2008年04月

2008年04月28日

あこがれの飯田線

秘境駅ブームで人気のJR飯田線は、長野県辰野から愛知県豊橋まで約200キロの長大ローカル線で、私にとって未乗車のあこがれの路線でした。
未乗車のわけは、この線には94の駅があり、完乗するには7時間以上かかり、特急は飯田以南に一日2往復しか走ってなくて、超スローな旅が強いられるという理由のためなのですが、今回、縁あって飯田に行く用事ができ、わくわくしながら計画を立てました。
豊橋からの沿線途中は、天竜川の渓谷に沿って隧道に近いような小さなトンネルが続き、トンネルとトンネルの間に駅が点在し、先頭車両の運転席脇から見ていると、トンネルの中でもカーブしていて、巨大テーマパークの中にいるような錯覚に陥りそうになります。
この路線には、秘境駅ベスト40の中に、なんと6つもの駅がランクインしており、もっとも有名なのが「小和田(こわだ)駅」で、秘境駅NO2にランクしています。雅子妃の旧姓と同じということでマスコミの注目を浴び、古い駅舎で結婚式をあげたカップルもあったようです。
かつて4つの私鉄路線が一緒になってようやく国鉄化したことが彷彿されるような難所のトンネル・天竜川の景観・中央アルプスの山並みと、飯田線の魅力は尽きません。




[Curve]


2008年04月23日

季節限定

北国山形には、四季折々のいろいろな食材がありますが、今の時期はなんといっても多種多様な山菜がお気に入りです。特に好きなのがアイコと山ウド。アイコは毎日どんぶり一杯のおひたしにして食べても飽きません。
山菜専門の料亭に行けば結構な料金がかかりますが、地元のおばちゃんから買って家で食べれば、リーズナブルで好きなだけ堪能できます。もちろん天然物限定です。
昨日の夕食は山菜三昧。アイコ・山ウド・コシアブラ・ウルイ・こごみ・フキノトウ等々・・動物性タンパク質は、身欠きニシンの天ぷら2切れのみ。次の日の朝食も同様です。それでも飽きないのは、山菜のパワーでしょうか。
もし山菜が年中出回っていたらきっと、普通の野菜のようにありがたみが薄く感じることでしょう。やはり季節限定だから、よりおいしく感じるのでしょうね。




[山菜三昧]


urutorahurosu at 19:52|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2008年04月21日

水芭蕉の頃

少しの風で今にも花吹雪になってしまいそうなくらい、こぼれんばかりの満開の晴れの日の山形。
今年はろくな花見ができなかったので、F先生に誘われて、ライカウィルス感染中のN先生と3人で朝6時から、近場のあちこちの桜の撮影に行ってみましたが、レンズを取り替えたり三脚を立てたり、やはり撮影は楽しいです。
早朝からの行動なので時間が余り、桜だけでは物足りずに山形の西の山にある水芭蕉の群生地にも足をのばし、水のほとりに夢見て咲いている白い花の撮影も楽しみました。
ついでに残雪のわきで、芽吹いたばかりのフキノトウを見つけて、天ぷらと蕗味噌の食材をゲット。
ところで「夏が来れば思い出す・・・」でおなじみの「夏の思い出」という歌は、歌詞に間違いがあるそうです。
「水芭蕉の花が咲いてる・・」とありますが、尾瀬で水芭蕉の花が咲くのは5月末の尾瀬の春先で、山形の里山でも今頃が一番きれいな時期。夏の尾瀬では見られません。
ここは水芭蕉が終わりかけると、次に雪椿の赤い花が群生してGWをむかえます。




