

たまには夫婦で「おのぼりさん的旅行」も面白いかなと考えてみたのですが、おのぼりさんの定番といえば、まずは「はとバス」。
でも調べてみると、たいした場所にも行かないのに、結構高いんですねぇ~。ガイドさんがとびっきり美人なのかなぁ~、でも外れたら悔しいからやめ。
次の定番は浅草かな。今、スカイツリーの建設で、浅草は半端じゃない数の人々が集まっているというし、スカイツリーも完成すればず~っとそこにあるわけだけれど、「建設中のツリーは今しか撮れない」と、テレビでなぎら健壱さんが言っていた。
じゃあ、初乗船の水上バスで、スカイツリーと隅田川の橋めぐりといきますか。
さらに調べてみると、お台場までの直行便に「ヒミコ」という、松本零士デザインの、およそ隅田川には似合わない宇宙船のような船があるというので、乗船決定。
まるでサウナ状態の午前10時。他の船は窓を開けているので冷房なしのようですが、ヒミコだけは冷房完備で超快適、船内はサロン風。
海抜0mからの個性的な橋の眺めは、普段とは視点が違うのでなかなか面白いです。
50分ほどでお台場海浜公園着。休日の昼近くなのに、ショッピングモールは閑散としていて・・・んっ。
写真はヒミコと屋形船、鉄橋にはちゃんと東武伊勢崎線が・・見えるかな
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[ヒミコ]

2010年09月05日

たまたま藝祭

今年はもう暑さは充分に満喫しつくしたので、もうたくさんですね。
今日は京都で39.9度と、この夏最高気温を観測したようで・・・
上野の東京芸大美術館内の涼しさに惹かれたわけでもないのですが、「シャガール展」に行ってみました。先月に続いて2回目です。
ジリジリと肌を焼くような炎天下、上野駅公園口から芸大方面に向かう人の数が、やたら多く感じられたのですが、ちょうど今日まで芸大の「藝祭」だったのですね。
芸大美術館「シャガール展」の冷気で汗を引かせてから、意を決して灼熱地獄の「藝祭」会場へ。
ライブの音、模擬店の賑わいと、おなじみの学園祭光景ですが、さすが芸大、オリジナルのハッピやTシャツの販売、会場のあちこちに芸術作品。しかもこの日は校舎内へ入れるので、ちょっと興味津々。
古い校舎で懐かしい雰囲気ですが、やはり芸大、そこかしこの壁面にレリーフなどの作品が見られます。
結局、古い学食でお茶を飲んで、校舎の香りとともに学生生活の雰囲気を懐かしんできましたが、まぁ本当にこの暑さの中・・・若いってすばらしい。
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[やせるビールだそうです?]