2008年08月

2008年08月31日

海辺の小さな終着駅

3日間乗り放題12000円パスが使えるのに、日本列島の緩やかなS字カーブの真上に、S字の前線がそのまま乗っかってしまって、どこの天気予報も雨マークがついていて、迷いながらも銚子電鉄に久々に乗車しました。
終点の外川駅は、古き良き銚子の面影が残ったノスタルジックな駅舎で、電車から一歩降りると、そこだけが時が止まったような錯覚に陥ってしまうなつかしい駅舎です。駅は有人駅で、入場券は今では珍しい硬券です。
駅を出ると坂道と石畳の漁村の町並みが、眼下に太平洋を見下ろすように形成され、漁村らしい風情が昔ながらの外川町。
運良く昼近くから青空もみられ、夏雲と秋雲が混在してにぎやかな空、見ていると飽きません。
8月の最終日、ゆっくりのんびり、夏の名残りの一人旅。




[終着駅]


2008年08月23日

びしょぬれの日

今年は江戸「深川まつり」の3年に一度の本まつりです。
お盆休みの最終日の早朝7時過ぎから、54基の神輿が富岡八幡宮から8キロ以上の道のりを、昼食タイム以外は休みなしで練り歩く姿は圧巻です。
沿道からはホースやバケツや消防署の散水ホースで担ぎ手に水がかけられます。担ぎ手は当然びしょぬれ、観客も気をつけないと、いつ水が降ってくるか分かりません。
写真撮影も、カメラをタオルでガードしつつファインダーをのぞきながらシャッターチャンスに集中していると、時折り頭から水をかけられてしまいますが、それもまたすごく楽し。
デジカメは水に弱いので、体でカメラをかばうためにシャツはビショビショ、今年は特に濡れました。
いつもは死ぬほど暑い深川まつりなのですが、今年だけは前日の猛暑とは一転してジャケットがほしくなるほどの涼しさで、昼頃にホテルに戻ってシャツや帽子をしぼってから、熱い浴槽で冷えた体を温めました。




[水かけ]

urutorahurosu at 06:14|PermalinkComments(0)写真の話 

2008年08月14日

ヨイショ!

山登りなどは年に一度くらいしかチャンスがないのですが、先週末に市歯科医師会の理事会を、鳥海山4合目の山荘で開催し、日曜の朝に片道2時間半の登山を楽しめました。
地元の先生差し入れの酒などを飲みすぎたおかげで、大広間での雑魚寝もグッスリ眠れたのですが、ほとんどの人が二日酔いの状態で、水分を補給しながら、ヘロヘロで石畳の斜面を登っていきました。
小さな高山植物の盛りは過ぎていましたが、ニッコウキスゲやチョウカイアザミなどがたくさん見られ、やっと到達した鳥海湖。あたりにはまだ雪渓も残っていて、はるか先の山頂も雲の間に雄々しくそびえ、振り返れば日本海と飛島が広がり、まさに絶景で登山の楽しさが感じられます。(ここで引き返すので後は下りだけでなお楽し)
下りはさすがに膝にきて、ストックのお世話になりながらヨイショ、ヨイショ。「ヨイショ!」が自然にでると中年と言われますが、上りも下りも前後から何百何千回のヨイショ!を聞いたことでしょう。




[サングラスと鳥海湖]


urutorahurosu at 06:02|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2008年08月05日

秘境駅(赤岩駅)

数年前から認知されてきた『秘境駅』とは、鉄道の駅でありながらその利用客の少なさ、鉄道や車での到達の難しさから、その存在そのものが「?」となっている駅で、TVの旅番組や本、コミックで紹介され話題になっています。
日本の田舎・山形の近くにもいくつか存在しますが、福島に泊まった日の朝に赤岩駅に行ってみました。
福島駅からわずか3つ目の駅で、かつてスイッチバックのあった駅ですが、早朝の電車で行って戻らないと、何もない場所で5時間くらい過ごさなければなりません。
駅前はかろうじて林道が通じていますが、最寄の人家は徒歩30分くらい。冬場は車での到達は不可能。物置小屋のような駅舎が駅前通(林道)にポツンとあるだけで、利用客は1日に1~2人のようです。
もちろん下車したのは私一人、発車間際に車掌さんから「新幹線に気をつけて」と注意を受けました。
そう、ここは「山形新幹線つばさ」がトンネルから急に顔を出して頻繁に通過する秘境駅です。ホームに聞こえるのはセミと鳥の鳴き声だけ。もし電車が運休すれば、連絡方法は皆無。
近いけれど遠い『赤岩駅』・・全国秘境駅ランキング12位



[近くて遠い]






2008年08月03日

若いってすばらしい!

ほとんど毎年、8月の第一土曜日は福島のわらじまつりの撮影に行きます。
フィナーレに踊る「ダンシングそーだナイト」は、1時間半以上まったくの休みなしで、老若男女の様々なグループが色とりどりのコスチュームで、熱く華麗な踊りをフィナーレまでエンドレスで踊り続けます。
振り付けは各グループそれぞれ。踊りの輪の中で撮影をしていると、若い人たちのエネルギーが入ってきて、体が軽く感じます。(アルコールのせいもあるかも)
やはり写真になるのは笑顔の素敵な若い人。終了間際になっても、踊りの勢いは変わりません。
汗まみれになって、終了後の審査発表まで、福島の街は熱く盛り上がります。




[exited njght]






urutorahurosu at 21:40|PermalinkComments(0)写真の話