2010年05月

2010年05月31日

選食の時代

夕方に西日に向かって、駅まで50分の散歩の途中、「食べ放題○○円」「食べ飲み放題」の看板や旗がたくさん目につきました。
テレビでも「大食いタレント」や「超高級グルメとお笑いタレント」の番組が目立ちます。
近年、私たちの「食」を取り巻く環境がおかしくなってきたようです。
「飽食の時代」といわれて久しいですが、それが「崩食」今や「呆食」となってきているようです。
普通、駅弁の賞味期限は朝の弁当ならば午後まで、午後入荷の駅弁はその日の夜までで、普段私たちが家で料理するものも基本的にはそんな感じで食べています。
ところがコンビニ弁当の賞味期限はそれよりもず~っと長く、それを不思議と思わないのを逆に不思議に感じます。
台所でカットした野菜は、半日もそのままにしておけば切り口が変色して、次第に生ごみ化してくるのに、スーパーで売っているカット野菜はなぜ変色しないのでしょうか。
「食」という字を分解すると「人を良くする」と書きます。今は身体に良いか悪いかを、自分で学んで自分で選ぶ「選食の時代」なのです。
同じ散歩の途中に、小学生の作った標語「食卓で 食べる・話す・聞く笑う」の看板。
「選食をどこで学べばいいのか」の答えがありました。




[呆食の時代]



urutorahurosu at 05:25|PermalinkComments(0)歯にまつわる話題 

2010年05月27日

雨の流山電鉄

日本最短芝山鉄道ではまるで鉄分補給にならないので、次は常磐線馬橋駅まで行って流山電鉄に乗車です。
ここも全長たった5,7キロの私鉄ですが、開業90年と古く、現在は旧西武車輌が6色に塗り分けられて運行されている、個性的で大好きな路線です。
特にこの日みたいな雨の日は、先頭車輌の濡れたガラス越しに見る民家の軒下などの沿線風景やカラフルな車両は格別なのです。
雨のフィルターを通して撮影した写真は、まるで手書きの絵のようで、そう・・これこそが私鉄ローカル線の風景なのです。
終点流山駅前はやはりシャッター通り。日曜日なのにカメラ屋さんも閉まっていて、開店しているのはトンカツ屋さんと金物屋さんだけ。デジカメの単3電池を買えるお店もなかったのです。
雨の日曜日、傘をさすこともない「乗り鉄な日」。




[雨のフィルター]



2010年05月26日

日本最短鉄道

「日本一短い路線」が首都圏にあるというのを聞いて、鉄分不足の血が騒いで調べてみると、成田空港のところにあるらしいのです。
旧成田空港駅の東成田駅からたった一駅、芝山千代田駅までの2,2キロわずか4分間の乗車です。
京成電鉄とは違う会社なのに、日中は京成成田駅から京成電車で終点まで直接乗り入れることしかできません。まるで京成の枝線のようで、別会社にする理由がわかりません。
今は廃墟のような東成田駅地下ホームからは、なぜか線路は蛇行をくり返し、地上に出たと思ったらあっという間に終点です。
テロ対策のためなのか、車内と芝山千代田駅構内には、制服の警官がいます。駅前はバス停があるものの、お茶を飲む場所もお店も何~んにもなし。旅情のかけらもありません。
高架のレールの先はちょん切られたようになっていて、いずれどこかまで伸びるのかもしれません。ふ~ん・・・



[駅前看板]


2010年05月24日

くりはま花の国

今年の5月の花は例年よりも開花が10日くらい遅れて、予定通りにいきません。
というわけで予定を変更して、ポピーの撮影に「くりはま花の国」へ初めて行ってみました。
京急またはJR久里浜駅からタクシーでワンメーター、入園料は無料。斜面一面にポピーと矢車草などが咲いていますが、ちょっと盛りを過ぎた感じです。
着いたのが昼近くで光線の状態が悪く、なかなかモデルになるような花が探せません。何とか数本の好みの花を見つけてシャッターを押しますが、三脚に中腰で結構腰が疲れます。
旅行の時は重いレンズは持てないので、チープな軽い望遠レンズを使います。
ポピーの赤には矢車草の青の色合いが、すごくよく似合います。
今日の1枚は、初夏の花束。




[初夏の花束]



urutorahurosu at 06:25|PermalinkComments(1)写真の話 

2010年05月17日

この週末

GWに続いての大掃除を決行したのです。
駐車場には2台目のコンテナ。今回は技工室、院長室脇の倉庫、機械室、除雪道具を入れている倉庫がターゲットですが、いざ始めると、まぁ出るわ出るわ。
カルテや諸帳簿は法律で保存期間が決まっているので、それ以前のものはすべて処分しましたが、カルテは個人情報なので、別に溶解処分してもらう箱にギュウギュウ詰め込みます。
古い石油ストーブやファンヒーター、壊れた除雪道具、学生時代のもう読み返すこともない教科書、開業当時の専門雑誌etc・・・
どうせ汗まみれ、埃まみれになるので、掃除のご褒美として例によって一泊二食9450円のホテルを蔵王温泉にちょうど見つけて体を癒します。
いつもと違ってかなり立派なホテルで、部屋も快適、別棟の源泉かけ流しの湯は蔵王らしい白濁の硫黄泉。食事も値段のわりにまあまあで、テレビもつけっぱなしで熟睡しました。我が家から車でちょうど20分、GW後の閑散期はお得です。
日曜日は好天で、遠く朝日連峰の白い山肌が青空に映えます。蔵王は今が桜の満開期。朝食のバイキングのあとは家に戻って大掃除の続きで、コンテナはまたも満杯状態。
今回お宝大発見。倉庫の中になぜか捨てずにとってあった昔の週刊誌の束。ペラペラめくるとなんと、今をときめく必殺事業仕分け人「蓮舫議員」のクラリオンガール時代の、ハイレグ水着グラビア写真。あまり好みじゃないけれど、将来総理大臣にでもなった時のために捨てずにおきます。
今朝はやはり筋肉痛、次回は秋にでもまたやってみようかな。




