奥入瀬渓流をオープントップバスで行く誰でも思うことは同じなんだと感じた日

2021年10月03日

星野リゾート奥入瀬渓流ホテル体験記

一泊目が蔦温泉の源泉湧き流しの素晴らしいお湯を堪能して、次の日は星野リゾート奥入瀬渓流ホテル泊であります。
何といっても星野リゾート初体験。

その公式ホームページから、ウリの部分をまずは抜粋してみます。
1) 渓流とともに目覚める休日をお過ごしください
2) 八甲田山から湧き出る温泉、やさしい肌触りのお湯をお楽しみください
3) 季節を感じる催事、アクティビティを数多くご用意しております
4) 最高水準のコロナ対策宣言
5) 大間産マグロをはじめ、趣向を凝らした料理の数々…等々

ここは本館の玄関部分。
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 [星のや]

ホールからは奥入瀬の木々が絵画のように見えて、紅葉の最盛期はさぞ見事な眺めでしょうな。
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 [ホール]

無料のコーヒーを飲みながらチェックイン時間を待ちました。
中央には暖炉があり、冬場は薪が燃やされるのでしょう。
その煙は岡本太郎作の煙突?の中に吸い込まれていくようです。
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 [TARO OKAMOTO]

さてお部屋ですが、モダンツインルームというタイプの部屋でした。
そもそも星野リゾートの戦略というのが、昭和時代創業の潰れそうな経営不振に陥った旅館を買い取って、大幅にリノベーションして全くの別物のリゾートホテルとして、高額な宿泊費で客を泊める。
しかもすべてクレジットの事前決済で、キャンセル不可というやり方です。

まあそのやり方は一つの方法論なので勝手ですが、心情的にキャンセル不可というのはどうなのかなとは思います。
なので今回はシーズンオフなので、天気予報を見てから数日前に予約したのでした。

そうそう部屋ですが、笑っちゃうというか呆れるというか…
もう昭和時代の温泉旅館の部屋がほぼそのままで、畳を取っ払ってざらざらのカーペットを敷いてベッドを置き、壁紙と襖の紙は貼り替えてはいるものの、奥行きのない形ばかりの床の間もそのまま、床柱もそのまま、床の間脇の衣類を吊るしたり浴衣が置いてあるスペースもそのまま。
上記1)の渓流と共に目覚めるどころか、目の前は駐車場。
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 [昔の名残り]

部屋に出入りする襖の鴨居も敷居もそのままで、襖の取っ手も昔のまま色あせたやつを取り換えずに使っています。
空調の器具もどう見ても昭和の製品。
夜に空調をOFFにしてもモーター音が鳴りやまずに、結局部屋を替えてもらいました。
こんな空調をそのまま使っているのはダメですな。
外面はいいけれど、内面はボロという、舞台の大道具をイメージしてしまいます。
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 [昭和の空調設備]

食事もビュッフェスタイルの割には品数が少ない、マグロの刺身は大間どころかスーパーの刺身並み。
お風呂は循環掛け流し塩素臭温泉で、まるでスーパー銭湯状態です。

と、まあいろいろ書きましたが、自分は決して「アンチ星のや」ではないので、褒めるところも書きます。
それはまずスタッフの対応が素晴らしい、これは自慢できます。
変なオッサンのスタッフなどいなくて皆さん若くてテキパキと、即座に対応してくれます。
いろいろなアクティビティのスタッフも好感度が高いです。
自分はオープンバスに乗りましたが、バスのスタッフのおねえさん、散歩中に見かけた苔観察や渓流散策のアクティビティのスタッフのおにいさんたちも、脇から見ていても分かるくらい好感度が大でした。

最後に「最高水準のコロナ対策」はダメです。
今はどこでもやっている対策レベルなので、最高水準とうたうのは無理です。
特に夕食時のテーブル間が近くて三密状態。
当たり前のことながら皆さん会話をするので、もっと間隔を空けなければダメですが、満室ではないのにあの状態では、混雑期はもっとまずいと思います。

と、まあ星野リゾート初体験記でしたが、他の人から聞いた話ですが、ここ以外の星野リゾートでも客室のリノベーション状態は同じような手抜きの感じだったようであります。

最後にホテルの裏庭のカッパの像by岡本太郎ですが、全部クリックしてど~ぞ!
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 [カッパ]




urutorahurosu at 08:58│Comments(0)旅写真 

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