[儚い夢]


urutorahurosu at 07:08|PermalinkComments(0)めぐる季節 

2008年04月16日

汗の香り

4月は学校で歯科検診のある時期ですが、私が学校歯科医をしている高校でも、若い先生にお手伝いをしてもらって、3日間で2000人弱の検診をします。
会場はいつも体育館ですが、今年は2Fの剣道場。寒かった初日、閉め切った広い板敷きの空間に一歩踏み込むと、胴着にしみ込んだあの独特の汗のにおいが充満していて、思わずむせてしまいそうになりました。
若さのにおいというか、男のにおいというのか、でも同行した衛生士さんたちにも快適なにおいではなかったようで、すぐにマスクをしていました。
ジャージに書いてある生徒の名前、先日の1歳半児健診の時とは違い、まだまだ振り仮名なしでも読めました。
香りといえば、日本三名湯の下呂温泉には「下呂の香り」という、声に出しては読みたくないインパクトのある名前の銘菓がありますが、期待に反して非常に美味だそうです。「下呂牛乳」は残念ながら経営統合で消滅しまったようです。
検診終了の今日、山形は24度、ソメイヨシノは満開になりました。




[剣道場]


urutorahurosu at 22:25|PermalinkComments(0)歯にまつわる話題 

2008年04月15日

コンフォート

山形駅前にも最近、ビジネスホテルがたくさんできて、人ごとながら経営が成り立つのか心配になってしまいますが、そのほとんどが全国的なチェーンホテルのようで、きちんと戦略ができているのだと思います。
いろいろなネーミングのホテルがありますが、コンフォートという言葉も「快適さ」という意味で使われています。
歯科でも「快適さ」を求めて、いろいろな新しい材料が出現していますが、入れ歯にも『コンフォート義歯』という、内面を生体用シリコーンでクッション加工した義歯が全国的に話題になっています。
保険適用外で技工料金も高いので、値段が高くなってしまいますが、3年間の保証もついているし、インプラントのように体にメスを加えることもないので安心して使用できます。詳しくは『その他の診療』のページからHPへアクセスしてみてください。
この義歯のスキルアップの研修会。東京では予報通りの雨が降り、落ち着いて受講できました。
もし晴れの日だったならば、室内にこもっての研修会なんて、きっと気もそぞろだったことでしょう。



[コンフォートな時間]


urutorahurosu at 07:26|PermalinkComments(0)歯にまつわる話題 

2008年04月09日

湯の町エレジー

有名どころの温泉などはめったに泊まらないので、そんな温泉街の夜の賑わいなどはわからないのですが、「おもいで号」を鳴子温泉で途中下車して、滝の湯という共同浴場に入浴してきました。
昼とはいえ日曜日なのに、温泉街は閑散としていて土産物屋にもほとんど客らしい人も見かけず、最近の田舎の町のシャッター通りが連想されます。
滝の湯は鳴子でも昔からの共同浴場で、150円の入浴料で、青白色のにごり湯が堪能できます。さすがにここだけは次々と入浴客がやってきます。
熱い湯とぬるい湯に交互につかり、打たせ湯で腰と肩をマッサージ、思い切り堪能するとちょうど昼過ぎ。
近くの蕎麦屋でビールを一本、極楽です。
新庄駅では地元のおばちゃんたちの作った漬物と煮物(各200円)を買って、夜の部の楽しみとして、南東北環状線を完乗です。



[こけしのおもいで]

2008年04月07日

春の日ざしに誘われて

北国もようやく春らしい気候になって、こんな日は家でゴロゴロしているわけにもいかず、JRの「小さな旅ホリデーパス」を使って、南東北環状線に乗ってきました。
環状線というと山手線や大阪環状線だけかとお思いでしょうが、山形~仙台~小牛田~新庄~山形とぐるりと回れば、大環状線ができ上がります。
お目当ては仙台から新庄に休日運行している、旧国鉄色の「おもいで湯けむり号」で、昭和40年代に修学旅行専用列車として活躍しましたが、今日はほとんど鉄ちゃんたちの専用列車みたいです。
30年前の4月4日は、あのキャンディーズの解散コンサートの日だったそうですが、「おもいで号」もちょうど30年ぶりの再デビューだそうで、今は元気のないオジさんたちが、昔元気だった頃に戻れるつかの間の時間だったようです。



[再デビュー]