2007年06月

2007年06月25日

夏至の頃

夏至の頃は、診療が終わってもしばらくの時間明るいので、ちょっと得をした気分になります。同業者なのに米沢の友人は、明るいうちから酔っ払って電話をかけてきて、その話に付き合っていると暗くなってきてしまい、ちょっと損をした気分になります。
晴れた日の黄昏どきは、本当に気分がいいもので、タウンザックにお茶と交換レンズ・雑誌等を積めて、カメラを肩に1時間くらい散歩に出て、歩きながら太陽が沈む頃の空の様子を見ていると飽きません。
晴天の日は、陽が沈んでからも空の色が刻々と変化して青の濃度が強くなり、最後は濃い群青色になって暗くなります。
「夕暮れの時はよい時、かぎりなくやさしいひと時、それは季節にかかはらぬ、冬ならば暖炉のかたはら、夏ならば大樹の木かげ・・・」(堀口大學)



[学校帰り]


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2007年06月21日

三つの雨期

四季がはっきりしている日本にも、三つの雨期があります。一つはこれから本格的になる梅雨の時期。二つ目は秋雨前線と台風が重なる秋の長雨。そして三つ目は冬の日本海側の大雪です。
一年に降る降水量は、大体1700mmといわれ、大人の身長くらい降るそうです。その頭から膝くらいまでの水は、自然蒸発したり地下に浸み込んだりするので、私たちが生活に利用するのは、膝から下の分だけだそうです。
今冬の雪が極端に少なかったので、その分、他の雨期が大雨になるような気がするのですが、雨のおかげで四季それぞれの気候を味わうことができるわけで、雨にも負けず、気持ちをポジティブに持って、梅雨空を楽しみたいとは思うのですが・・・
診療中に窓を開けていると、雨の予感がわかります。カルテがしっとりとしてきて、銚子電鉄の「ぬれせんべい」状態になります。
先日、東京谷中の路地散歩をしていたら、ものすごい雷雨にあって、傘を差しても膝から下がビショビショで、路地なので軒先で雨宿りもできず、ひどい目にあいました。
「雨あめふれふれ母さんが、茶の間でお迎えうれしいな・・」雨を楽しむのも、ウーン・・大変。



[雨あがる]


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2007年06月10日

浅草が汗くさくなる日

東京の祭りで好きなのが、浅草の三社祭、深川まつりの水かけ、浅草サンバカーニバルです。
今年の5月20日の朝は、三社祭のハイライト「宮出し」がマスコミで話題になりましたが、東京メトロ銀座線にはハッピを着た人たちが目立ち、浅草寺境内では祭り人の歓声や怒号が響きわたり、快晴の浅草は一気に汗くさくなりました。
3年前、初めて撮影に行った時に、神輿の渡御について行って町内をうろうろしていて、レトロな居酒屋さんを見つけました。祭り衣装の町内の人たちのたまり場になっているようで、絶好の撮影ポイントです。
神輿が近づくと、2階の特等席から家族が身を乗り出して歓声を上げる様子は、ここ3年間定点観察ポイントです。
その家の3人の子供たちも、一年ぶりに見ると、当然のことながら年々成長しているのがわかり、その分こちらは年々年をとっていくのを実感します。
これから夏祭りの季節。汗をかいて躍動する祭りびとたちの、エネルギーを吸収です。



[Special Seat]


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