2007年03月

2007年03月31日

鉛温泉湯治部

最近の秘湯ブームで週末は山奥の温泉ほど賑わい、一人で泊まれる温泉などめったになくなったのですが、たまたま花巻の奥の鉛温泉の本館に宿泊できました。
20年近く前に一度泊まりましたが、名物の深さ130センチの白猿の湯は昔のままで、早朝5時前から30分ほど貸切状態で、足元から湧き出る源泉かけ流しにゆっくり癒されてきました。
旅館部は一部新しくなり快適な露天風呂もできましたが、湯治部は昔のままで2軒の売店では生活用品を売っていて、おばあちゃんと花巻の昔話に花が咲きました。
昔、花巻駅から鉛温泉まであった路面電車、バス停一つ手前の高倉山温泉にあった花巻YH、3軒あった売店も2軒になり、みんなみんな昔話になりました。
「むかーし、昔あったんだど。今、ないんだど。」
人気の大沢温泉も、客が増えすぎて温泉が循環式になったとか。源泉100%かけ流しのここは、貴重な温泉です。泊まるならば絶対に本館の古いほうがお勧めです。


[キャリア50年]



2007年03月21日

さよなら『くり電』

宮城県石越駅から細倉マインパーク前まで90年間走っていた「くりはら田園鉄道」が今月末で廃線になります。
「栗原電鉄」の電車時代には何回か乗車してますが、現在の「くり電」になってからは未乗車だったので、途中の沢辺駅まで乗ってきました。
廃線間近の週末とあって全国からファンが押しかけ、先頭車両の最前列にはビデオをセットしたTekkenたちが・・
沢辺駅は大正時代の建物で有人駅。切符もすべて懐かしい硬券なので、記念に入場券を買いました。今では他では見られない腕木式の信号機やタブレット交換もまだ現役です。
東京から来たTekkenオヤジの情報では、鹿島鉄道(2006.10.31のブログ参照)も今月末で廃線とのこと。
いつまでも少年の気持ちを持った鉄道ファンの夢が、また一つ思い出に変わります。


[楽しいな]







2007年03月15日

ディープな鶴見線

神奈川県のJR鶴見駅から京浜地帯に延びているマニアックな路線が鶴見線です。鶴見駅で専用の改札口を抜けると、あとはすべて無人駅。
鶴見から終点の扇町まではわずか17分ですが、その間には2つの支線があり、海芝浦と大川の2つの終点がさらに存在します。
海芝浦は鉄道マニアには有名で、駅の出口は東芝の会社の入り口になっており、社員証がないと、駅の外には出られません。
大川駅に行くには、休日は7時55分から17時42分まで一本の電車も走っていません。しかも午後の電車はこれ一本きりという、首都圏にありながらまさに秘境駅の風格があります。
私も2回に分けてようやく先週末に完乗しましたが、各終点駅には私も含めて数人のマニアとみられる人を見かけました。
鶴見線から南武支線などを巡る中学生のTekken(鉄研)小僧たち。一眼レフデジカメを自慢げに仲間に見せていました。小学生の時からのお年玉を全部はたいてしまったと聞き、嬉しい気持ちになりました。



[Tekken小僧]

2007年03月03日

春さがし(湯河原梅林)

先週末の湯河原梅林は七分咲き。
ここは白梅が多いので写真的には難しいのですが、山の斜面が一面の梅林になっていて、岩場ではロッククライミングの練習をする人、さらに高い山を目指して梅林の中を巡る人、、紅白の梅をスケッチする人、早くもスギ花粉にクシャミを連発する人、ウグイス色のメジロの群れと、いろいろと飽きません。
去年の今頃は、開花が遅れてまだほとんど蕾だったので、今年はリベンジに成功です。
3月に入りトップページの写真も、早春の山の雪の中で見つけた地元の銘酒に代えました。美味そうでしょ?
ついでにブログのデザインも、ちょっとだけ春らしく替えました。


[梅の香りに]

urutorahurosu at 08:42|PermalinkComments(0)めぐる季節