2008年11月

2008年11月26日

京への思い

毎年この時期になると、TVのワイドショーでは、京都の紅葉が生中継で放映されます。
京都では大体今頃から12月初旬までが紅葉の見ごろなので、名所はどこへ行っても大混雑なのですが、昨日も患者さんから、連休に京都に行って東福寺では3時間待ちだったと聞かされました。
今年は台風の直撃がなかったので、モミジの葉が痛んでなく、例年になく綺麗なようです。
つくづく思うのですが、京都は巨大テーマパークだと感じます。
とりあえず往復の交通と宿さえ確保すれば、こんな大混雑の時期でも、観光客のいない穴場などいくらでもあります。
大徳寺高桐院の入り口の散りモミジ、鷹ヶ峰の光悦寺の雨上がりのエントランス、真如堂本堂脇の大モミジから三重の塔を午後の逆光で見る光景など、わざわざ拝観料などを払わずに見られる感激の場所が目白押しです。
もし雨が降ったら、京都駅のエスカレーターに傘を差して乗りましょう。
写真は我が家から車で5分の、もみじ公園の一昨日の朝モミジ。




[朝モミジ]


urutorahurosu at 06:18|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2008年11月19日

真岡鐵道のSL

「袋田の滝の紅葉の休日は大渋滞で動けなくなる」との口コミをネットで読んで、前日に急遽行き先を変更して、真岡鐵道のSLに乗って、益子焼の町に行ってみました。
真岡線はC11型とC12型のSLが走っているのですが、この日はC12型でラッキー! 昭和一桁製造の老機で、現在国内では、たぶんここだけしか走っていない希少のSLです。
学生時代に、九州阿蘇山麓の旧国鉄高森線で一度乗車したきりで、久々の再会ですが、デフが付いていないぶん、C11型よりも野生的。
出発時には黒煙と左右からの蒸気の噴き出し(これがあると写真の迫力が違う)のファンサービスで盛り上がります。窓を開けると飛び込んでくる石炭のスス、これもまた嬉し。
益子では益子焼の店をのぞいたり、帰りの真岡駅ではCMの撮影現場に偶然遭遇したりして、本日、真岡線とJR水戸線全線完乗。



[出発進行]



2008年11月12日

近くて遠い

蔵王山系は山形側からはいつも見ていて、時々訪れるのですが、近くて遠い宮城側の南蔵王には、温泉以外は行ったことがありませんでした。
歯科医師会のカメラクラブの撮影会で9日に行ってみましたが、まるで北海道のような景色に、ちょっと気に入ってしまいました。
紅葉も散り始めの一番色の濃い時期、山形の南陽から二井宿峠から七ヶ宿へ抜けて、滑津大滝、そして不忘山を望みながら遠刈田へ向かう道路沿いの色付く森。青少年旅行村では野生の猿にも遭遇。
横川渓谷のつり橋からの不忘山。森の中にぽっかりと細長い姿を見せている長老湖では、写生をする人が何人も見られます。
最後に遠刈田温泉の立ち寄り湯を組み合わせれば、お奨め半日コースの出来上がりです。
次は新緑の頃に、個人的に行ってみようと決めました。




[写生びと]


urutorahurosu at 06:48|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2008年11月04日

呑んべ横丁

路地に迷い込むと、子供の頃のドキドキ感がよみがえってくるので、なんともいえない楽しさがあります。
谷根千(谷中・根津・千駄木)の路地歩きは最近有名になりすぎたので、あちこち穴場を探しているのですが、街歩きのTV番組でちょこっと紹介された「呑んべ横丁」というネーミングに惹かれて、探しに行ってみました。
再開発の谷間にとり残された、昭和30年代の遺物のような細い路地の飲み屋街。
午前中に行ったので人通りはゼロ、というか夜でも人が歩きそうもありません。おそらくその多くは廃業しているのではないかと思われ、まるで魔窟のような廃墟のような世界が目の前に。
そこだけ濁った空気がよどんでいるようで、その迫力にとても長居はできません。夜はどんな風に変身するのでしょうか? 参りました。
京成立石駅から線路沿いに徒歩2分。まだこんな場所があるんですね。




[魔界への入口]