[朝の風景]






urutorahurosu at 06:59|PermalinkComments(1)今日このごろ 

2010年05月12日

藤を撮る

今まで藤の花をきちんと撮った経験がなかったので、この大藤をどのように撮ろうか迷いました。
最初、広角レンズで近寄ってダイナミックに撮ってみようと思いましたが、藤棚を支える支柱が目ざわりです。風で揺れる花の様子をブラして風の雰囲気を出そうとしても、藤棚がジャマです。
今度は望遠レンズで狙ってみても、藤棚の鉄パイプや木製の支柱が画面のどこかに入ってしまいます。
多重撮影で、前後の藤の花をシャワーのしぶきのようにボリュームアップして支柱を目立たなくして、さて背景はと見ると、藤の幹のわきから次々と見物客が見えてしまって・・絵になる子供だったらいいのだけれど。
人が見えなくなった瞬間をねらってパチリ。




[藤の精]



urutorahurosu at 06:31|PermalinkComments(1)写真の話 

2010年05月09日

藤の花シャワー

「世界一きれいな藤の花」(たぶん自己申告)が見ごろだというので、足利フラワーパークの大藤を見に行ってきました。
ここは朝型人間にはうれしいことに7時開園なので、7時40分に到着した時にはもうかなりの人出、お土産やテイクアウトの店の前には行列ができています。
園内はいろいろな種類の藤の花を中心に花盛りですが、やはり目玉は2本の巨大な大藤。
15年かけて土壌改良などをして、1本の藤の木が600畳もの広さに枝を広げるまでに手をかけて、人間も環境を整えてあげればここまでなるのかと思っちゃいます。
早朝5時過ぎに日暮里を出て、朝食代わりに並んで買ったたこ焼き。これは世界一(自分の感想)不味くて完食できませんでした。あっ、その後レストランで食べたキノコのパスタは美味しかったですよ。
藤シリーズの藤そば・藤うどん・藤ソフトが売れてました・・これに藤圭子(宇多田のママ)の「夢は夜ひらく」でもあれば完ぺき?夜のライトアップもきれいだそうです。
1本の藤の木の広がりがこんなにも・・藤の花がシャワーのように降り注ぎます。
中央の黒いのがこの花の幹ですよ。




[花シャワー]

2010年05月06日

北海道ちょい鉄

GWは毎年遠出しているのですが、今年だけはお出かけなし。ということで一念発起して、院長室の大掃除をしたのです。
いちいち分別していてははかどらないので、駐車場にコンテナを置いてもらって、そこに片っ端から本やゴミを捨てていきます。
ネットを始める前は時刻表が愛読書だったので、本棚の一番上に埃にまみれた古い時刻表が20冊ほど残っていました。
その中で一番古かったのが、1984年の1月号の交通公社の時刻表。北海道の路線図を開くと、今では信じられないほど網の目のように鉄道網が網羅されて、昔の思い出がよみがえってきます。
北海道は、今では車なしでは行きたい所にも行けませんが、昔は鈍行の夜行列車などもあり、鉄道とバスかヒッチハイクで何とかなったのです。
この1冊だけは捨てずに埃を拭いてまた本棚に戻し、後はすべてコンテナの中。
ちょっとした時間のちょい鉄分補給でした。
写真は1984年の北海道の路線図。鉄道旅行の夢が広がりますね。情けないほど路線の少なくなった現在と比べてみてください。



[今昔物語]








urutorahurosu at 06:25|PermalinkComments(1)今日このごろ 

2010年05月02日

ストレス溶解温泉

肘折温泉は超々豪雪地帯にあるために、昭和の温泉場の面影を色濃く残している場所ですが、例によって一泊二食1万円しかも一人旅OKの宿が見つかったので、GW初日に久々に行ってみました。
最短距離の峠越えの道は除雪もされずに通行止め。最上川に沿って北上し、雪原ではフキノトウを採ったりしながら肘折到着。
肘折といえば山菜なので、夕食は見た目のボリューム感がなく、じゃらんの口コミではポイントが低いのがうなづけますが、おひたしや和え物の味はその辺の主婦にはとても出せません。
温泉はやや茶色がかった色で飲泉するとちょっと鉄臭い味で、当然ながら美味しくはありませんがやや熱めのいいお湯で、日頃のストレスを溶かすには絶好です。
もう一つ、肘折といえば朝5時半からの朝市ですが、雪のためにまだ思うように山菜が採れずに、アケビの新芽やコゴミが中心に漬物などがならび、どの宿もGWで満室なので早朝から賑わっています。
添加物一切なし、完全自然食品店ですね。




[健康食品店]